快晴
妹、田畦の七草を送って来る
七草にふるさとの草混じりおり 正子
洗えども水に現れ七草のごみ 正子
しずる雪水となりては生々し 正子
家づとにひと箱あかき冬苺 正子
●きのう積もった雪は7センチほど。今朝は快晴で、道路はアイスバーン状態。滑らないよう気を付けて整形外科へ。雪のあとの快晴は、空気がぴんとはっている。薬を2か月分もらう。雪で滑って顔面をひどく打撲したのか、目の周りと額が紫になった老婦人が待合にいた。
●この冬になって初めて苺を買う。多分、クリスマス前よりおいしくなっている。
●西村先生より花冠1月号のお礼の葉書をいただく。366号の歳月を思っていただいたようだ。数字を打つときは、数字に弱いせいで、順番を間違えないように、試験にでも臨むかのように妙に緊張する。数字が示す順番とは言え、まちがいなく、歩んできた歳月。振り返れば、よくも続いたものだ。
お葉書を拝読して、「螺旋」がふっと思い浮かんだ。螺旋階段はゆるやかに、遠回りして、表になり、裏になり、昇ってゆく。引っ張れば、まっすぐになるが、それはいけない。伸びきり、まっすぐになって、いつも表になって緊張してはいけない。目立つ表、目立たない裏。表でも、裏でも、かまわない。どちらも面白くて、行く道を螺旋階段を上るように歩く。こういう形状が、継続に一番向いていると思える。ねじまき時計の螺旋。時はねじに巻かれ、螺旋になる。
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