2月24日(土)

晴れ、のち曇り
仕入れて店にあふれる花ミモザ 正子
梅散りし流れや底に映る影   正子
散る梅を真横に流す谷の風   正子
●句美子と大倉山梅園へ行く。きのう、今日と、梅祭り。いつものように、日吉駅のプラットフォームで待ち合わせをするが、電車が遅れ、すこし、ちぐはぐして、日吉ではなく、二駅先の大倉山で落ち合った。昨日雨だったので、これまで見たことのない大勢の人出。大倉山の坂は、人で埋め尽くされている。
途中冠雪の富士山の頭だけが見えた。富士山は、真っ白。梅園の周囲を埋め尽くすほどの屋台。暖冬で梅は盛りをすぎていたが、8割ぐらいは大丈夫。風に散る花びらや、小流れに散りこむ花びらが水底に影を映し、これはこれで風情がある。少し上の道を人が歩く。上からの梅園の眺めも、絵巻物のようだ。句美子がそういう。句美子は、初めて大倉山梅園に来たと言う。そうだったか、と思う。
地元商店街や地元の筝曲や日舞の会、お茶の会などが中心となって梅祭りを運営している。市長の挨拶もあり、横浜市あげての梅祭り。句美子が梅大福を友宏さんのお土産に買い、お茶券を買ってくれたので、お茶席に座る。高校生のお点前。お菓子は梅の焼き印を押した上用。
設営された舞台で、筝曲と尺八の演奏を聞いた。若い女性がきれいな着物をきて、ピン、シャン、シャラリと余興で演奏するのかと思ったが、ベテラン女性や男性による本格的演奏。はじめの2曲は聞き逃したが、「鷹」「篝火」「Kのための斗為巾」を聞く。「斗為巾(といきん)」は、十三弦ある琴の糸の11,12,13番目の糸にたいする名称だそうだ。「鷹」は、「春の海」風の感じで、大空を舞う鷹の様子。「篝火」は、古楽器によるバロックのような曲だった。人類の文明の始まりは「火」からとのメッセージを込めているとのこと。「Kのための・・」は、誕生した自分の娘のための曲。それを聞いて梅園を後にした。
日吉に帰り、東急のカフェで昼食。昼食後、信之先生の月命日のお菓子とお花を買って句美子と分かれ、帰宅。今日の仏花はミモザ。なぜなら、花屋は店が埋まるほどミモザを売っていたから。
●確定申告書を郵送。お役所は少しでも間違っていれば突き返すが、不備のないようには市民には無理。不備があれば、なおしてください。これに時間をとられたくない。
●ブルッフと、ベートーベンの「春」をパールマンとアシュケナージュで(1974年)聞く。いままでで、一番いいかも。

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