7月23日(火)

快晴
園児らの小さき田にも稲の花  正子
園児らの甘藷畑に草生えり   正子
●花冠371号が届いた連絡が数名より。恵子さんからは電話。
●公団のなかを氷水をもってウォーキング。団地内は1か月くらい前に芝生が刈られ、木も剪定され百日紅がよく咲いている。欅、樟、シマトネリコ、桜にクマゼミがシャワシャワと鳴いているが、芝生に草がまた2,30センチ伸びて赤詰め草と、ヒメジョオンの花が丈も短く花も小さく咲いている。この芝生は暑くなさそう。今読んでいるモリスの『アイスランドへの旅』に出て来る景色を思う。苔いろの芝土で覆った屋根には、ちょうど七月の今、バッターカップやクローバーなどが咲いているという。バターカップは、キンポウゲのことで、子供むけの話にもよく出て来る。バターを入れるカップに似ているところからの命名らしい。キンポウゲ科の花はどれも可憐なのだ。アネモネ、クリスマスローズ、デルフィニウム、クレマチス、ラナンキュラスなどなど。
そして、この地に古ゲルマンの伝説「サガ」と言われる物語が伝承されていれば、アイスランドを愛したモリスでなくても、訪ねてみたくなる。荒々しい自然と対照的な人のつつましく、謙虚な暮らしが魅力だ。また、言語もなかなかの魅力を持っている。

7月22日(月)大暑

晴れ
穂草みな暑に堪えつつも吹かれけり 正子
暮れゆける空をさまよい稲光    正子
月涼し葎吹く風びたと止み     正子
●花冠の編集の後片付け。次号の1月号の特集をAIにも案を出してもらって考える。大体編集会議なんてないものだから。
●雷も雨も降りそうにないので、居間のラグを洗った。バスタブにお湯を溜め、踏み洗い。水を切るのは何とか工夫して切り、軽くなったところで物干しに掛けた。運よく風が吹いて夕方にはほどんど乾いたが、明日一日できれいに乾くだろう。
●猛烈な暑さ。氷水を水筒に入れて、夕方ウォーキングに出かけた。萩が枝先に赤い花をつけて戦いで目には涼しそう。氷水を飲むと、なんとなく足が軽くなって、動きやすい感じがする。30分ほど歩いて帰った。夕飯は、ヘルシオがお粥を炊いてくれれいたので、お粥と焼き茄子、焼きピーマンなど。
●『アイスランドへの旅』、80ページぐらい読んだが、また、初めから読み直し。地理がよくわかってなかったからなのだ。この旅日記の書き方が、参考になる。参考になるとは思いもしなかったが、正子の俳句日記と似たところ、読みながら、私がアレっと思う箇所がある。

7月21日(日)望月

晴れ
空に住む暮らしのマンション百日紅 正子
人を待つバス開け放たれて蝉時雨 正子
小さき町の小さき花火原色に    正子

●朝、朝食前に花冠371号(7月号)を、駅前と、郵便局のポストに投函。晴美さん分は家のポストにいれる。

●センター北へ野菜を買いに。暑いので酢豚を作る。たけのこの代わりに新蓮根を入れた。夕方句美子が来て、きのうは目黒川が氾濫したという。そういえば、夜七時過ぎ、雷と雨がひどかった。そのとき都内もすごい雨だったようだ。

●句美子が帰ったあと、花火の音がするので、外に出てみた。駒林小学校の校庭から打ち上げているようだ。小さい花火が20発もなかったろう、箔のような色の赤と青の菊、黄色い柳、最後は5発ぐらいの柳を華やかに打ち上げて終わり。町内会と商店街が共催して打ち上げた花火だろうが、ささやかな花火が郷愁をさそった。小さな花火が揚がった空の大きな夜の余白。これも魅力に思われる

●モリスの『アイスランドへの旅』。ネットで今のアイスランドの景色など見る。今が一番いい季節のようだ。暑い盛り、アイスランドの旅行記を借りたのは、正解と言えそう。モリスの旅日記では、度々、寒いと言う言葉が出てくる。そして、度々、コーヒーを農家の人にふるまってもらっている。川と河の呼び方の違い、敷地内の牧草地と敷地外の牧草地の呼び方の違いなどアイスランド語が散らばっている。

7月20日(土)

晴れ、夜雷雨
本積んでいると雷間近なり  正子
夏の夜配達人の目の若し   正子
仏前に花冠を供え部屋涼し 正子

●花冠No.371号(7月号)が夕方届く。371号は100gを越えたので、スマートレターを利用。すぐに封入。今夜は雷と雨なので、明日投函する。

●『アイスランドへの旅』を昨日から読み始めた。モリス37歳のときの初めてのアイスランドへの旅日記。七月六日から始まる。著者のモリスはヴィクトリア朝時代の詩人、壁紙などをデザインしたり、理想の本を考えたり、装飾芸術家である。初めて知ったが、社会運動家でもある。

彼がアイスランド語まで習って、なぜアイスランドという場所へ旅をしたかったのかわからないが、アイスランドに残る古北欧神話や人物の歴史物語などを指す「サガ」に興味を持ったからのようだ。

7月19日(金)

曇り
おみなえし二本が真っ直ぐ立っている  正子
湯上りのような匂いに白粉花      正子
夏花壇むらさき多し花も葉も      正子

●午前、都筑図書館へ本を借りに。10時前の電車に乗る直前になって、なんとなく体調がよくない感じがした。電車では座れてよかったが、とにかく、本を借りたらすぐ帰って、今日一日休もうと思った。編集の疲れが出たかもしれないと思いつつも、暑さのせいとも思った。
『アイスランドへの旅』(ウィリアム・モリス著 大塚光子訳/晶文社)、『ヘッセ 魂の手紙』(ヘルマンヘッセ/ヘルマンヘッセ研究会編・訳/毎日新聞社)、『人間は成熟するにつれて若くなる』(V/ミヒェルス編/岡田朝雄訳/草思社)の三冊を借りた。

『ヘッセ 魂の手紙』の訳者の中に、信岡資生先生の名前を見つけ、懐かしく思った。信岡先生は信之先生の恩師で、親しくしていただいた。信岡先生はヘッセの研究者であったことを思いだした。深川の芭蕉記念館の水煙大会で講演していただいた。信岡先生の講演のあと、私が、インターネット俳句コンテストの講評をしたが、信岡先生の奥様が、大学の先生みたいな講評だったと褒めてくださった。大勢の前で話したので、非常に緊張していて、いかにも慣れていない話し方だったと思う。それも、遠い昔になった。

7月18日(木)梅雨明け

曇り

蝉時雨なかに一つがみんみん蝉 正子
蝉時雨一樹はや暮れ急がねば  正子
朝涼に卵が白くゆであがる   正子

●花冠371号の発送準備が終わる。今月号は、100gを越えるので、スマートレターで送ることにし、宛名ラベルを貼り付けた。

●百円ショップで買った糸で、レースを編む。製図では直径16センチの出来上がりなのに、サマーヤーンなので直径28センチになった。お皿の敷きものなどに使う。

ご挨拶/7月月例ネット句会を終えて

今日は梅雨明けか、という予報も出ています。実際、どうなるのでしょう。梅雨が明ければ暑い本番の夏が来ること間違いなしです。暑さにはお互いに気をつけましょう。

7月月例ネット句会にご参加いただき、ありがとうございました。今月は12名の皆さんにご参加いただきました。いろいろご用が色々ある中、選と丁寧なコメントをありがとうございました。入賞の皆様おめでとうございます。コメント欄にコメントやお礼などは、まだ受け付けていますので、自由にお書きください。
これで、7月月例ネット句会を終わります。
髙橋正子
2024年7月18日

7月17日(水)

曇り、にわか雨

露草やプールに水の入る音   正子
薬もらいに露草青き道通り   正子
露草の青のうすかり南門    正子
●夜、花冠発送用のラベルを印刷。贈呈先が3か所増える。
●今日は乾きそう、と干した洗濯物を、日照りながら降るにわか雨に濡らしてしまった。何日雨が降っているのだろう。小雨ではあるが、10日ぐらい降り続いている。

●きのう、病院に行ったが、校正が届いているかもしれないと、薬局に寄らないですぐに帰った。案の定校正が届いていて、校正を済ませて、近所の薬局に薬をもらいに行った。ところが、無い薬が2種類あって、処方箋の薬は一つの薬局でしかもらえないという。近所の薬局を断って、今朝、また病院の隣の薬局へ1キロほどの道をてくてく歩いて行った。

●9枚繋ぎのブルー系のパッチワークが2枚できたので、正方形の鍋敷きを作った。百円ショップでコットン・ヤーンを買った。自分用コースターを編むつもり。

7月16日(火)

曇ったり、小雨だったり
プラムの粉さながら深き霧に似る 正子
青芝を踏めば沈みぬ身のふあん  正子
白芙蓉花を透かせる風を得ぬ   正子
●花冠No.371(7月号)を校了。病院から帰ると、再校用の電子ブックが届いていた。すぐ校正したくても、あまりにも眠い。眠すぎる。30分ほど休んで校正。校了。20日夕方に届くと印刷所からメール。12日に入稿して、3連休があって、20日には、出来上がって届く。

●病院の待ち時間に本屋に寄る。俳句関係の本を見るが、魅力的な本も新刊本もない。大歳時記の刊行に合わせて改訂された角川季寄せ(2400円)で「夕映え」を見た。この季寄せには掲載されていない。