12月2日(木)

★冬鶺鴒せきれいほどの影を連れ  正子
市街地でも親しまれている鶺鴒。地面すれすれに飛ぶ姿や、早足で歩く姿が印象的です。ほっそりと小さな鶺鴒が、その「せきれいほどの影」を映しながら行く様子に、冬日和の楽しさと、生命の力を感じます。(川名ますみ)

○今日の俳句
冬晴れて登ることなき山のぞむ/川名ますみ
冬晴れに高い山が望める。その山に自分は決して登ることはできないが、その山の姿のすばらしさに、登ることはかなわないが、せめて心だけでも登ってみたい思いや憧れがある。(高橋正子)


コメント

  1. 川名ますみ
    2010年12月11日 16:57

    お礼とコメント
    正子先生、「冬晴れて」の句を掲載頂きまして、ありがとうございます。句評もあらためて拝読し、いっそう有難く存じます。

    冬鶺鴒せきれいほどの影を連れ  正子
    市街地でも親しまれている鶺鴒。地面すれすれに飛ぶ姿や、早足で歩く姿が印象的です。ほっそりと小さな鶺鴒が、その「せきれいほどの影」を映しながら行く様子に、冬日和の楽しさと、生命の力を感じます。