3月25日(金)

春の蕗提げしわれにも風が付く  正子
自解:蕗を油揚げと煮る。これは、お惣菜の定番。しかし、茎が1メートルほどの栽培蕗で風情もなくて、つまらないが、それでも季節のせいか、いいおかずになっている。丈の短い、茎の細い蕗。これが本当の蕗。筍もそろそろ。蕗と煮るのも定番。

○今日の俳句
まんまるい蕾もろとも花菜漬け/藤田裕子
まんまるい、黄色も少し見える蕾もろとも漬物に付け込むには、心意気がいる。日常生活が身の丈で表現された句。(高橋正子)

◇生活する花たち「菜の花」(横浜四季の森公園)


コメント

  1. 藤田裕子
    2011年3月22日 23:35

    お礼
    正子先生、「花菜漬け」の句を「今日の俳句」にお取り上げくださいまして有難うございます。毎年、この時期の花菜漬けを楽しんでおります。