■1月月例ネット句会清記■
2026年1月11日
36句(12名)
01.参道に笑顔が溢れる初詣
02.窓口にミニ門松をひとつ置き
03.七草の湯気の向こうに妻がいる
04.七日かな鏡餅搗く僧の声
05.丸餅の椀に溢るる初雑煮
06.窓枠に庭の土蹴る寒すずめ
07.冬の実の色あざやかな寒に入る
08.元朝の風が静かに日の丸へ
09.粥炊かれ緑豊かな七種に
10.寒中や今日も明日も晴れ続く
11.日脚伸ぶ中に夕餉の用意かな
12.霜の花輝き即座に消えゆけり
13.道端の明るき光仏の座
14.恙なき吾もすすりて寒卵
15.格好良く老いんと思う初鏡
16.寒晴の空を舞い来て浮く鴎
17.寒鵜二羽並びて羽を広げあう
18.冬川の色にわが立つ影映り
19.年新た生れて五日の赤子抱き
20.掃初めの門辺に迎え新生児
21.幼子ら嬰児囲み松の内
22.初山河日差しへ押し行くベビーカー
23.藻塩振り七草あおあお粥炊ける
24.冬晴れに鳶鳴き潮の満つる忌よ
25.枯れ葉舞う地に揺らぎたる月の影
26.年明くる東天に月十三夜
27.有明やカーテン越しの四日かな
28.リビングを聖樹の樅が占めており
29.看護師とささやくメリークリスマス
30.白梅の咲けば川辺の明かり初む
31.初空や吾子と見上ぐる朝の径
32.初詣並ぶ背中を見つむ吾子
33.病み上がり在宅ワークの初仕事
34.雪雲の伊吹山越す厚みかな
35.振袖の風に煽らる北颪
36.振袖の一日終える寒茜
※あけましておめでとうございます。初句会にご参加ありがとうございます。
互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
コメント
04.09.23.20.30.
23.藻塩振り七草あおあお粥炊ける
七草がゆを作られた様子、さらに湯気の具合、
色彩と香りと味わいまでもが感じられます。
五感すべてで味う七草がゆであり、御句であります。
06.13.19.25.34
19.年新た生れて五日の赤子抱き
産まれて間もない赤子を抱くだけでも嬉しい気持ちであるところ、
新たな年の気持ちも重なり、二重の寿ぎの瞬間ですね。
05. 08. 11. 16. 22.
22. 初山河日差しへ押し行くベビーカー
静な景色の中に加わるベビーカー。その中にある新たな命を温かな日差しの中に向かわせる、愛情を深く感じる句で、新年の寿ぎにピッタリですね。
18, 23, 30, 34, 36
30.白梅の咲けば川辺の明かり初む
清らかな白梅の香りが漂う川辺の美しい風景が目に浮かぶようです。
03 06 16 30 34
06 窓枠に庭の土蹴る寒すずめ
寒雀の「土を蹴る」という動きがかわいらしい、と同時に、寒さの中で懸命に餌を探しているその小さな脚の強さが「蹴る」という一語に集約されていて生命力を感じます。
12 16 20 23 34
16.寒晴の空を舞い来て浮く鴎
事実を述べて力強い句だと感じた。即座に港の風景が脳裏に浮かび、「寒」の冷えた空気と潮の香が体内を清めてくれる感覚にとらわれる。
12. 18. 20. 25. 30.
20.掃初めの門辺に迎え新生児
新生児を迎えられるため、掃初めをして清められた門。淑気漂う中にも、厳粛な生命を受けとめら
れるお気持ちに感動します。赤ちゃんご誕生おめでとうございます。
03.17.22.30.34
03.七草の湯気の向こうに妻がいる
七草粥の湯気のあたたかさの中、ご家庭の幸せな情景が思われ、心あたたまり安らかな気持ちになれます。
06.18.25.31.34.
遅くなりまして、申し訳ございません。
コメントは、明日、投稿いたします。
06 窓枠に庭の土蹴る寒すずめ
窓から見たお庭の景色でしょうか。寒中の雀はふっくらとしてかわいらしく、また、餌を求めて人家近くにやってきます。その様子を「土蹴る」と的確に描写されたことで、雀の小さな脚や嘴など細部までが想像できます。優しいまなざしにほっとします。