1月5日(日)寒の入

晴れ
朝曇りのちに晴れたる寒の入 正子
●夕方句美子の家へ。焼き魚の注文を受けているので、近所の店に行くが、焼き魚にできるものがない。七草まで漁には出ないという。せっかくの注文なので、電車に乗って都筑阪急まで出かけた。夕ご飯のおかずに釣りに出かけるようなもの。阪急にも魚の種類も数も少なかったが、鰺にした。鰺の塩焼きに合わせて、年末届いた大根と鶏ももの煮物。春菊としめじのポン酢和えなども持って行く。これは評判がいい。大根と鶏ももの照り煮風の煮物はご飯が進む味になった。

●句美子が誕生日祝いに『パット見わけ 観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社2022年5刷)をプレゼントしてくれた。今まで買ったものより、数段詳しいが、煩雑な感じではなくよくわかる。

「ユリカモメ」と「ミヤコドリ」の項目を見る。この二つは同じ鳥だと思っていたが、別の鳥だった。実は、別の鳥でもあるし、同じ鳥でもあるのだ。伊勢物語に出て来る都鳥は、ユリカモメを指すとのこと。ここから、ユリカモメは都鳥のこととなる。文学上でないミヤコドリとユリカモメは別の鳥。ミヤコドリは黒い羽の部分があって、嘴も脚もあかい。その姿は、「都鳥」の名からして、黒の束帯姿を彷彿させる。

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