■9月月例ネット句会清記■
2021年9月12日
13名(39句)
2021年9月12日
13名(39句)
01.秋の田の畦に穂先を触れる人
02.稲架に干す稲に青さの残るまま
03.秋涼しまたたく星の白さより
04.大利根の水は豊けき下り簗
05.陰りでも深山竜胆深き色
06.浮き石を踏んで逃すや下り鮎
07.乙訓は風吹く丘ぞ大花野
08.稜線の確と定まり秋気満つ
09.とりどりの秋果並ぶや道の駅
10.仲秋や圧力鍋で炊く玄米
02.稲架に干す稲に青さの残るまま
03.秋涼しまたたく星の白さより
04.大利根の水は豊けき下り簗
05.陰りでも深山竜胆深き色
06.浮き石を踏んで逃すや下り鮎
07.乙訓は風吹く丘ぞ大花野
08.稜線の確と定まり秋気満つ
09.とりどりの秋果並ぶや道の駅
10.仲秋や圧力鍋で炊く玄米
11.金属の色持ち花を飛ぶ蜻蛉
12.露草の青は夜明けの空の色
13.ゆらり舞う蝶の先には高き空
14.四・七日の読経に被る虫の声
15.秋茜すっと飛び立ち空に消ゆ
16.盆栽のカリンの実太く重そう
17.露草を撮って歩きの一歩とす
18.里芋の葉より雨粒コロコロリ
19.夫に供う初生り西瓜縞の濃き
20.露草の青に水音澄める今朝
21.稔り田の香に埋もれゆく畦伝い
23.鯉跳ねて商談前の秋の夜
24.どんぐりに肩を打たれて背伸びする
25.青ぎんなん雨の落とせる一顆なり
26.木犀の香の濃くなりて花に遇う
27.見送れる子の振り返る虫の夜
28.青空へけさ鷺草の二羽となり
29.鷺草の二羽になりし日遠き空
30.鷺草の音を立てずに羽ばたけり
31.成田山手水を汲みし秋の朝
32.冷やかに車窓にとどむ茜雲
33.公園の縁一列に曼殊沙華
34.秋晴れの空を見上げて信号待ち
35.秋の風海より吹いて髪靡く
36.りんどうの紫濃ゆく鉢並ぶ
37.スタンドの灯りが照らす秋の夜
38.書き並ぶ数字机上に秋の夜
39.秋暁の網戸を入る風さらり
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。
コメント
花冠9月月例ネット句会選句
02 06 14 17 32
02)★稲架に干す稲に青さの残るまま
刈り取ったばかり稲束ですね?まだ緑色も残り、豊かに稔った穂先が揃って何段にも干されて居ます。今では少なくなった稲架の豊穣の秋の原風景が嬉懐かしい!!。
花冠9月月例ネット句会選句
NO8 12 19 27 28
27見送れる子の振り返る虫の夜
虫は昼より夕方から夜の方が多く鳴き、秋の夜は特に寂寥を深めます。見送られる子の名残りおしそうに振り返る姿に別れの侘しさを感じせせる景が見えてきます。
花冠9月月例ネット句会選句
No. 02 09 12 15 30
09.とりどりの秋果並ぶや道の駅
秋の果物は本当に種類が多い。土地の産物が並ぶ道の駅ならそれが全て並ぶのだろう。果物の景が良く見える。
9月月例ネット句会選句
02.04.07.19.27.
19.夫に供う初生り西瓜縞の濃き
スイカがお好きだったのでしょうか。
初生りのそれを備えつついろいろ蘇る思い出もあったことでしょう。
今年も一年無事に過ごせましたとの感謝の思いもどこか感じられます。
9月月例ネット句会選句
6 20 27 30 39
39秋暁の網戸を入る風さらり
( 風さらり)。朝方に網戸を抜けてくる風、涼しくなってきましたね。
9月句会選句
4) 20) 23) 26) 28)
4) 大利根の水は豊けき下り簗
水豊かな利根川の鮎漁。水にある豊の秋を漁する男たちの力強い姿が想像される。簗を下る水しぶきが秋の喜びを想像させてくれます。
9月月例ネット句会選句
02.08.20.35.39
08.稜線の確と定まり秋気満つ
秋になって空気が澄むと山の稜線もくっきりします。
木々の雰囲気と相まって、秋気に満ちる気がするものです。
選句
05. 08. 15. 25. 26.
08.見晴らしの良い景色が目に浮かび、秋の気配が気持ちよくかんじられました。「確と定まり」という表現で壮大さも伝わってきました。
選句
03. 15. 18. 20. 25.
20. 言葉の一つ一つが澄んでいて秋の朝の雰囲気がよく感じられます。