3月10日(日)

★芽柳のるると色燃ゆ向こう岸   正子
「るると色燃ゆ」に柳の芽吹きのみずみずしい色が目に見えるようです。対岸をほんのりと彩るように芽吹く柳、春のやさしい表情に心弾みます。 (多田有花)

○今日の俳句
春の雪正午の鐘の音をつつむ/多田有花
春の雪はやわらかいものであるが、それが「物」を包むのではなく、「(鐘の)音」を包むところに、この句のユニークさがある。春の雪の降るなかでは、正午の鐘の音も詩情をもって聞き届けられる。(高橋正子)

○早咲き桜

[早咲き桜/横浜日吉本町(2013年3月9日)]

○3月ネット句会開催。今月から、行事に合わせた句会ではなく、第2日曜日開催の月例ネット句会とする。
○午前中、5丁目に花の写真を撮りにゆく。一挙に春の花が開いた。辛夷、早咲き桜、馬酔木、さんしゅゆ、花にら、ミモザ、木瓜、やぶ椿、菫など。昨日の気温は初夏なみという。午後3時ごろ買い物に出たが、黄砂で向こうの信号から先が見えないほど。春の嵐が吹きまくる。

◇生活する花たち「桃の花蕾・藪椿・梅」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 多田有花
    2013年3月4日 16:20

    お礼とコメント
    正子先生、
    「春の雪正午の鐘の音をつつむ」を今日の俳句にお取り上げ頂きありがとうございます。
    増位山の頂で出会った春の雪でした。麓から聞こえてきたチャペルの鐘の音がやわらかく
    聞こえました。

    ★芽柳のるると色燃ゆ向こう岸   正子
    「るると色燃ゆ」に柳の芽吹きのみずみずしい色が目に見えるようです。
    対岸をほんのりと彩るように芽吹く柳、春のやさしい表情に心弾みます。