■5月月例ネット句会清記■

おわび
清記において、19~21(髙橋正子の句)22~24(髙橋句美子の句)が抜け、15番が二つありました。
15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅/高橋秀之
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 を
→ 25.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 に番号を打ち換えます。
ご指摘くださった皆様、ありがとうございました。(髙橋正子)
                            2025年5月13日
  
            ★ ★ ★ ★ ★
■5月月例ネット句会清記■
2025年5月11日
42句(14名)

01.帰る鳥白き浅間を越え行けり
02.行く春や山語らえば川答う
03.風も無き沼に水輪やあめんぼう
04.筋白く一本通す青すすき
05.竹皮を脱ぐや早くも天を衝く
06.咲き満つや風に散り初む花みずき
07.丹沢の山青々と麦の秋
08.中空をひらり回転燕の子
09.ヌーの群れ大移動する夏の空
10.花冷えのやがて暮れゆく湖畔かな

11.春の星灯りに連なり潤むかな
12.うつりゆく空彩りて木の芽雨
13.目の前をひらりと右へ蝶が舞う
14.歓迎の国旗と並ぶ鯉のぼり
15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅
16.つるバラの開花弾けるように増え
17.薔薇薫る夜半の雨が残る朝
18.夏木立雨の余韻を残しけり

19.朝顔の双葉土付け芽生えたり
20.みどり児の頬がぷっくり夏近し
21.桑の実をもぎて手濡らす雨雫
22.朝顔の小さき双葉に朝の風
23.母の日に昔を想い贈り物
24.次々と薔薇咲く淡い花の色

25.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水
26.蜂群れて島の蜜柑の白い花
27.夏潮の渦に軋んで船がゆく
28.マリア像に花捧げあり聖五月
29.空間にあやめのリズム奏でおり
30.楠若葉お城まつりの近づきぬ

31.鯉のぼり高き瀬音に尾を揚げて
32.薔薇咲いて結婚記念日亡き夫よ
33.麦秋の野の果て光る燧灘
34.鱗取る音も春らし地場祭
35.雨の夕ライブ画面の藤くぐる
36.柿若葉弾く雨音の軽やかに
37.新生児検診終えて夏初め
38.人形と並んでバシャリ初節句
39.夜が明けて緑雨の音に覚める吾子
40.届くより香る花籠母の日に

41.クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に
42.父と子のボール飛び交う柿若葉

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。


コメント

  1. 桑本栄太郎
    2025年5月11日 18:22

    花冠5月月例ネット句会選句
    10 14 28 38 41
    <特選>
    41)★クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に
    折りしも今日5月11日は「母の日」です。幼子が画用紙にクレヨンで薔薇を描き、「ママ見て見て!お花のプレゼントだよ!!。」

  2. 廣田洋一
    2025年5月11日 18:23

    花冠5月月例ネット句会選句
    02, 13, 15, 33, 40

    33.麦秋の野の果て光る燧灘
    良く実った麦畑の広がる先に燧灘が光っている。大きく豊かな景色が良く見える。

  3. 高橋秀之
    2025年5月11日 18:50

    5月月例ネット句会選句
    05.08.17.36.41
    41.クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に
    母の日のきっと一番うれしいプレゼントでしょう。
    どんなバラであっても素敵な思い出になりますね。

  4. 上島祥子
    2025年5月11日 19:07

    Unknown
    連絡です。
    15番が2つあります。

    15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅
    15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水

  5. 弓削和人
    2025年5月11日 19:46

    Unknown
    2,15,28,30、39
    夜が明けて緑雨の音に覚める吾子

    夜明けにふと目が覚める吾子に気づき、力付の5月を感じ入る。眠っているあいだに、季節が移り変わる様子をあらわしている。

  6. 上島祥子
    2025年5月11日 20:17

    5月月例ネット句会選句
    03、15、37、41、42、

    41.クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に
    母の日のプレゼントは何を貰っても嬉しいものです。思いのこもったクレヨン画はわずか期間しか貰うことが出来ないので嬉しさひとしおですね。
    幸せな気持ちになる句です。

    15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水(15はこちらの句でお願いします)

  7. 藤田洋子
    2025年5月11日 20:49

    5月月例ネット句会選句
    10.16.15(梳き終えてゆっくり透けてゆく田水).31.39

    16.つるバラの開花弾けるように増え
    次々と咲くつるバラが目に浮かび心明るくなれます。明るい季節の到来も感じさせてくれます。

  8. 柳原美知子
    2025年5月11日 21:54

    5月月例ネット句会選句
    12、15、17、39、40

    15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水
    田植えのために梳かれた田に張られた水が、時間が経つにつれて澄み、日を透かせ、山々や空を映して美しい。農作業を終えて新たな季節を迎える喜びと充実感が思われます。

  9. 吉田 晃
    2025年5月11日 23:42

    5月月例句会選句
    1   7   16   34   40
    07.丹沢の山青々と麦の秋

     雪解けから若葉の山へ。山の青と金色に光る麦が丹沢に夏が来たことを教えてくれる。一句にいくつもの色が入っていて、豊かな初夏の山が浮かんでくる。すっきりしていて力強い句ですね。

  10. 多田有花
    2025年5月12日 7:26

    Unknown
    選句が遅れ失礼いたしました。

    07.15.17.31.40.

    15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水
    田に水が入り梳いていけばしばらく田は濁ります。
    それが時間経過とともに土が沈殿し再び水が澄んできます。
    着実な詠者の観察の目が感じられます。

  11. 小口泰與
    2025年5月12日 8:39

    5月月例句会選句
    7 18 34 36 39
    36柿若葉弾く雨音の軽やかに
     柿若葉は初夏らしく明るい萌黄色で、つやがあり柔らかである。その若葉に初夏の雨音が吸い込まれていく素敵な景ですね。

  12. 土橋みよ
    2025年5月12日 13:38

    選句
    3,10,17、15(梳き終えて)、40
    10.花冷えのやがて暮れゆく湖畔かな
    桜の咲く時期の肌寒さと夕暮れの寂しさが漂う湖畔のの様子が時間の経過とともに郷愁を誘うように感じました。