★水仙の香をすぎ山路急となり 正子
山裾の農家などで畑の片隅にによく水仙が植えられている。水仙の色や香を愛でながら山路にかかると水仙がなくなった辺りから上り坂が急になってくるという、誠に鄙びた田舎の情景がさらりと詠まれています。(河野啓一)
○今日の俳句
さわさわと光と影を水仙花/河野啓一
水仙に日の光りが当たると、花にも葉にも影ができる。日のあたるところはより輝いて、当たらないところは静かに深く影ができる。その光と影が「さわさわ」とした印象なのは、水仙の姿から受け取られるものであろう。(高橋正子)
コメント
お礼
正子先生
「さわさわと光と影を水仙花」を今日の俳句におとり上げくださり、誠に有難うございます。
庭咲きの一重水仙の花束の印象を詠んだつもりでしたが、ご添削をいただき、素直な句に生まれ変わりうれしくぞんじております。
後で広辞苑でみましたら、さわさわは爽やか、又はすらすらの意で、古い言葉を無理して使ったことにもなっていると気付ききました。
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★水仙の香をすぎ山路急となり 正子
山裾の農家などで畑の片隅にによく水仙が植えられている。水仙の色や香を愛でながら山路にかかると水仙がなくなった辺りから上り坂が急になってくるという、誠に鄙びた田舎の情景がさらりと詠まれています。