俳句
生けられし一枝の椿花盛り
晴れ
一枝折ってきた椿は、よく咲く。椿でありながら、花盛りといいたい。
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
俳句
生けられし一枝の椿花盛り
晴れ
一枝折ってきた椿は、よく咲く。椿でありながら、花盛りといいたい。
俳句
雨の椿いくつか土に落ちてあり
思い思いに電車の椅子に着膨れて
○地下鉄駅の裏の山すそに椿が咲く。今朝は雨の中、椿が咲いているかどうか、信之先生に頼まれて見に行く。まだ固い蕾だろうと思っていたが、すでに落ちた椿もいくつか。よく咲いている。薮椿ではないようだ。一枝、茂っているところからもらい、備前に挿す。
○午後3時ごろから横浜へ。お歳暮を済ます。塩昆布を買って帰る。大阪の昆布には、いつも大変敬意をはらっている。
○俳句をしない知人より、俳句はがき、四季そろえて欲しいと頼まれたが、この夏から書いていないので、さっぱりである。頼まれたときが、いいチャンス。書いて練習しないといけないのだ、と気を入れなおす。
俳句
○花冠句会入賞発表。
俳句
○鎌倉吟行のあと、信之先生風邪でダウン。
○花冠2月号の投句がほぼ集まる。
俳句
報国寺10句
竹林に踏み入るところ冬椿
竹林の千幹二千幹が冬
身にしむや竹幹の青通り来て
ざわめきてさらに激しく散る黄葉
散り止みてまた散る落葉ひたすらに
サンショウバラ
薔薇の木のがんじからめに枯れにけり
柚子熟れて朝日が射しぬ禅の寺
冬の水ひたすら澄みて金魚飼う
禅寺に十月さくらのほつほつと
休耕庵
小暗さに深紅の冬菊見分かたず
宝戒寺4句
参道の萩のすっぱり刈られける
白木蓮冬芽の銀の日のまぶし
梅蕾枝垂れて届く湿る土
内陣のひがし明るき白障子
鎌倉は柚子の熟れたる黄が多し
柚子熟れて川の向こうに黄が照りぬ
水底に紅葉も鯉も谷戸の川
晴れ
○編集会議の日。花冠の創刊号はすでに発送してあるので、予定を変更して鎌倉を吟行。
○鎌倉の竹林で有名な足利氏の菩提寺である報国寺へ。信之先生、愛代さんと三人。10時に横浜駅中央改札で待ち合わせ。横須賀線逗子行きで鎌倉駅まで。
そこより、霊園行きのバスで浄明寺まで。浄明寺バス停より徒歩で報告寺まで。
報国寺は、思ったより植物が多く、規模も五山ほど大きくなく、吟行にはいい。花の寺としても紹介されているようだ。竹林には2000本の孟宗竹があり、長方形の敷石を連ね通路を作り、竹林を散策できるようにしてある。竹林の一番奥に休耕庵という茶席があり、お抹茶を一服いただく。お菓子は、椿の型の和三盆。足利氏の紋のはいった楽茶碗にふっくらと立って、結構なお服。休耕庵で、お土産に「羽根さぬき」という和三盆を買う。
行きは、バスだったが、帰りは、鎌倉駅まで徒歩。坂東観音1番の杉本寺による。この寺は鎌倉一古い寺で、本殿への石段は苔むしていて、崩れ落ちそうなため、通行止め。脇に石段があたらに作られ、本殿へお参りできるようになっている。
杉本寺を後に、萩寺として有名な天台宗宝戒寺に寄る。萩は根元から剪定され、正月を迎える準備が整いつつあった。内陣の参拝をさせていただくが、中が明るくこじんまりとしたよいお寺であった。仏様は暗くて拝顔できない。それゆえ、尊しか。梅の蕾と、白木蓮の蕾がよく付いていた。開運厄除けのお札があって、杉の木だろうか、長方形の小振りの板に、萩の花、梅の花が優雅に描かれ、欲しいくらいであった。
宝戒寺をあとに、八幡さんの前の鎌倉彫の店に寄り、若宮大路を下り、途中から、小町通りに入って、長島家の切りざんしょうを愛代さんに見せに立ち寄る。愛代さん、それを買われた。鎌倉駅から横浜駅まで行き、駅地下の喫茶店で句会。解散。
句はかなり作ったが、句会に出すために拾うと、できたものが意外と少ない。よいところだが、作句には難しい光景だったかもしれない。
○夕方からの忘年会に出席。
俳句
○冷え込んだ一日。午後から雨。
○花冠創刊号を午前中発送。クロネコメール。
○ネット短信18発信。
○新年句会、秀之さん歓迎句会の計画。1月17日(土)
新年句会は、泊りがけの鍛錬句会となりそう。場所は横浜。
俳句
○花冠発送準備。
俳句
水底に影を映してあめんぼう
落葉沈めせせらぎ流る児こと止めず
冬烏歌える森の道伝う
聳え立つ枯木に空の青一枚
枯葦の日当たり千々にざわめけり
日あたって辛夷の冬芽尖りたり
冬の陽に鵜どもいよいよ黒光る
水鳥を見ていて一つが潜りけり
冬うらら鳩が梢に揺れており
○都築区のセンター北駅から、ふじやとのみちコースの吟行。徳生公園、北山田まで吟行。参加者、信之先生、荘二さん、宏さん、治朗さん、愛代さん、正子。
先の吟行では、鴨などのほかに翡翠をみたが、今回は鵜が四羽、日向ぼっこをしているのに会えた。尾長の渡りにも出会った。公園の木で休み、また飛び立っていった。句会は、徳生公園の野外のテーブルに座って池の鴨を見ながら。句評は、昼食のチーチョダイニングで。
エールウーエールで喫茶後、解散。花冠創刊号を渡す。
花冠創刊祝、荘二さん句集「艫綱」出版祝、忘年句会の趣旨。
○飯島治朗さんの句集原稿を手渡される。CDROM、写真も。表紙の色は、菜の花色と指定される。千葉の県花、菜の花と家紋も揚羽蝶にちなんで、蝶の黄色。
俳句
○長男が急に来て、泊まる。学会賞をもらったとのこと。賞もなかなか厳しいらしい。
俳句
洗われて紅あざやかなほうれん草
薄切り蕪の重なり純白に
一本の鉢の山椒の黄葉して
星ふたつ離して高き冬三日月
本屋より戻りて羽織るちゃんちゃんこ
ストーブに寄って読みける食物記
冷飯の一塊残る十二月
○晴れ
○急いで夕飯の仕度。蕪を刻んだ。やわらかそうなので、漬物がわりにと塩もみにした。これでは芸がない。紫蘇の実を塩漬けにしていたのを思い出し、冷蔵庫から取り出して、塩もみ蕪にばらばら振りかけて混ぜた。これがおいしい。
○今日のおいしかったもの。もうひとつ。栗蒸し羊羹。出は、岐阜県各務市の桃太郎製菓。