■2月月例ネット句会清記■
2024年2月11日
36句(12名)
2024年2月11日
36句(12名)
01.忽然と俳句が来るよ春の雪
02.水底へ春の来ており賑賑し
03.朧夜や波の穂先のほろほろと
04.料峭のさざ波たつやにわたずみ
05.枝先の色づき来たる楓の芽
06.あおぞらの風の田面や犬ふぐり
07.ぐんぐんと岸の白梅ふくらめり
08.雪に濡れさくらの枝のほの赤き
09.大粒の春雪ぺたぺたボンネット
10.投函の新聞かんと春浅し
11.節分の夕餉を映えさす鰯かな
12.まさおなる空にこぼるる寒椿
13.りんりんと鈴を鳴らして針供養
14.切支丹の墓の十字架冴え返る
15.暖かな日差しの中の木椅子かな
16.曙の雲をまといて春の山
17.梅が香に誘われ歩く散歩道
18.その歴史長き国なり建国日
19.いちご食う結婚記念の夕食会
20.新芽出すホームの隅のプランター
21.見上げれば春の大空雲ひとつ
22.星めぐりの歌の余韻に明日立春
23.球音を聞きつつ見上ぐ城二月
24.しだれ梅塀歩く猫尾を振って
25.寒ごやし麦の吹かれている畝に
26.餅黴を削りつつ焼く二月来る
27.牡蠣鍋の牡蠣の一つをすくいけり
28.冬空へタワーの建つを見上ぐ朝
29.春一番歯医者帰りの頬を打つ
30.春夕べ商談まとまりホットココア
31.椿活け夜は背ナよりしんと冷ゆ
32.春の雪積もりし量の屋根にあり
33.春の雪ことば真摯な葉書きかな
34.梅林の賑やかな小さな街
35.節分の豆を数えてカラカラと
36.立春の風が高く流れゆく
※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
コメント
花冠2月月例ネット句会選句
No. 07,12, 25,29,34
34.梅林の賑やかな小さな街
下五の小さな街で梅林の賑やかさが強調されている。
上手い詠み方。
花冠2月月例ネット句会選句
02 07 10 18 33
<特選>
18)その歴史長き国なり建国日
折りしも本日2月11日は、我が国日本の建国記念日です。建国以来本年は2683年目になるとも云われ、国家として世界で一番歴史の長い国ですね?もっと天皇家を尊び、国民も誇りを持ちましょう!!。
花冠2月月例ネット句会選句
07.15.23.25.36.
36.立春の風が高く流れゆく
今日から春、という気持ちが「高く流れる風」という言葉に現れています。
花冠2月月例ネット句会選句
10. 15. 24. 25. 36.
10.投函の新聞かんと春浅し
早朝、新聞受けに投函される新聞。その音は「かんと」響きました。まだ春の風色の揃わない、街の空気を鳴らしつつ、新聞が春を連れてくるようです。
2月月例ネット句会選句
15.24.27.32.35
27.牡蠣鍋の牡蠣の一つをすくいけり
この句を見て、理屈抜きで牡蠣鍋を食べたいと思いました。立春を過ぎましたが、寒いがつつく今日この頃、牡蠣鍋は体が温まります。
花冠2月月例ネット句会選句
8、12、25、29、33
12.まさおなる空にこぼるる寒椿
透徹した冬空の青さと零れ落ちる椿の真紅の美しさ、
寒椿への愛惜の念が感じられ、心惹かれます。
2月月例ネット句会選句
7 20 30 31 34
31.椿活け夜は背ナよりしんと冷ゆ
信之先生ご健在の時から、高橋家は大きな花瓶に賑やかに花を飾ることはしない。一輪挿しに、時には野の花であったり、時には散歩で見かけた道の花であったりを何気なく飾っておられる。この椿もそうなのだろう。俳誌の仕事が一段落し椿が一輪、作業机に飾られていて、一息ついた今、二月の冷たさを感じておられるのだと想像する。
選の訂正お願いします
7 22 30 31 34
31.椿活け夜は背ナよりしんと冷ゆ
信之先生ご健在の時から、高橋家は大きな花瓶に賑やかに花を飾ることはしない。一輪挿しに、時には野の花であったり、時には散歩で見かけた道の花であったりを何気なく飾っておられる。この椿もそうなのだろう。俳誌の仕事が一段落し椿が一輪、作業机に飾られていて、一息ついた今、二月の冷たさを感じておられるのだと想像する。
Unknown
05.16.22.23.31
16.曙の雲をまといて春の山
夜がほのぼのと明ける頃合いに、雲をまとうように、春の訪れを予感させる情景が描かれている。
選句
08. 10. 12. 21. 33.
12.
寒椿の明るい朱色が空の青さに映える美しい光景が目に浮かびました。「こぼれる」という表現も面白いを思いました。
2月度月例ネット句会選句
10 12 21 23 32
10投函の新聞かんと春浅し
春になったものの、春色はまだ整わない.降雪もあり、木々の芽吹きも間がある頃、朝刊を待ち遠しく待っている。そこに待ち焦がれた新聞が配達された。