曇
枇杷の花街を見下ろす大木に 正子
冬霧に青き影とし浮かぶビル 正子
わが目にはみどり残して目白翔つ 正子
●高田第5公園まで散歩の足を延ばす。昼過ぎだったので、公園は明るくて、目を瞠った。黄葉に日が差して、周囲の民家の垣根も暮の掃除で刈りこまれていた。高田の街が見える。枇杷の大きな木があって、花が咲いていた。夏冬通して、こんなに明るい公園は初めてだ。ブランコに腰かけて数度揺れてみた。すぐ近くの日吉本町第1公園に寄った。深い谷が落ち込んだ、そのままの公園。鯛ケ崎公園にいた目白がいないと思ったら、この谷の山茶花にいた。
●児童絵本のThe Gruffalo's Child用のCDがイギリスから届いた。The GruffaloのCDは前にアマゾンから届いていたので、夜、2枚とも聞いてみる。歌がついている。The Gruffaloのほうは、本文と小さい違いだが違っている個所が10カ所ほどある。The Gruffalo’s Childの方は1、2か所。絵本を見ながら聞いていると、面白い。ひとり笑いをする。
「虎の威をかる狐」みたいな話で「グラファロ もりでいちばんつよいのは?」の久山太市の訳本もある。おちびの茶色のねずみが主人公。Gruffaloは子どもが恐ろしいと思う限りの想像を尽くしてイメージがつくられているが、脚が曲がっている(アウトトウ)の風体は同情すべきかも。恐ろしい生き物でありながら抜けている。韻が快く踏んであり、類義語が順次繰り出される。大人の言葉遣いあり、倒置あり、仮定法あり、不規則動詞多数ありで、変化に富んだ文章。幼児向けながら文章は洗練されて高い感じ。4歳から。Puffin books。
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