晴れ。
●月例ネット句会の金賞の最優秀句の選出が終わる。13名参加で、美知子さんの4月の句が選ばれた。
●月例ネット句会の賞品の俳句はがきを準備をする。今日は賞品を入れる封筒の準備と、書く俳句を決める。葉書きが足りないので、明日そごうの鳩居堂へ行くことに。
●ハート内科へ。薬を微調整してくれる。血圧が変動しすぎるらしい。薬の調整が難しいとも言われる。
●ダウンロードした編み図で、レースを編む。直径10cmぐらい。レース糸40番のマンセルを初めて使ったが、理想的。糸の柔らかさ、艶、繊細さ。レース編みは十代のころ始めたが、理想の糸を手に入れたのは60年も経ってのこと。ダウンロードした編み図は、モチーフの大きさなので、やっぱり、レース編みの本を買おうと思う。本屋を数件見て、一冊見つけている。
晴れ
●今朝は窓の結露がひどい。タオルでふき取る。
●2週間ほど前だったか、某氏が「黒田杏子さん事件はどうなったの?」と聞いてきたので、思い出した。その話は興味なさそうだったのに気にはしていたのだ。その「事件」ついて、今朝ネットで見ると、角川は「俳句」12月号に謝罪文を載せたとあった。「不快な思いをさせたこと」へのお詫び。穏便に収めたようで、真意はわからないが、一度出た言葉は消せない、髙橋氏の「配慮を欠いた」と言う言葉、「N氏の先生」ということから、結果すべてが分かってしまった。「馬鹿な女」と言ったのは本当で、「N氏の先生」が問題の性質を裏付けている。
晴れ時々曇り
●合同句集発送の挨拶状を2種類印刷。会員用と贈呈者用。
●センター北の100均ショップで、発送用の封筒など買ったが、角6号の封筒はあるときはたくさんあるが、今日はないので、違う店を探すことに。おなじビルにあるユザワヤでマンセルのレース糸40番を買った。この糸、普通の糸の倍くらいの値段。編み図はネットからダウンロードした。若いころはよく編んだレース編みが手元に一枚もない。ドイリーが2枚欲しいので、暇を見つけて小さいものを編むことにして用意。
曇り。
●昼間の気温が23℃らしい。昨日夜は小雨が降りながらも暖かくなっていた。横浜までブルーラインで。今日は暑そうなので薄着で出かけたが、暑いので、上着を抜いて腕まくり。半袖の人も、肩丸出しの人も。
●月例ネット句会の今年の最優秀句をみんなで選んでもらうため、選をお願いしている。
●栄太郎さんから電話。合同句集はいつできるかと。23日夕方発行所に届くことになっている。24日、綱島郵便局から送っても、近くの人で、最速で25日。「たのしみにお待ちください。」と外面では言っているものの、内心は
「たのしみに待つ」という明るい余裕はない。ナーバスきりもなし。
本の出来上がりは、一か八か、凶か吉か、打ってみなければわからない。美知子さんが、すぐに編集者として雇ってもらえるんじゃない?と言ってくれたが。出版社では本文の編集と表紙の装丁などは、別の専門家がする。うちの場合は、何から何まで一人。その分好きなようにできはするが、なんせ、素人。
小雨。
●ネット短信No.404を発信。令和6年度花冠会費の納入の件。夜またネット短信No.405を発信。月例ネット句会2023年最優秀作品の選出依頼。
●合同句集の発送準備。宛名印刷。スマートレターで送るので、購入。
●午後、歯医者、整形外科の病院のハシゴ。そのままバスで東急まで。おいしいパンを買おうと探したが、ダークチェリーのデニッシュがあれば迷いなくそれにするが、結局サンドウィッチ用のライムギパンにした。帰ってすぐ、自家栽培のレタスで卵サンド。具と味が良く馴染んでいる。
晴れ
●合同句集は印刷中だが、表紙の仕上がりが気になってしょうがない。問題は色。ネット上で色を決めるので、出たところ勝負。昼前、お歳暮など送る用事で外出。丸善で『特殊印刷』という本を立ち読みしたが、箔押しも特殊印刷らしい。この本自体題名が青の箔押し。金ぴかすぎるので、心配になってきた。箔も安物、上物があるのか、印刷方法が違うのか。
●ダイニングに来客があってもいいように、少しきれいにしようと思い、テーブルの上の雑多なものを取り払った。年をとると、脚が悪くて畳に座れない人がでてくる。若い人はまともに畳に座れなくてごぞごぞする。畳の部屋は日当たりよくて、目下仏間になっているので、お参りの時ぐらいは座ってもらう。
●ふたご座流星群、見ようと思っていたが、忘れてしまう。昨日明け方、まだ暗かったので、空を見た。15分ぐらい空に目を慣らすと北東あたりに星が飛ぶ軌跡が見える感じがする。あくまでも感じだが、すうっと星の色が見える。
晴れ
炬燵つけ早暁の一書少し読む 正子
柚子の呼気ビニール袋に露しとど 正子
冬菊の白に日が過ぐこと速し 正子
●合同句集の校正、昼をすぎ、3時をすぎ、4時近くなって、初校が終わる。ネットで初校を送る。原稿に空ページを入れるのを忘れていた。アナログ思考としか言いようがない。機械の身になってみろ、なのだが。いつ校正ゲラがとどくかとパソコンの前を離れられない。
幸い、5時前、再校正のゲラが届いて校正。空ページを入れたので、無事校了。印刷に回る。
●「俳壇」1月号(花冠広告入り)が届く。正月号なので、句が華やかではある。今年から二十四節気を載せる予定なのか、1月号のグラビアページは「立春」。立春は2月に入ってからの感覚なので、ちょっと違和感があって手持ちの『にっぽんの七十二候』で調べると、二十四節気「立春」から始まる。
旧暦では立春が始まりと考えられ、立春は「正月節」「歳首月」ともいうらしい。寒さのピークはここまでということ。違和感は新暦に慣れ過ぎたためか。
生活は旧暦でするのがいいような気がする。
小雨
●深夜2時、合同句集『泉』を入稿。編集に長くかかったので、いざ入稿で、手放すとなると、「いやいや、待て待て」の心情が働く。だが、これ以上延ばすことはできず、入稿作業をネット上で進め、作業完了。表紙の次と、裏表紙の前にいれる遊び紙の色の決定色が思いつかない。「水」を指定したが、今朝になってひらめいて「白茶」に変更のメールを送った。これで落ち着いた。
表紙、裏表紙はペルーラのホワイトに青の箔、遊び紙は白茶。本扉が青と黒の文字。中扉が黒。信之先生の百句の題が「芽吹く木へ」の黒。この一連のイメージで落着。しずかに、しずかに、考えて、「感覚に正直になれ」、これは自分の格言。
●夕方合同句集のゲラが電子ブックで届く。「表紙、本扉、目次、序にかえて、内扉」の5つのファイル全部差替え。両面印刷を指示していながら、空ページを入れてなかった。表紙は、デザインのやり直し。箔押しは追加料金がかかったが、ここに来て変更は無理。記念号だから奮発しよう。
考えてみれば、この5ファイルを丁寧に作業する時間がなかった。それがもろに出た。発行遅延を頭にいれ、なんとかして、表紙のデザインをよくしなくてはいけない。本屋で表紙デザインの本を買っておくべきだった。夜中、なんとか、表紙ができた。残りは明日午前中。午後5時までに初校を送ることにする。
晴れ
●12月月例ネット句会入賞発表
●昨日夜中、パソコンのマウスがから滑りをするようになった。入稿間際のこの時に限って。指では作業が捗らない。朝、東急開店と同時ノジマに滑り込み、新しいのを買った。設定要らずの無線のマウス、1500円弱。
●土曜日あたりから、スマホでのメールのやり取りがちぐはぐする。KDDIが通信障害を起こしていたらしい。しかし、この情報は不確か。済んでしまったことだが。
●自民党のパーティー券のキックバック問題で検察の捜査が始まっている。赤旗の電子版でキックバックを知った検察が自民党の派閥にメスを入れる。赤旗で検察が動く。どこの国かと。電子版の力?ネットによる瓦解?
■12月月例ネット句会入賞発表■
2023年12月11日
【金賞】
05.海鳴りの何処か遠くに懸大根/桑本栄太郎
たくあん漬けにする大根を干す光景は、以前はどこにも見られたが今は少ない。海鳴りが遠くに聞こえ、寒風が吹きつける襖のような懸け根は十二月の風物詩でもある。(髙橋正子)
【銀賞/2句】
29.小雪の樽湯に深く木の香吸う/柳原美知子
小雪が舞いそうな「小雪」の日。大きな樽を湯舟として使う樽湯は湯もやわらかく、木の匂いや温かみがあって、やすらぐひと時である。よい木の香りに「深く」息を吸い込んだのだ。(髙橋正子)
37.街の色変えつつ落ちる冬夕日/髙橋句美子
冬の入日は見る間に落ちてゆく。夕日が差す街の色合いもその変化がわかるほどに早く変わっていく。その景色を詠んだ。(髙橋正子)
【銅賞/3句】
08.手紙出す音の聞こえて冬の路地/祝恵子
近所の人が使う路地。誰かがポストに手紙を入れる音が聞こえる。冬だからこそ、人通りもすくなく、投函する小さな音も聞こえるのだ。(髙橋正子)
24.万両や実の張り詰めて紅々と/弓削和人
万両の実はまん丸で、実は「張り詰めて」いる。その色は真っ赤で輝いている。見事な艶である。「張り詰めて」に緊張感と、万両の可愛い丸さが読み取れる。(髙橋正子)
33.冬の鵙いまは静かに止まりけり/多田有花
秋の間は青空があれば、どこからでも鋭い鳴き声を響かせていた鵙。冬になって、鳴く声を聞かないが、実は枝に止まっていたりする。性格がかわったように「静かに止まり」の生態を見せている。(髙橋正子)
【髙橋正子特選/7句】
05.海鳴りの何処か遠くに懸大根/桑本栄太郎
半農半漁の浦の風景だろう。厚い雲覆われ海鳴りの聞こえる村の姿が想像される。風を防ぐための石垣の塀に懸けられた大根は海風に萎び、甘みたっぷりに仕上がる。正月のなますに使われるのだろう。浦の生活が強く匂ってくる好きな一句。(吉田 晃)
景が良く見える。大根を干してる場所は海からはなれた寂しい場所に有るのだろう。何処か遠くに、が効いている。(廣田洋一)
07.踵かえせば冬日まともに眩し/祝恵子
この時期は昼間でも太陽の高度が低く日差しを眩しく感じます。夏は太陽が高いためこういう眩しさはないですね。 (多田有花)
08.手紙出す音の聞こえて冬の路地/祝恵子
通常、ポストへ投函する音を気にすることもなく雑踏の中に流れていく日常の一コマだが、ポストの底のさまざまな手紙類に触れたわずかな響きが冬の冴えわたる凛とした空気を想像させられる。手紙の宛先に込めた祈りにも似た想いが表出したかのようだ。(弓削和人)
23.静かなる雨に水鳥眠りたる/弓削和人
水鳥が集団で眠っています。それを見守るように降る細やかな雨、絵画のような情景です。 (多田有花)
24.万両や実の張り詰めて紅々と/弓削和人
29.小雪の樽湯に深く木の香吸う/柳原美知子
33.冬の鵙いまは静かに止まりけり/多田有花
【入選/17句】
03.鴛鴦や沼も眠たき日のあるや/小口泰與
水面か水辺にじっとして動かないオシドリ。沼も眠っているのではないかという冬の静かな、寂寞とした情景が浮かびます。 (友田修)
鴛鴦といえば、鴛鴦夫婦という言葉があるほどですからつがいのイメージ。仲良く並んで泳いでいるのでしょう。取り囲む沼は風もなく静かで穏やかです。 (多田有花)
09.冬夕焼け豆腐売りの車の声/祝 恵子
昭和40年代あたりを思い起こさせます。全体が夕陽で茜色に染まり、ピープーという豆腐売る独特の間延びした音、のどかです。 (多田有花)
11.江の島や宝石飾る冬の空/廣田洋一
「江の島」だからいいです。「宝石」はイルミネーション?それとも遠くの街の輝く光でしょうか? (多田有花)
13.草の穂の重き実をつけ枯れ果てり/吉田晃
草は枯れても重き実をつけている。野生の生命力に感動します。枯れ果てた草の軽さと実の重さの対比にしみじみと 自然の摂理が思われます。(柳原美知子)
16.病室の窓に打ちつく冬の雨/高橋秀之
病室で聞く冬の雨の窓を打つ音は不安で淋しいですね。入院時は明るい日差しと夜の月光に癒されたものです。1日も早いご快復をお祈り申しあげます。 (柳原美知子)
22.踏切の明滅のこす枯野かな/弓削和人
一面の枯野となったさびしい野に踏み切りの明滅と時々過ぎる電車の音。今年もいよいよ終わり、本格的な冬の到来がひしひしと感じられるようです。 (柳原美知子)
26.切り通し落ち葉と空の高さかな/友田修
切り通しの落ち葉は高く積もり青空にとりどりの色を描いているようです。 (柳原美知子)
30.棚田米餅に搗く音橋わたり/柳原美知子
棚田で稔ったもち米でお餅をつかれています。その音が川の向こうの家から響いてきます。収穫の喜びですね。 (多田有花)
31.冬半ば入日は塔の先かすめ/多田有花
入日には春夏秋冬にその季節に合う、素晴らしい景色を見せて呉れますね?ここ数日穏やかな天候が続き、どんどん沈み行く冬の茜空には高い鉄塔の先端をかすめて居ります。哀愁の籠る時間ですね。 (桑本栄太郎)
冬半ばのこの時期、夏とは違う軌跡で太陽が塔の先をかすめて日の入りします。塔をかすめがその低い軌跡を感じさせてくれました。(高橋秀之)
32.さんさんと桜冬芽の陽を浴びぬ/多田有花
桜冬芽とともにさんさんと陽を浴びておられる気持ちよさそうな作者の様子が想像されます。 (柳原美知子)
34.落葉積もり落葉の奥に松ぼくり/西村友宏
積もっている落ち葉を踏み分ける音が聞こえてくるようです。その奥に大小の松ぼっくりを見つけ、拾い帰るのも楽しいものですね。 (柳原美知子)
35.星空へ熊手持ち上げ拍手湧く/西村友宏
熊手はもと実用品であったが、今は七福神のような縁起のいいものをつけ、大きな飾り物になった。その熊手を買った人への賛辞を表す大きな拍手が冬空に沸き上がった。年末の縁起の良い景である。(小口泰與)
14.降る雪や奇岩の寺の遠き鐘/吉田 晃
18.実家から届くみかんを籠に盛り/高橋秀之
28.人参の葉の青束ねそっと抜く/柳原美知子
36.電飾の街へ懐炉を手に包み/西村友宏
■選者詠/髙橋正子
21.冬かもめ鴨と泳げば鴨らしく/髙橋正子
冬晴れの池で楽しそうな鴨の群れと一緒になって泳いでいるかもめ。鴨と同じような仕草をして、鴨に同化しているようで、ほほえましく、いつまでも見ていたい光景ですね。 (柳原美知子)
19.潜る泳ぐ鴨いきいきとわが見るに
20.潜りし鴨嘴にたらたら水たらし
■選者詠/髙橋句美子
37.街の色変えつつ落ちる冬夕日/髙橋句美子
午後をとりわけ短く感じるこのごろです。お昼を過ぎるとあっという間に日差しは傾き夕陽となって街を赤く染めます。 (多田有花)
冬日が沈んでいく街の様子が見えてきます。 (祝恵子)
互選高点句
●最高点句(5点/同点3句)
05.海鳴りの何処か遠くに懸大根/桑本栄太郎
13.草の穂の重き実をつけ枯れ果てり/吉田晃
37.街の色変えつつ落ちる冬夕日/髙橋句美子
集計:髙橋正子
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