冬はじめ
高橋正子
天の日は初冠雪の嶺に照り
冬はじめ富士の裾野の長く長き
刈田ぬくし濃尾平野を行きゆきて
晩秋の水を静かに木曽三川
木曽三川ひとつは鴨がいきいきと
米原
穂芒の白という色かがやかせ
紺碧の天と対いて刈田あり
近江なり田にコスモスを咲かせけり
東寺の塔たちまち後へ旅晩秋
刈り残る熟田の黄あり瀬戸内は
冬はじめ
高橋正子
天の日は初冠雪の嶺に照り
冬はじめ富士の裾野の長く長き
刈田ぬくし濃尾平野を行きゆきて
晩秋の水を静かに木曽三川
木曽三川ひとつは鴨がいきいきと
米原
穂芒の白という色かがやかせ
紺碧の天と対いて刈田あり
近江なり田にコスモスを咲かせけり
東寺の塔たちまち後へ旅晩秋
刈り残る熟田の黄あり瀬戸内は
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