■1月月例ネット句清記
2019年1月13日
12名36句
01.寒林の高き梢や青空に
02.朝日さす水面まぶしく寒晴るる
03.露凝るやカーテン開けて流れ初む
04.浅間山かがやき増すや冬の朝
05.上州に冬の名だたる風のあり
06.書き留むる事の多多あり老いの
07.暖房を入れてデスクへ初仕事
08.獅子舞に頭を食われ照れ隠し
09.初夢に託す今年の運試し
10.包丁に体重載せて餅を切る
11.夕餉には男三人寒蜆
12.初氷子供心で割ってみる
13.喜寿過ぎて働く余生破魔矢受く
14.鏡開き餅の底蓋開きけり
15.冬芽せる桜並木を子と仰ぐ
16.広々と橿原神宮寒参
17.底冷の大和三山歩きけり
18.時雨がちなれど愉しき初ハイク
19.菰巻きやお囃子続くささもってこい
20.七草の真白きものより刻みゆく
21.一つとて同じ猪なし年賀状
22.ていれぎの水はればれと寒の鯉
23.皮をはぐ寒鰤の身の弾力よ
24.ピッツァ焼く火を冬窓に古希の杯
25.温泉に浸かって気づく冬の月
26.箱根駅伝見て走りたくなっており
27.窓結露炬燵の電源強とする
28.破魔矢の鈴鳴らして降りる石段を
29.新年の白いカーテン朝陽光り
30.獅子舞の獅子に噛まれる音カクと
31.冬晴れにひろげたきもの心の帆
32.寒浄し桜餅さえ白き色
33.山茶花に七草の空あおあおと
34.雑煮食う餅の強さを歯にあてて
35.餅良かれ白きねばりの雑煮食う
36.冬始め妻の高声聞いており
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。
コメント
1月月例ネット句会選句
NO 10 13 20 23 34
NO23
★皮をはぐ寒鰤の身の弾力よ
寒中の鰤は12月から正月にかけて味は増し、その頃が旬とされている。その生き生きとした鰤の美味しい素晴らしさを素敵に表現されていると思います。
1月月例ネット句会選句
05 12 13 17 21
13)★喜寿過ぎて働く余生破魔矢受く
この正月を迎え喜寿(77歳)となったが、まだ健康で働く事が出来る。その事の感謝と、更にいつまでも健やかなる事を願って破魔矢を受けた。喜びと明るい正月の心情が良い。
75651月月例ネット句会選句
5 8 13 15 18
18.時雨がちなれど愉しき初ハイク
時雨などなんのその、年明けに早くもハイキング、羨ましい、お元気ですね。
1月月例ネット句会選句
01.07.15.20.28.
01.寒林の高き梢や青空に
今頃の空気の感覚がよくわかります。
寒さは厳しいけれど、日差しは明るさを増し、
春が日ごと近づいているのを感じます。
1月月例ネット句会選句
02 05 12 20 34
05.上州に冬の名だたる風のあり
義理の兄弟姉妹が上州に住んでるが、いつも冬は、風が強いから春になったら遊びにおいでと言う。そう言う土地の厳しさを教えてくれる名句である。
1月月例句会選句
01. 05. 20. 31. 35.
20.七草の真白きものより刻みゆく
草がゆの材料は白いものが多い。どれから始めても白色が多い。あえて白いものを選んで刻むとしたところの七草がゆの緑の葉っぱが思い浮かぶ・。
選句
01, 04, 15,, 22,, 33
15 桜の木々に冬芽を見つけ春が来て花が咲くのが待ち遠しく感じられます。
1月月例ネット句会選句
08. 10. 20. 31. 36
08.獅子舞に頭を食われ照れ隠し
獅子舞に出くわし、無病息災を願って頭を噛んでもらったお子さんの可愛らしい仕草や照れ笑いが目に浮かびます。今後も引き継がれたい日本のお正月の情景ですね。
1月月例句会選句
02.12.23.31.34
31.冬晴れにひろげたきもの心の帆
冬晴れの澄んだ日の大空に大きな心の帆を広げてそのまま出航したくなる。そんな心の清々しさを感じます。
※申し訳ありません。外出からの帰宅が遅れたので選句時間の10時を過ぎてしまいました。