◆ご挨拶/花祭りネット句会(句会主宰:高橋正子)◆

花祭り句会にご参加いただき、ありがとうございました。今回は12名の方がご参加くださいました。入賞の皆さまおめでとうございます。選とコメントをありがとうございました。
昨日は川名ますみさんの俳句とご友人の写真のコラボレーション展を信之先生と見に行きました。いい俳句が選ばれていて、俳句の力を感じて帰りました。その勢いが今回の金賞の句となったのかなとも思えました。何事にも、山あり谷あり、上げ調子のときも、そうでないときもありますが、それはあまり気にせず、細く長く作っていれば、きっといいこともあるでしょうと、思います。

昨日は雨でしたが、今日は雨もあがり、静かな日差しが注いでくれた灌仏会でした。私は、近所にある天台宗のお寺、金蔵寺へ参りましたが、境内にはまだ桜が咲き残って寺の大屋根を飾っていました。参道は、桜大門と名前がつけられ、桜のトンネルとなっていますが、大方は散り急ぐように、しきりに花びらを降らせていました。花御堂の脇に。ポットに甘茶が入れられていましたので、少しいただきました。温かくて、花冷えの境内では、ともておいしかったです。花御堂は今年も境内の桜が飾られていました。それに、シックな薔薇の花も飾られ、ちょっと驚きましたが、薔薇も似合っていました。近年は花祭りをしないお寺もあると聞きますが、釈迦誕生を祝う祭りは、甘茶とお花だけの心鎮まる祭りで、続くことを願っています。花御堂に花を飾るのを手伝っ昔がしのばれる日でした。たしか、れんげやたんぽぽも飾った記憶があります。

句会の管理運営は信之先生がしてくださいました。大変お世話になりありがとうございました。これで、今年の花祭りネット句会を終わります。次の句会を楽しみに、ご健吟ください。


コメント

  1. 高橋信之
    2016年4月9日 8:38

    正子先生へ
    花祭りネット句会を開催していただき、ありがとうございました。高橋信之

  2. 川名ますみ
    2016年4月10日 0:08

    お礼
    信之先生、正子先生、写真と拙句とのコラボレーション展示へお運び下さいまして、ありがとうございました。

    正子先生のお言葉に、思わず込み上げるものがございました。
    十数年、お心にお掛け頂き、お導き下さいました、あたたかいご指導に、あらためて感謝いたします。
    その間、症状が悪化したり、また、何かにとらわれて、自然が心へ働きかけるのを受け止められなくなったり、或いは、頭の中の言葉で句作してしまったりと、投句が途絶えがちになった時期も、多くございました。
    そうした時も、両先生は、特別なことは仰らず、皆さまへ「細く長く」と仰りつつ、ただ、拙い投句にお付き合い下さいました。

    ちょうど十年前、正子先生が、
    「俳句の表現技巧は3年もすれば覚えるでしょうが、ものを見る経験を積まなければだめでしょう。」
    「ある時点でそれなりの言葉が使えるようになると、自然に親しまない人たちから賛辞を受ける。ここを越えなければいけないちょうどそのときに、評価される。」
    とブログに書かれていたのを、自分の文書に写しておりまして、折に触れ、読み返しております。

    そして、読み返す度に、両先生は、越えるべきときに堪えられるよう、ご指導下さっている、と実感してまいりました。芸術に、らくに越えられる道はないでしょうが、両先生の「細く長く」という教えのおかげで、ここまで楽しみながら、続けることができました。ありがとうございます。

    この度、展示用の俳句を見直す中で、先生から賜ったご教授や、句座の皆さまに頂いたコメントを、読み返しました。また、展示が始まってからは、初めてご覧下さる方々のご感想を伺う機会も得ました。
    そうした機会によって、自然へ向かう心を、新たにできたのでしょうか。お言葉の通り、勢いがついたように感じます。

    十年前、ブログへコメントしました折、正子先生から「俳句を作ることで、自分が本来の自分になれるようであってほしい」と、仰って頂きました。
    当時はまだ意味がわからず、今もわかったとは申せませんが、この度のように、自然へ向かった、そのままを詠んだ句のご鑑賞に、自身も気づかなかった気持ちをお汲み取り頂きますと、俳句によって「本来の自分になれる」ことに、近づいた気がいたします。
    少なくとも、言葉を弄っているだけでは得られない、自然と響き合う、自分自身を知ることができていると存じます。感謝いたします。

    とりとめなく失礼いたしました。
    皆さまの、ご多幸とご健吟をお祈り申し上げます。

  3. 高橋信之
    2016年4月10日 12:44

    楽しみました
    いい文章を楽しみました。ありがとうございます。

  4. 高橋信之
    2016年4月10日 12:47

    川名ますみさんへ
    川名ますみさんへ
    いい文章を楽しみました。ありがとうございます。

  5. 高橋正子
    2016年4月10日 22:41

    川名ますみさんへ
    金賞おめでとうございました。
    お礼の文を拝読しました。ブログに書いたことをすっかり忘れておりましたが、書き留めていただいて、ありがとうございます。忘れてはいましたが、今そんなことを書いたのを思い出しました。
    長く俳句を作っていると、いろんな気持ちになりますが、「これがベストだ」ということはないような気がします。ご自分が納得するように俳句を作り続けていただいたらと思います。