10月16日(日)

  チェスター
★城塞を歩むと黄葉の樹に触れぬ  正子
イギリスの歴史ある古城を歩むみ、遥かな栄華の歴史を堪能する正子先生とお嬢様の姿が目に浮かびます。素晴らしい景ですね。(小口泰與)

○今日の俳句
嬬恋や窓いっぱいの星月夜/小口泰與
嬬恋の秋の夜は、もう寒さを覚えるほどであろう。窓いっぱいの星月夜に新たな感動が湧く。(高橋正子)

○ルピナス
日本名は「のぼり藤」。藤の花は房となって垂れて咲くが、ルピナスは、藤に似ているが立ち上って咲くのでそう名付けれたと分かる。この花は、あまり好きな花ではないが、西欧人の間では好まれるようだ。例のベンジャミン・フランクリンはこの花が好きで、散歩のときは、ルピナスの花の種をポケットに入れて撒いて歩いたという逸話がある。西欧人は、どうしてこの花が好きなのかその感覚がわからない。画家ではなく、普通の人が絵にもよく描いている。
西欧人が羊歯を描けば、大きな羊歯を描く。英語で羊歯は「ファーン(fern)」だけれど、これはキューガーデンの温室で見たが、アフリカなどにある大きな羊歯だ。茶庭の露地に同じ羊歯でもファーンがあっては、たまったものではない。わたしから見れば、ルピナスはそんな感じだ。色はピンク、むらさきなどいろいろあって、幾分背が高く、優しく揺れる草花の中にすっと立っている姿が風景としてよいのかもしれない。

◇生活する花たち「ルピナス・ラベンダー・ゼラニウム」(イングランド)


コメント

  1. 小口泰與
    2011年10月16日 12:07

    御礼
    高橋正子先生 星月夜の句を正子先生の10/16の日記にお取り上げ頂き有難う御座います。

    ◉城塞を歩むと黄葉に樹に触れぬ/正子
    イギリスの歴史ある古城を歩むみ、遥かな栄華の歴史を堪能する正子先生とお嬢様の姿が目に浮かびます。
    素晴らしい景ですね。