◆7月ネット句会◆
■清記/18名54句
01.七月の老木樹液光れるよ
02.夏野菜売る声高く女の子
03.一面の蓮の葉揺れて花現われ
04.幼子のゑくぼ晴れやか柿若葉
05.大西日連れて豆腐屋ラッパ吹く
06.利根川の流れ蕩々麦の秋
07.靄晴れて睡蓮浮かぶ森の湖
08.樹々茂り古寺の大屋根埋もるる
09.夢乗せて行き交う電車二星号
10.熟梅の香りにひかれテントまで
11.ひまわりや二階より顔覗くかな
12.百合咲けりリュックの子より高い花
13.初蝉の聞いてほどなく止みにけり
14.つれづれと云う幸せよ梅雨きのこ
15.梅雨夕焼け青き空あり夕餉の香
16.老鶯や分校つとに廃校に
17.ばらの香と雫を共にきりにけり
18.萱草の群咲く畦や雨ざんざ
19.捕虫網立て分け進む草いきれ
20.夏蝶のキリキリ昇る日の柱
21.炎天の暮れ西空に深き紅
22.いつまでもあの日に帰る原爆忌
23.新緑が燃える道ありビル並木
24.峠駅雨にけぶって咲く合歓や
25.五月雨の雨だれ激し大仏殿
26.涼風に賽銭箱と吹かれけり
27.畦道の乾く暇なし半夏生
28.砂浜を蟹横走り児らの声
29.夏潮を越えて島並みサイクリング
30.台風の去りて森の辺静まれる
31.古代蓮今日を咲く花よごれなき
32.古墳へと登る草原野萱草
33.草原の青さにまぎれ捩り花
34.雨の中家族総出の田植終え
35.梅雨晴れの空の青さに未来あり
36.夏の蝶光をまとい流れゆく
37.塩さらさらと四万十の鮎にふる
38.水辺より生れて蜻蛉日に透ける
39.ひと雨のあとの夕映え夏祓
40.雨がやみ始まる蝉の大合唱
41.夏木立の下で一息雨宿り
42.梅雨晴れて遠くに連なる白き雲
43.アセチレンランプの夜店なつかしき
44.新しき義歯の重たしわらびもち
45.効きますか土用やいとは効きますよ
46.森に出会う山百合の大きな花よ
47.池に近く野かんぞうの散らばり咲く
48.梅雨まだ去らぬ森に散りばめ白花を
49.山百合に雨粒一つ二つ落つ
50.溝萩をはなれぬ沼の蝶なりき
51.夏鶯外輪山に声長く
52.紫陽花は線路に沿って旅人に
53.木下影ひつじ草の白ひとつ
54.仙石原の原っぱ明るくノハナショウブ
※選句を開始してください。
◆互選のご案内◆
①選句は、清記の中から5句を選び、その番号のみをお書きください。なお、その中の1句にコメントを付けてください。
②選句は、7月13日(日)午後6時から始め、同日(7月13日)午後10時までに済ませてください。
③選句の投稿は、下のコメント欄にご投稿ください。
※1) 入賞発表は、7月14日(月)午前10時です。
※2) 伝言・お礼等の投稿は、7月14日(月)午前10時~7月15日(火)午後6時です。
コメント
七月選句
05
見事な夕日に照らされながら、自転車に乗ってラッパを吹く豆腐屋の姿が、色鮮やかに描かれています。赤々とした絵画的な美しさが句に凝縮されていりように思います。
11
13
17
37
7月度ネット句会選句
NO33 36 37 49 51
49山百合に雨粒一つ二つ落つ
高さ一メートル4、5センチにもなり、清楚な白色で、内側に紅色の斑点を持つ大輪の香り高い美しい花に雨粒が一つ二つと落ちて続いて雨脚が強くなり、素晴らしい花を困らせる。
7月度ネット句会選句
06 18 22 35 50
22いつまでもあの日に帰る原爆忌
私達にとってけっして忘れることのできないあの日。平和の祈りをさらりと明快に詠まれれた印象深い御句です。
7月ネット句会選句
06.28.31.49.52
31.古代蓮今日を咲く花よごれなき
二千年の時を超えて開花する古代蓮。そのよごれなき姿に、悠久の時を経て今日を咲く、命の崇高さを見る思いがいたします。
Unknown
選句
06. 22. 32. 37. 52.
52.紫陽花は線路に沿って旅人に
ゴトゴトと線路は登り、紫陽花は旅人を楽しませるために色を添えて待っていてくれています。自然への感謝、出会いへの共感にあふれた作品だと思います。
7月ネット句会選句
02,09,32,42,52
42 ★梅雨晴れて遠くに連なる
白い雲
うんざりする梅雨の空に変わり空には明るい白い雲が連なっている。ホッとして嬉しい気持ちですね。
7月ネット句会選句
03.28.31.47.52
31.古代蓮今日を咲く花よごれなき
今朝、咲き始めたばかりの蓮の汚れのないきれいな花を見ていると、希望に満ちた気持ちが高まります。
7月ネット句会投句
03 19 22 27 52
27 畦道の乾く暇なし半夏生
半夏生は水辺や畦道などの湿地に生え、黄白色の穂状の花をつけ、葉の一部分が真っ白に変化して浮き出ています。その白い葉はじめじめとした梅雨の時期にはとても爽やかさを感じさせます。湿地に生える半夏生を見事に表現された御句です。
7月ネット句会選句
07 19 29 37 46
37.塩さらさらと四万十の鮎にふる
鮎にふる塩、焼ける香ばしいにおいまでしてくるようです。四万十がきいています。
7月ネット句会選句
04.18.28.38.50
28 砂浜を蟹横走り児らの声
砂浜で遊ぶ子ども達の声が明るく響き、蟹もはさみを振り上げて走り、嬉しそうな様子が目に浮かびます。