★誕生日正月三日の眉月に 正子
誕生日と言っても、正月三日なので、正月の用事に取り紛れて、特に感慨は湧かないが、私自身は、何かにつけて、月に恃む気持ちがあるので、美しい眉月にほっとして、今日は誕生日だと思ったのである。(自句自解)
○今日の俳句
★破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる/祝 恵子
近くに初詣に出かけたのであろう。破魔矢を買って、鈴をちりちり鳴らし、楽しそうに帰ってくる。破魔矢の鈴の鳴る音に、正月を過ごす庶民の気持ちがよく出ている。(高橋正子)
○第20回(新年)フェイスブック句会入賞発表!
【金賞】
★注連飾りわが手造りへ日の当たる/佃 康水
慎ましく、礼をもって手造りの注連飾りで正月を迎える丁寧な暮らしがよい。当たる日にも温かさある。(高橋正子)
▼その他の入賞作品:
http://blog.goo.ne.jp/kakan02d
○ネット短信No.173/2013年1月3日発信
◆後記/正子◆
あけましておめでとうございます。元旦から3日にかけて横浜は穏やかな晴天に恵まれました。皆さまのところは、いかがでしたでしょうか。FB新年句会のご投句を拝読しましても、大方のとことがよいお天気のようでしたので、幸先の良さを思う正月となりました。新年句会の入賞発表をいたしましたので、ご確認ください。入賞の皆さまおめでとうございました。花冠2月号も昨年の暮には発行所に届き、松の内には皆さまのお手元に届くように発送することができました。お楽しみください。巳の年も全て順調にすべりだしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
▼その他の記事(ネット短信保存版):
http://blog.goo.ne.jp/kakan107
★南天の実をこぼしたる目白かな/正岡子規
★口切や南天の実の赤き頃/夏目漱石
★あるかなし南天の紅竹垣に/瀧井孝作
★実南天奈良から一人少女来る/青木啓泰
ナンテン(南天、学名:Nandina domestica)は、メギ科ナンテン属の常緑低木。和名の由来は、漢名の「南天燭」の略。高さは2m位、高いもので4~5mほど。幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。葉は互生し、三回羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、革質で深い緑色、ややつやがある。先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。中国原産。日本では西日本、四国、九州に自生しているが、古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされている。山口県萩市川上の「川上のユズおよびナンテン自生地」は、国の天然記念物(1941年指定)。
庭木として植えられることが多い。音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。稀に太く育ったものは、幹を床柱として使うことがあり、鹿苑寺(金閣寺)の茶室、柴又帝釈天の大客殿などで見られる。以前に発行されていた日本の6円郵便切手の意匠としても親しまれていた。花言葉は「私の愛は増すばかり」、「良い家庭」。活け花などでは、ナンテンの実は長持ちし最後まで枝に残っている。このことから一部地方では、酒席に最後まで残って飲み続け、なかなか席を立とうとしない人々のことを「ナンテン組」という。
コメント
お祝いいたします
お誕生日おめでとうございます。益々ご壮健御活躍をお祈りします。
おめでとうございます
正子先生、お誕生日おめでとうございます。
今年もどうぞお健やかにお過ごしください。
ありがとうございます。
誕生日をお祝いしていただき、ありがとうございます。
今年も元気で過ごしたいと思っています。よろしくお願いいたします。