10月20日(日)

曇り、ときどき晴れ

●夕方句美子たちの家へ。目黒線に乗るのだが、今日は濃紺の車両がきた。どこの鉄道会社の車両だろうと思いつつ句美子に聞くと、相鉄線の車両だと言う。去年から入線しているのだから、見慣れないというのもおかしいが、たしかに駅の雰囲気が違っている。走行距離の長い電車が入ると、学生街の小さい駅も、旅心が湧くようになった。12年前、東京メトロ副都心線が走るようになったときは、それほどでもなかった。去年は、西へは新横浜線が新しくでき、相鉄線が乗り入れ、ずいぶんにぎやかになった。東も埼玉まで繋がっている。

●10月も20日になったので、そろそろ花冠の1月号(No.372)の原稿を整理し。まとめなくてはいけない。まだまだと思っていたが、すぐに年末が来そうな感じになった。印刷所が年末休暇に入るので、油断できない。
●「俳壇」11月号に「歳時記の世界」という特集がある。橋本直氏によると、大歳時記の起源は昭和八年に改造社から出た「俳諧歳時記」であり、「大歳時記」と名乗らなかったが、収録季語一万五千という。それまでの歳時記とは比べ物にならないとのこと。角川から『新版 角川俳句大歳時記』が2022年から刊行されている。15年ぶりの改訂とのこと。ここ15年間の結社誌や句集などからこれまでの『角川俳句大歳時記』の句に追加されるいう。これに信之先生と、正子の句を載せるが、作者にまちがいないかの確認の書面がとどいた。掲載される句は、15年間に発表された句となっているが、私の場合は20年前の句集の句であるから、その説明には首をかしげる。新しい季語でもない。
この新版の大歳時記には1万八千の季語が掲載されると言う。これほどの季語が必要であるのかと思わないでもない。まだ、自分の句が載っている歳時記を確認していない。

コメント

  1. 上島祥子
    2024年10月22日 8:21

    大歳時記
    いつも有難うございます。
    大歳時記は最近気になって いましたのでタイムリーな話題で嬉しいです。信之先生と正子先生の句が掲載されるなら楽しみです。

  2. 髙橋正子
    2024年10月22日 10:00

    祥子さんへ
    正子の俳句日記を読んでいただき、ありがとうございます。
    いい歳時記を持つのは大事ですよね。自分の句が載ってるかどうか、まだ確かめてないのですけど。

  3. 髙橋正子
    2024年10月22日 12:21

    角川 俳句大歳時記の掲載句
    次の句が載ることになっていますが、載ってるかどうかわかりません。
    ★「寒し」わが影の付ききて楽し寒き日も/髙橋信之
    ★「春めく」鉛筆を削る木の香の春めくを/髙橋正子
    ★「入学試験」受験子の髪ふっくらと切り揃う/髙橋正子
    ★「蜻蛉」水に触れ水に映りて蜻蛉飛ぶ/髙橋正子
    ★「ショール」ストールをひらりと剥いで我にもどる/髙橋正子