3月1日(火)

★菜の花の買われて残る箱くらし   正子
花屋さんに箱詰めにされて届けられた菜の花の明るさ。箱から出され、店に飾られ、一束また一束と買われていく。店の隅に残された箱が何がしか寂しく見える。それも売られて行った菜の花の黄と緑の明るさゆえ。 (小西 宏)

○今日の俳句
春浅き空にミモザの軽き揺れ/小西 宏
「軽き揺れ」がよい。一句が重くないのだ。上五の「春寒き」を添削したが、ミモザの揺れる「空」には「春浅き」が相応しい。(高橋正子)

◇生活する花たち「河津桜」(伊豆南部河津町)


コメント

  1. 小西 宏
    2011年2月23日 20:09

    鑑賞
    菜の花の買われて残る箱くらし   正子
    花屋さんに箱詰めにされて届けられた菜の花の明るさ。箱から出され、店に飾られ、一束また一束と買われていく。店の隅に残された箱が何がしか寂しく見える。それも売られて行った菜の花の黄と緑の明るさゆえ。

  2. 小西 宏
    2011年2月23日 20:12

    お礼
    「春浅き空にミモザの軽き揺れ」を先生の「俳句日記」にお取り上げ下さり、たいへん嬉しく、有り難く感じております。