晴れ。28度。
地中より曼珠沙華の蕾立つ 正子
曼珠沙華地蔵のまわりに華かかげ 正子
ベランダに来て足音を稲雀 正子
稲雀三四羽来たり横向きも 正子
さわやかや林檎をさくと歯にあてて 正子
食卓に今日より蜜柑青蜜柑 正子
曼珠沙華が十日遅れで咲く。夏が暑すぎたのかも。
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
晴れ。28度。
地中より曼珠沙華の蕾立つ 正子
曼珠沙華地蔵のまわりに華かかげ 正子
ベランダに来て足音を稲雀 正子
稲雀三四羽来たり横向きも 正子
さわやかや林檎をさくと歯にあてて 正子
食卓に今日より蜜柑青蜜柑 正子
曼珠沙華が十日遅れで咲く。夏が暑すぎたのかも。
晴れ。昨日は少し蒸し暑かったが、今朝は爽やか。
ムニエルにオニオンソース秋の夜 正子
●昼間は信之先生の句集用の俳句を集めるのに数時間。やり始めれば、能率が上がる。
思うに、なんでもやれば、結果が出る。やらなければ出ない。結果が良いか悪いかの判断は、神のみが知るのかも。そんなことは知ったこっちゃない。頭の中の考えだけは、脳波の変化ぐらいかも。しかし、やるのは、億劫だ。なんらかブレーキがかかって来るから。
●今日から消費税が10%に。それが何に使われるかだが。庶民はいやになるほど静かに暮らしているんだから、それをいいことに、政治家、暢気すぎないか。
曇り。8月なみの暑さに。
つくつくほうし短く鳴いて耳打ちす 正子
うさぎ上用の紅の二点に秋の灯よ 正子
辣韭の漬かりて新暦九月果つ 正子
空見れば空の青さに秋の声 正子
竜胆に空の濁りよ今日の日は 正子
●夕べ句美子が来る。両国で9月場所の初日の相撲を観戦したといって、番付表と濡れ甘納豆をお土産に暮れた。
番付表は1枚50円だそうだ。「番付表」という字は見えない、「◯◯御免」と書いてある。◯◯のところは、私には読めません。
晴れ。
●新聞に日本金星と、ラグビーの記事が載る。緑のアイルランドと赤と白のユニフォームの日本。アイルランドは、文化的に一番魅かれる国だ。
晴れ。
花苗買う秋日がいちばん光るのを 正子
とうがらし色いろいろを店先に 正子
●ガスレンジを新しく買いたいと思い、日吉駅まで、歩く。目当てのは、在庫切れ。じゃあ、簡単なミキサーを買おうとしたが、これはと思ったのも在庫切れ。方向替えて、天一書房によって少々本と、花屋で、ジーニアと金魚草の苗を買った。
●ラグビーW杯。日本がアイルランドに勝った。夢かと疑う。日本チームは、純粋に日本人ばかりのチームではない。
息子が中学でラグビーをやっていたので、少々はラグビーになじみがある。息子のこと、ある日、ラグビーの練習後、日も暮れて車で迎えに行くと寮生が夕飯に間に合うよう早く切り上げて帰ったので、息子一人が残って、借りたグランドを箒で掃いていた。友達分の汚れたユニフォームをごみ袋に入れて、自転車で運んでいた。お人よしにあきれるが、進学校のこの県外からきた連中、一考ありとそのとき、思ったのだ、後になって、やはり、図星だった。
晴れ。
つくつくほうし別れに来たと鳴いて去る 正子
つくつくほうしに鳴かれて後の耳敏し 正子
秋暑し小石のごとく四十雀 正子
●夜12時から今朝9時まで、何も考えず、考えないように、世の中、どうでも良いではないかと思って眠った。
朝の布団のほっかりとあたたいこと。
●噂、でも本当。稔典氏の「船団」が来年5月解散。牙城氏の「里」も来年4月解散。力尽きたのではないだろうが、これが今の現象。
晴れ。
熊笹の葉を刈りまこと秋暑し 正子
踏み固められたる土より曼珠沙華 正子
●熊笹の葉をいかんせん。 冷凍庫に。
●竜胆にまさかのアブラムシ。アブラムシには油断がならない。
竜胆が自生しているところを思い出すと、、湿って日がよく当たるところ。丈の低い草のなかに、日当たりの良いところに温まるように咲いている。その条件に少しでも合うように、水はたっぷり切らさずに、太陽が十分差すように気を付けると、花をしっかり咲かせてくれる。
晴れ。どこか蒸し暑い。
●秋草をさがして外へ。大方の草は、実をつけ、もう末枯れた様子。熊笹の葉を数枚とって帰り、たわしでこすってよく洗い水に浸した。これを何に使うか、未定。お茶饅頭を作るときに下に敷くか、とも。
●路地の葡萄が出回り、安く手に入る。いままで結構な値段で食べていたのは、温室栽培?お店にあれば、値段はこんなものかと、つい手がでる。昨日二房買って、今日また一房コープで届いた。
●今朝から、高血圧の新しい薬。どんなふうに効くか、血圧を朝、昼、夜と測る。
同じ病院で長くと、思うが、時代とともに何かが変わっているので、なんらか対応しなくてはいけない。
また暑くなりそうだ。台風17号九州から、中国地方を抜ける。
彼岸花筆先ほどのまだ蕾 正子
彼岸花彼岸の花のまだ蕾 正子
風台風の遠きにありてここにも風 正子
すじ雲の高さ天上きりもなし 正子
晴れ。午後2時ごろより曇り、時に小雨。
ふうせんかず二つの空気を手のひらに 正子
日に咲いて竜胆青をやわらかく 正子
●栄太郎さんの「俳壇12月号」への投句5句の選を信之先生とする。夕べファックスで送られてきたので、選は済ませて、一晩寝かせた。問題点一つを直し、栄太郎さんにファックスで返信。
●花冠は少人数。それをセレブリティを呼ぼう。毎日の投句の熱心さにほだされて、句の選を妥協はしてはいけない。私が納得するところで収めれば、誰がなんといおうと、返事ができる。
●11時ごろから、鯛ヶ崎の向こうまで、信之先生と散歩。往復1時間ほど。老人には、程よい、距離と思う。
転ばぬ先の杖のことわざがある通り、杖代わりに軽めのこうもり傘を持ってゆく。思った通り、役にたった。小さい窪み、小さい出っ張りが危ない。とっさのことに対してバランスを崩す。
●2019年ベルリンフィルのワルトビューネコンサートをテレビで見る。ベルリンのオリンピアパークにある森に囲まれた野外コンサート場。音楽もいいが、観客席の様子を見るのもたのしい。観客席が日暮れていくころが魅力的だった。自由な姿勢で、自由な普段の清潔の聴衆。水彩画を描いているらしい女性もいる。背中合わせに横向きに座っている人、寝そべっている人、歩いている人、いろいろだが、みんな聴いている。演奏者の服装も、おもねるところ、華美なところがない。普通なのだ。こんなところがあって、ヨーロッパの夏は楽しそうだなあ。