10月4日(金)

晴れ、一時日照雨
老人の鯊釣る空が晴れており     正子
鯊釣りにカワウ羽ばたくことがあり  正子
鯊釣りの川に潮の上り来ぬ      正子 
●午後、鶴見川へ歩いていった。昨日は川上へ歩いたが、今日は、着いたところから川下へ1km歩いた。人道橋を渡り、鶴見川の左岸伝いに河口から6kmのところまで歩いて引き返した。人道橋の上は秋風が川下から吹いて、30度を超える気温には涼しい風だった。川はさざ波を光らせながら流れている。
人道橋から川沿いを下り始めると、すすきは丈が低く、穂が小さくて若い。黄色い花はキバナコスモスに見えたが、ハンゴンソウかもしれない。尾瀬に行ったときに、片品あたりにハンゴンソウが咲き乱れ、胡麻が植えられていた景色を思い出した。尾瀬のハンゴンソウの花はさびしかった。ずっと下るとハゼを釣っている老人が三人、また一人と居る。そこへ町内会長らしき人が来て、紙を見せながら話しかけている。多分カワウだろうが一羽泳いでいる。水の上に伸びあがって何度も羽ばたく。川の中央に50m間隔ぐらいに赤いブイが浮いている。舟のためかもしれないが、この辺りは舟はいない。もう少し下れば舟に合うだろうが。ハゼを釣っているあたりは潮の匂いがするので、釣りをする人に聞くと、潮は上がってきている、と答えてくれた。
次の橋は架け替え工事中で大工事のようだった。川沿いに新しい三階建て住宅が二十軒ほど並んでいるが、窓の位置も形も同じ。色が同じだったり、違ったりで、オランダの運河沿いの景色のように見えた。彼岸花を裏手の土手に植えている家があって、赤、白、オレンジ色の花が咲いていた。特にオレンジの花がいい。リコリスというのだろうが。通りがかりの老婦人たちがのぞき込んで、来年はもっと増えてきれいになるだろう、など話していた。
昨日より、脚がなれて歩きやすくなっている。いつものバス停から日吉駅東口まで乗った。今日は11000歩を超えた。
●夜、ヴァーチャル・ツアーでオランダの国立美術館(Rijksmuseumライクスミュージアム)を見た。VRゴーグルで見るのかどうかわからないが、単に見ただけ。操作に慣れないので、レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」、「ゴッホの自画像」があるようだけど、見ることができなかった。それでも画の色彩や収集品などから雰囲気が伝わった。

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