10月14日(金)

★手の中の木の実の熱き山の暮れ  正子
手に包む木の実の熱さに、やや冷えを覚える山の日暮れです。暮れゆく山に身を置きながら、手の中の木の実に心あたたまる、秋の豊かな深まりをいっそう感じさせていただきました。(藤田洋子)

○今日の俳句
幾重にも石積みの畑秋高し/藤田洋子
段々畑は、石を積み上げて猫の額ほどの畑を山頂へと幾段も作った。作物にやる水も下から桶で運びあげねばならず、日本の零細農業の象徴のような存在だが、その景観は美しい。秋空を背にして山頂までの石垣がまぶしい。(高橋正子)

◇生活する花たち「曼珠沙華・白曼珠沙華・白萩」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 藤田洋子
    2011年10月14日 20:17

    お礼
    正子先生、今日の俳句に「秋高し」の句を取り上げていただきありがとうございます。
    四季折々の「生活する花たち」、いつも心和み楽しませていただきありがとうございます。

    ★手の中の木の実の熱き山の暮れ  正子
    手に包む木の実の熱さに、やや冷えを覚える山の日暮れです。暮れゆく山に身を置きながら、手の中の木の実に心あたたまる、秋の豊かな深まりをいっそう感じさせていただきました。