■7月月例ネット句会清記■

■7月月例ネット句会清記■
2024年7月14日
36句(12名)

01.小燕の店番となり道の駅
02.威勢よく草刈る男の腕まくり
03.六月の樹々雨音を迎えたり
04.驟雨止み雨雲峡にとどまれり
05.初蝉の忽と鳴き初め即止みぬ
06.掘割りの鯉の寄り来る?外忌
07.風鈴やまた聞し召す赤ワイン
08.一本のばらのくずれる朝かな
09.豊満な水着の少女湖の辺に
10.白靴を履きたる婦人色白し

11.大聖火向かうはパリや夏旺
12.世事忘れ避暑の旅へと出かけたり
13.水弾く真っ赤なトマトを丸かじり
14.晴れの日は目覚まし代わり蝉の声
15.海沿いを走る電車に夏の雨
16.谷水に声を響かせほととぎす
17.青紫蘇を薫らせ日々の厨事
18.梅雨長し青春の地に土砂崩れ
19.あおあおと蓮の花托の葉を抜きぬ
20.ふる雨の強さにゆれる白睡蓮

21.風鈴に風の声聞く盆法会
22.初蝉の朝のひと声艶やかに
23.ぶらんこの子に梅雨空の休みけり
24.向日葵の鉢の新装喫茶店
25,浴衣着て今宵は野球応援に
26.夏祭り知らせる朝の町内放送
27.朝凪の終わり吹き初め今朝の風
28.夕焼の雲を押し上げ富士現る
29.盆用意ようやく慣れて静かなり
30.紺青のレースを羽織り車椅子

31.とりどりの願い事揺れ七夕笹
32.ナイターの光夜空を突き抜ける
33.真新しい色の夏帽小旅行
34.テレワーク窓を開ければ星涼し
35.扇風機のメモリを「強」へ風呂あがり
36.冷房の音止む夜の静寂さ

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。

7月14日(日)

曇り
●7月月例ネット句会
正子投句
あおあおと蓮の花托の葉をぬきぬ  正子
あおあおと蓮の実育ちつつありぬ 正子 
ふる雨の強さにゆれる白睡蓮   正子
睡蓮をゆらして激し雨の音    正子
風鈴に風の声聞く盆法会      正子
風鈴の風にせせらぎ盆法会     正子
●墓所のある寺で3時から盆法会。元と句美子と正子が出席。本堂の外に、風鈴に故人の名前を書いた短冊をつけた風鈴が五十音順に吊るされていた。髙橋姓の多いこと。法会のあとお墓参り。きのう立てたお花の水が半分に減って驚き。墓地に引いてある井戸水を花筒いっぱい入れ挿しなおす。余った花を水が流れる花立に挿しておいたが満開になっていた。
僧衣が涼しげでめずらしい色目がきれい。袖から手が透けて、所作の手は平安時代のように袖から外に出さないで袖の内。供花に向日葵が手向けられていた。
帰りは元が駅まで送ってくれ、横浜線で、私は中山まで、句美子は新横浜まで行き直通電車で帰った。
月例ネット句会の清記発表に間に合うか心配していると、句美子が「年寄りのすることに誰も文句は言わないよ」と言う。運よく互選開始時間の6時に間に合った。

7月13日(土)

雨のち曇り
あおあおと蓮の花托の葉をぬきぬ 正子
白蓮のかげはみどりに蓮の葉に  正子
風鈴に風の声聞く盆法会     正子
夏霧に濡れつつ山の坂のぼる   正子
ゆれやすき白睡蓮に手水の水   正子
●今朝は涼風。早朝のウォーキングに私の年齢ぐらいの女性に大勢出会った。それぞれ歩くコースがあるらしく、一人に付いて行くともなく後を歩いた。どこかで見失ったが、日吉の隣町箕輪町の大聖院まで足を延ばした。蓮の花が咲いている楽しみがある。
大聖院の門をくぐると芝生が青々として、 手水の水が流れる落ちる水に睡蓮の蕾に白い色がのぞいていた。山裾の陰に例年ならある鉢植えの蓮を見に回った。鉢植えの蓮はなく、小さい池に、今朝は白蓮が一輪開花。紅蓮は雨で傷み散りかけていたが、固い蕾があった。青い実にまだ黄色い蕊がついて実ができたばかり。大聖院から少しの山道を辿ると、霧が出ている。昨夜の雨の残りが枝葉を落ちるのに、雨にあらぬ音を立ててぞっとした。普通部の辺りに出た。赤門坂を下り、帰宅。金蔵寺の近くの家で、草取りをいているショートパンツの女性に声を掛けられ、立ち話。初めての人だけど、庭の月桂樹(ローリエ)の枝を二枝折ってくれた。洗って乾燥させて、うまく乾燥したら料理の風味に使う。
●十時半ごろ墓参に。バス停にはお花をもったお墓参りの人が数人。同じ墓地に行くようだ。お墓ではすぐ後ろのお墓の中年の夫婦と会った。お寺にはあすお盆法会でまた来るが、風鈴の短冊に名号を書いてたくさん吊るしてあった。信之先生のもお願いしている。明日、よく見ることに。
●夜、明日のネット句会の準備。

7月12日(金)

小雨
打上げの鮨にのる貝赤が差し     正子
熱き茶にひとりほっこり涼しき日   正子
なでしこの絵の盆灯籠右に置き    正子
●夕方、4時半ごろ花冠371号を入稿。創刊40周年企画として行った「みんなの選ぶ花冠秀句」の特集があるので、74ページ、37mmになり、背文字を入れることができた。表紙は「オレンジ」。2時間ほどして校正データが返ってきたので、校正して返信。あすから3連休となるので、作業は16日からになるとのこと。
編集作業から解放され、夕食はお鮨でひとり打上げ。お鮨の醤油が夏向きか、とろみがあって、酸っぱさはないけど梅醤油の感じ。
●朝いち番のニュースで、松山の緑町で土砂崩れがおき、1軒が潰されてしまった様子。普段の災害のない、それも街中の土砂崩れなので、何度もそのニュースが繰り返された。城北のようで、お城のすぐ下から崩れている。大学生が1時限目が休講になったと言っていた。明日からは新盆。雨雲が移動しているのでこちらも雨が心配。

7月10日(水)

曇り
●今日も暑さが落ち着いている。クーラーでは冷えすぎ、扇風機でも足が冷えてしまう。若い時には考えられなかったことになっている。
●花冠371号は74ページになった。日記を削るが、削り切れない。五月にいろいろあったこともある。

7月9日(火)

曇り、ときどき晴れ
百日紅きのうも今日も白が咲き  正子
朝顔に流れるほどの水をやり   正子
青紫蘇の繁りも青の深くなり   正子

●きのうより、暑さが少し落ち着く。朝、夕、外を歩く。
●花冠No.371を明日入稿の予定。
●詩歌文学館から花冠寄贈の依頼。
●いなりずしの揚げを炊きかけて、心変わりして、熱々の狐そばを作る。

7月8日(月)

曇りのち晴れ
葉桜の参道炎暑を避け通る     正子
暑に堪うにクリームパンを昼飯に 正子
しなやかに暑に堪う紫蘇も朝顔も 正子

●「みんなの選ぶ花冠秀句」に余白が半ページできたので、臥風先生の句を入れることにした。句集『持田』から選ぶ。昭和33年から昭和39年までの句。この句集の句に一番馴染みがある。

●昨日にもまして暑い。夕方5時半ごろクリーニング屋とスーパーを往復したが、鋪道のアスファルトの熱が顔に反射して燃えそう。スーパーにはお盆用の花がいろいろ売り出されて、それを見ると救い。るり薊、トルコ桔梗、百合、菊など。一日8000歩はとてもじゃないが歩けない。ウォーキングは止める。
●子供たちにお盆法会の連絡をメールでする。去年は月遅れでお盆をしたが、今年はお寺の法会の案内が新暦であったので、お寺の法会に出席だけして、家ではいつも通り月遅れのお盆をする。

7月7日(日)七夕

晴れ
●今日も焼けつくような暑さ。あまりの暑さに床を水拭きしてさっぱりとしようとしたが、一部屋拭いただけで、ぐったり。拭き掃除は一部屋で終わり。藺草の座布団を出す。お供えしている句集や本、手紙、色紙や短冊、線香などが積み重なってしまって暑苦しそう。句集や本は本棚にしまうが、ほかはあとまわし。
●俳句で厄介なのは「季語」。どんどん季語が増えて来る。いくつあるか、数えてみたいとは思わないが、季語でなかったものが、季語になっている。必ず例句がほしい。傍題として挙がる季語に例句がないのが、一つには問題。季語は宗匠がいる場所で決まると言う人もいる。季語の解釈で破門となってもおかしくない。

7月6日(土)小暑

曇り 雷

●栄太郎さんから「夕映え」は「夕焼け」の傍題季語だと電話があった。花冠としては、「夕映え」を季語と認めないと返事をした。角川の季寄せに「夕映え」が傍題季語として載っているからと使ったと言う返事だった。誰が「夕映え」を季語にしたのか。
●夕焼けと夕映えの違いについては、次のように説明される。
基本は同じです。 夕焼けは状態を夕映えは情景だけの違いです。ならば、なぜ夕焼けが季語で、夕映えを季語としないと考えるか。それは俳句が科学ではなく、「言葉」だからです。しかし、良い俳句は「観照」が大切なのです。科学で言えば、冷静な奥深い観察です。
①「夕焼け」はなぜ夏の季語なのか。
「夕焼け」は、日が沈む前に西の空の地平線近くから燃えるような茜色を現す現象を指します。この言葉自体は夏の季語ですが、他の季節でも「春の夕焼け」「秋の夕焼け」「冬の夕焼け」と詠むことがあります。1 しかし、夏の夕焼けは最も華やかで荘厳なものとされています。2 俳句で単に「夕焼け」と詠めば、夏の季題とされることが多い。
?「夕映(え)」は季語か。
冬泉夕映うつすことながし/柴田白葉女
夕映えの一村囲む桑若葉/桂信子
雄阿寒に長き夕映え洗鯉/奈良文夫
かいつぶり人は夕映着て帰る/林翔
夕映えの遠き焚火は地の吐息/林翔
夏山の萱の刈あと夕映えぬ/瀧春一
夕映に何の水輪や冬紅葉/渡辺水巴
夕映の残る虫より淡くして/相馬遷子
を曳く子の丹の頬よ夕映よ/中島斌男
賞与月疲れざる顔夕映えよ/香西照雄
夕映えに向つて泳ぐ一人かも/文挟夫佐恵
金色の夕映えを呼びもどす/原裕
夕映えや茂みの漏るる川の跡/丈草
夕映の蚊柱の胴緊めがたし/澁谷道
秋夕映の海より来たり鮃の死/森澄雄
山々の夕映のくるスキー場/京極杞陽
夕映のしばらく倚るは冬襖/角川源義
菜の花や夕映えの顔物をいふ/草田男
夕映えは水に流れて凌霄花/川崎展宏
雲のみに夕映えのこる水芭蕉/中村信一
甘蔗刈る夕映えなかき海を背に/井関昌子
夕映えて夜の影持てる枯木かな/鈴木花蓑
●別の話。最近は芯の通った俳人が少なくなったと言う意見がかなり出ているとのことで、有名だからと言って俳句を評価できないという。このように言われるようでは、中央俳壇の著名俳人も地に落ちた、と言っていいのだろう。中央俳壇がどうであれ、よそはどうであれ、花冠はたいしたグループとも思わないので、つまり影響力がないので、良いと思うことを通させていただく。