9月6日(火)


■ネット短信No.318/2016年9月6日発信

●9月月例ネット句会のご案内●
①花冠会員・同人であれば、どなたでも投句が許されます。花冠会員・同人以外の方は花冠発行所にお申し込みください。
②当季雑詠(秋の句)計3句をブログ<コメント欄>にお書き込みください。
③投句期間:2016年9月11日午前0時~9月19日(子規忌・敬老の日)午後5時
④選句期間:9月19日(子規忌・敬老の日)午後6時~午後9時
⑤入賞発表:9月22日(秋分の日)午前10時
⑥伝言・お礼等の投稿は、9月22日(秋分の日・木)午前10時~9月23日(金)午前10時

8月28日(日)


とうとう、発熱。夏の疲れがきたらしい。けだるい体に鞭打って、一日かけて、角川俳句年鑑の原稿を書く。書く時間は10分ほどキーボードを打てば済むことなのだが、載せる句を選ぶのに、時間がかかる。神経を使う。代表の私の句を含め9句選び。花冠の一年の動向など書き込み、出来上がり。印刷して、信之先生にお伺いを立てる。読んでの感想は「大変よろしい。」私の感想も全く同じで、「大変よろしい。」みんなよく頑張ったなあ。締め切りまでは余裕だが、今日中に投函。

8月26日(金)

★原っぱにえのころぐさの影となる  正子
寸地にも、えのころ草は生えて来ますが、原っぱで有ればなお生茂り大きな穂が伸びて少し色付き、影をつくる程になって参ります。その影や揺れるすがたに初秋の爽やかさを感じます。「原っぱ」「えのころ草」に遊んだ子供の頃の懐かしさを覚えます。(佃 康水)

○今日の俳句
賑わいの漁港の上の鰯雲/佃 康水
出船、入船、魚の水揚げなどで、賑わう漁港。その上の空高くに広がる鰯雲。生き生きとした漁港の美しい景色。(高橋正子)

○犬蓼(赤のまま)

[犬蓼(いぬたで)/横浜下田町・松の川緑道]

8月25日(木)

★葛咲けり一つの花のその奥にも  正子

○今日の俳句
青柿の並びさわさわ風に揺れ/河野啓一
青い柿の葉のなかにある青い柿の実。風が吹くと青柿がさわさわ揺れ、新涼のさわやかさを目にみせてくれる。(高橋正子)

●「俳句界9月号」の作品鑑賞に6月号に新作3句として掲載された句について、佐怒賀直美氏に鑑賞いただいた。信之俳句の鑑賞は難しいのだろう。しかしながら、今日、追加で一冊注文した。

○小豆の花

[小豆の花/ネットより]            [野小豆の花/ネットより]

8月24日(水)

★朝風のとんぼを運び海へ去る  正子

○今日の俳句
蝉時雨その真ん中に座りけり/福田ひろし
情景は、「蝉時雨が四方八方から聞こえる」なのだが、「蝉時雨の真ん中に座る」と作者の行為を中心に捉えて、作者の存在感が強く打ち出された。(高橋正子)

○溝蕎麦

[溝蕎麦/横浜市港北区下田町・松の川緑道]

◆ご挨拶/8月ネット句会(句会主宰:高橋正子)◆


ご挨拶
8月句会は、リオのオリンピックも終盤に入った21日に開催しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。11名33句の投句がありました。参加者はいつもより少し少なかったですが、その方らしい秀句があって、楽しく拝読しました。開催してよかったと思いました。
ラジオ深夜便を聞いていますと、七十二候寄せてピアノの曲を弾いてくれます。七十二候について、去年の暮あたりからよく聞くようになりました。七十二候は五日ごとに変わる季節ですから、より細かく季節を感じ、それに合わせた生活を楽しもうという世の中の傾向かもしれません。私たちは意識することなく、季節の微妙な変化を句に詠んでいます。そして、その微妙な変化をよく捉えた句に、感銘を受けたり、感心したりして、句会の面白さになっていると思います。今月の八月ネット句会にもそんな句が多くあったことを喜びたいと思います。選とコメントをありがとうございました。最後になりましたが、入賞の皆様おめでとうございます。来月の句会を楽しみにご健吟ください。これで、八月月例ネット句会を終わります。

8月23日(火)


北海道に台風が立て続けにやって来た。北海道には台風は来ないと地理で習った。それを疑いもしなかったが、今年は違った。
台風9号は、千葉県上陸し、関東地方を北上。
台風が来る前には、松山や郷里の福山で過ごしたときは、台風が来る前の、風の匂いや湿り具合を感じていた。横浜では台風が来る予感が感じ取れない。それがちょっとさみしい。

8月22日(月)


●8月月例ネット句会の入賞発表。
http://blog.goo.ne.jp/kakan02d

いつもなら、句会当日夜10時までに入賞発表できるのに、今回は、知らぬ間に、疲れてたのか、朝まで一度も目覚めず眠ってしまった。それで、入賞発表が今朝になった。

投句者が少なくても、わが月例ネット句会は必ず秀句があると自負している。

月例句会以外にも「自由は投句箱」には、毎日投句されるかたも5名ぐらいはおられる。時々のかたもいて、まったく「自由な投句箱」だ。選は正子が毎日ほとんど欠かさずしている。

「自由な投句箱」の最近の感銘句
★朝顔の遠くを思うときは濃く/祝 恵子

石田波郷に次の句を見つけておどろいた。恵子さんは、波郷の次の句はご存知ないと思う。
★朝顔の紺のかなたの月日かな/石田波郷