12月28日(月)

俳句
水仙と松が荷となり届けられ
水仙の葉くずを年の瀬のごみに
活けようとすれば千両の実がこぼれ

○コープに注文していた正月のものが届く。

○昨夜、句美子が2月号発送用の封筒を準備してくれた。

○昨日の日経記事小磯良平の特集。その中からの抜粋。

 小磯の絵には癖も誇張も無い。虚栄心や押し付け、尊大さとも無縁だ。作者の人柄と同じく、そこには一本一本の線に至るまで、描く対象を包み込むような温かさがあった。
 戦後の洋画壇は抽象へと大きく舵を切った。だが小磯は「僕の絵は古い絵だから」と言いつつ、写実の本道から最後まで外れなかった。

小磯は本格的な絵画を描く際、常にモデルを必要とした。だが、目に映った現実をそのまま描くわけではない。女性はより美しく、若者たちはより若者らしく、植物ならばより生き生きと画中によみがえらせた。モデルはモデルであると同時に、
小磯の美意識を具現化するための触媒でもあった。モデルと作品の間には紙一重ともいえるが、決定的な差異があった。両者をつなぐものはなんだったんだろう。

○小磯良平の絵に最初に出会ったのは、カレンダーである。安井曽太郎も、梅原龍之介もしかり。銀行などがくれるカレンダーにそういった絵が使われていた。子どもながらも、いろいろな絵があることを知って、毎日見るうちに、画家のだれではなく、どの絵が好きかもおのずと決まってきた。小磯良平の絵もその中のひとつ。

○有名な詩人(今日は度忘れして名が浮かばないが)が詠んだ場所が大変美しい。本人の話す場所もいかにも美しい。そこに案内された友人が、はてさて、この場所のどこがそれほど美しいのか首をかしげたという話。


コメント

  1. 黒谷光子
    2009年12月28日 21:09

    お礼
    信之先生、正子先生、この度は第一回の信之先生の賞を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。また本日は賞状賞品をお送りいただきまして、ありがとうございました。賞状には身に余るお言葉をいただき感激いたしております。正子先生のお句のお扇子、早速お正月に飾らせていただきます。
    日頃のご指導を感謝申し上げ、来年も変わらぬご指導をお願い申し上げます。
    どうぞお体大切に、よいお年をお迎えくださいませ。