★どの家にも影あり残る春の雪 正子
春雪のあと、やわらかな春日の降り注ぐ明るい家々。家々の淡き影を置く雪には、少しも寒々しさはなく、温かな明るい季節を呼ぶ春の雪です。 (藤田洋子)
○今日の俳句①
三月の風に乾きしものたたむ/藤田洋子
春三月の風に心地よく乾いたものに清潔さと、「たたむ」という日本人の慎ましい行為がある。(高橋正子)
○今日の俳句②
長男元結婚
風なくてふたりの婚は弥生かな 正子
御社へ坂をのぼるも春の婚
白砂に椿は一花さえ落ちず
○今日は、長男の結婚式。昨日の地震で句美子も大手町の銀行から今朝方5時前に動き出した私鉄を乗り継いで帰宅。元も内幸町の会社から三時間かけて歩いて葛飾区の社宅にたどり着いた。結婚式の前日の巨大地震。長男も信之先生も原発が爆発するのではと大変気にしている。
今日は晴天に恵まれ、結婚式は無事に終わった。
コメント
お礼
正子先生、「三月」の句を今日の俳句に取り上げていただきありがとうございました。伊豆の花々、ともに素敵な紀行文、とても楽しませていただきありがとうございました。
★どの家にも影あり残る春の雪 正子
春雪のあと、やわらかな春日の降り注ぐ明るい家々。家々の淡き影を置く雪には、少しも寒々しさはなく、温かな明るい季節を呼ぶ春の雪です。