★日当たって山の椿の花であり 正子
山を歩いていますと、少し前からヤブツバキが咲き始めているのを見るようになりました。まだ少し寒さが残るころから咲き出し、このまま春が終わるまで咲いては散り、咲いては散りでいて咲き続けて行きます。そこに日が当たっている、日差しの明るさが思われます。(多田有花)
○今日の俳句
春の雪正午の鐘の音をつつむ/多田有花
もとの句は、主語と目的語の関係において、読みづらいので、添削。春の雪はやわらかいものであるが、それが「物」を包むのではなく、「(鐘の)音」を包むところに、この句のユニークさがある。春の雪の降るなかでは、正午の鐘の音も詩情をもって聞き届けられる。(高橋正子)
コメント
お礼とコメント
正子先生、
「春の雪正午の鐘の音をつつむ」を今日の俳句にお取り上げいただき
ありがとうございます。思わぬ二日続きの雪となりました。
頂に立つと、近くのチャペルから正午の鐘の音。ふわふわと降ってくる
雪がそれを包み込むように思えました。
★日当たって山の椿の花であり 正子
山を歩いていますと、少し前からヤブツバキが咲き始めているのを見る
ようになりました。まだ少し寒さが残るころから咲き出し、このまま
春が終わるまで咲いては散り、咲いては散りでいて咲き続けて行きます。
そこに日が当たっている、日差しの明るさが思われます。