4月20日(月)


雨。

もっこうばら花びら雨に暈けうるむ   正子
カーラーの強き白さを老眼に      正子

眼科をネットで探す。日吉商店街の中央通りをまっすぐ行ったところのみのり眼科の口コミ評判がいい。電話するが通じない。知らないところへ行くのも不安なので、雨の中ながら、実際行ってみた。中央通りが尽きて慶大の西別館の傍だったが、シャッターが下りて休診。無理して行くこともないかなと思い帰った。帰り、日吉東急に寄ろうと思うと、シャッターが閉まっている。あとで閉店理由を友人に聞くと、従業員に新型コロナウィルスに感染した人がでたので、閉店したそうだ。ちょっと便利が悪いな。

12月3日(火)


晴れ。朝は冷え込むが、昼間は暖かい。

毛糸編みて眠るたのしさ編む疲れ   正子
年用意メモに書き足す竹菜箸     正子
冬の夜の紅茶にだれか来はせぬか   正子
紅茶淹れ冬の朝の玲瓏と       正子
銀杏黄葉やや青ざめて暮れはじむ   正子
さざめきてやがて落葉の降る音に   正子
銀杏黄葉雲は離れず青空に      正子
銀杏黄葉片袖脱ぐごと片側散り    正子
埋もれしも割れしもどんぐり無数落ち 正子
どんぐりを拾いぬなにかせんとして  正子
がまずみの実をあかあかと雨つつむ  正子
木の実より雨の雫の落ち切らず    正子

●暖かいので、5丁目の丘まで散歩。森戸第二公園まで。ここは、白樫、銀杏、欅、あたりに山茶花がある。大人用懸垂棒があり、ぶら下がるが、なぜか左肩から腕にかけて変に痛くなった。家に帰るころには痛みは自然に消えていた。

●1989年、12月2日、3日は、アメリカの大統領のジョージ・ブッシュとソビエトの首相のゴルバチョフがマルタ島沖のソ連のクルーズ客船上で会談(マルタ会談)し44年続いた東西冷戦を終わりとした日。

ベルリンの壁の崩壊から今年は30年。今年の記念日は、壁にあかい薔薇の花が差されてていた。あかい薔薇は、真紅でも、深紅でもない。オレンジ色がかったあかい薔薇でヨーロッパ的なかわいらしい印象だった。この色こそ私には西洋と思える。
「壁に差された赤い薔薇」が、令和のはじまりよりも、今年の最も印象に残る映像だ。

●色に関して今不思議な事。交通信号で三色を「青・赤・黄」と呼んで、とくに青について
あれは緑(青緑に区別されるのだろうが)じゃないのと、いう話があるが、日本では伝統的に緑も広く含めて青と呼んでいる。そのことを今の多くの人は知らないようである。そこを知らないと日本文化は底が浅くなるのではないか、と思う。若い俳人でこのことを知っているか統計をとってみたいものだ。

●玉三郎が主役演出をする「本朝白雪姫」の新歌舞伎の公演が話題になっている。昨日より、26日までの公演。テレビでちらっと見た。時代衣装は平安から鎌倉室町あたりの感じの着物。日本の民話のような印象。日本の民話が好きか、グリムの童話が好きかということになりそうだ。日本とヨーロッパの根本的な大きな違いがあるような気がした。何に精神の根を置くかだ。

9月21日(土)


曇り。

●センター北へ買い物。都筑阪急、相鉄ローゼン、東急ストア、JA横浜の野菜を見て歩く。JAは、台風15号の影響で、出荷ほとんどなし。里芋、大根、小松菜、胡瓜、梅酢を買う。阪急でつまみ菜と豊水。東急で巨峰。

●クリニックを変更して、循環器の新しいクリニックを予約。

5月6日(月)


晴れ。
薔薇さわがす夕風がわが顔をも吹きぬ  正子
庭薔薇のさまざま咲きて妻病むらし   正子
薔薇垣の中のポピーが赤極め      正子
桜鯛粗の鱗もいきいきと        正子

魚を買いに。めぼしい魚がなかったが、活きのよい鯛の粗があった。買戻ってパックを開くと二匹分。粗煮に。蕗もまた二把買って、先日の残り汁そのままで、また伽羅蕗風に煮る。美味しいものやご馳走をそんなに食べたいとは思わないが、おいしくないのはどうも。自分流のこんなおかずがいい。

4月28日(日)


10連休も二日目。10連休といっても普段通り。
自然教育園に信之先生と午前10時半に出掛けた。日は暖かいが風が冷たい。歩けば暖かくなるからと、コートなしで出かける。
園内は、若葉。水生植物園にあやめ、丁子草。これら、むらさき、薄紫。垣通、えびね、シャガ、なども。
売店が以前より充実。絵本『じめんの上とじめんの下』(福音館)と幼虫と成虫が光の加減で変わるものさし、レモンのサシェ、ヤマケイの『野鳥』の本など買う。2時過ぎ園を出て、蕎麦やへと思うが休み。仕方なく近くのジョナサンで遅い昼食。帰宅は午後三時。

4月21日(日)


晴れ
●二つあるgooメール、二つともログインできなくなった。goo事務局へ問い合わす。全く仕事にならない。

春風に混じる雨かな頬に触る 正子
冷やされし心太を土産とす  正子
青麦の穂が青空の青を呼ぶ  正子

●俳壇5月号掲載の正子7句。

青を踏む
        高橋正子
遠き花確かむために青を踏む
初蝶の今し消えたり大き宙
白れんに無音の空の青深き
わが影を入れて桜芽木の影
残る鴨浮いてボートが軽く浮き
残る鴨追い立て雨の降り出せり
春雨の水輪川幅うめつくす

4月15日(月)


晴れ。
夜中か、朝方か、雨が降ったようだ。

朝空のあまりに高し柿若葉 正子
柿若葉冷えたり雨の上がる空 正子
通勤の人らもっこり若葉冷え 正子

夜中のニュースで、パリのノートルダム寺院が火災となったと知る。ゴシック建築の90メートルある尖塔が崩れ落ちる画像を見た。動揺し、涙する市民も。崩壊に私も驚く。テロ?と一瞬思う。事故なのか。