★純白の苺の花も十二月 正子
心慌しい一年の最終月ですが、どこか明るい響きをもつ「十二月」。清らな純白の苺の小花がことさら新鮮で愛らしく、明るい十二月を感じさせてくれます。やがて実になる苺の花に、“春待月”の十二月の異称を思い浮かべます。(藤田洋子)
○今日の俳句
冬晴れて視線を高く天守へと/藤田洋子
大阪城の吟行での作。大阪城は、巨大な石垣とそびえる
天守に目が注がれる。足元よりも、視線は冬晴れの空へ、天守へと自然に向けられる。いわゆる切れのない「一句一章」の句のよさがあって、すっきりと、素直な感覚でよくまとめられている。
コメント
お礼
正子先生、「冬晴れて」の句を今日の俳句に取り上げていただきありがとうございます。また、このような嬉しい句評もいただき重ねてお礼申し上げます。
大阪での花冠フェスティバル、大変お世話になりました。紅葉の季節の大阪城もとても心に残るものとなりました。
★純白の苺の花も十二月 正子
心慌しい一年の最終月ですが、どこか明るい響きをもつ「十二月」。清らな純白の苺の小花がことさら新鮮で愛らしく、明るい十二月を感じさせてくれます。やがて実になる苺の花に、“春待月”の十二月の異称を思い浮かべます。