★桜冬芽空にもっともたくましき 正子
桜冬芽は、冬眠の最中、厳しい寒さを感じたあとに春の暖かさを感じて初めて、花を開くのだそうですね。また、一つの芽の中に数個の蕾が入っているのだとも言います。厳しい、しかし澄んだ冬の空に桜冬芽が私たちを魅了するのは、そんな訳があるからなのかもしれません。冬芽を「もっともたくましき」と連体形に結ばれて、余韻が広がります。(小西 宏)
○今日の俳句
機首上げてプロペラ高し冬木立//小西 宏
句意がはっきりして、軽快な句。機首を上げているプロペラ機に対して、冬木立と空が明るい。(高橋正子)
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鑑賞
★桜冬芽空にもっともたくましき 正子
桜冬芽は、冬眠の最中、厳しい寒さを感じたあとに春の暖かさを感じて初めて、花を開くのだそうですね。また、一つの芽の中に数個の蕾が入っているのだとも言います。厳しい、しかし澄んだ冬の空に桜冬芽が私たちを魅了するのは、そんな訳があるからなのかもしれません。
冬芽を「もっともたくましき」と連体形に結ばれて、余韻が広がります。
お礼
高橋正子先生
拙句「機首上げてプロペラ高し冬木立」を先生の俳句日記にお採り上げ下さり、たいへんありがとうございました。とても励みになります。