2月1日(火)

★枯木立星のあおさに揺れもせず   正子
風も無く枯木立は星の青さに魅了されたかの様に深閑として立ち上がっている。その枯木立を透けて広がる澄み切った夜空には冴え冴えと青い星が煌めいている。冬銀河である。枯木立と相俟って美しく雄大な冬の夜空が目に浮かんで参ります。昔歌った「冬の星座」を懐かしく思い出させて頂きました。 (佃 康水)

○今日の俳句
山里に戸ごと掻かれし雪盛らる/佃 康水
一戸一戸が散らばる山里。雪掻きの山が戸ごとにあって、山里らしい暮らしぶりが覗えて、雪の日の景色が読み手によく見える。(高橋正子)

◇生活する花たち「パンジー」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 佃 康水
    2011年1月29日 21:23

    御礼・俳句鑑賞
    高橋正子先生
    (御礼)
    「山里に戸ごと掻かれし雪盛らる」の句を「今日の俳句」にお取上げ頂きまして誠に有り難うございます。これを励みにこれからも勉強させて頂きたく思います。

    「俳句鑑賞」
     枯木立星のあおさに揺れもせず   正子

    風も無く枯木立は星の青さに魅了されたかの様に深閑として立ち上がっている。その枯木立を透けて広がる澄み切った夜空には冴え冴えと青い星が煌めいている。冬銀河である。枯木立と相俟って美しく雄大な冬の夜空が目に浮かんで参ります。昔歌った「冬の星座」を懐かしく思い出させて頂きました。