●自分では気づいていないが、長いスパンで見ると、体調不良がつづいているのだろう。「今年はいい年にしましょう。」と年初めにドクターに言われ面食らったが、ドクターから見ればそうなんだろうと。
●アトラスの林誠司さんから先日のお礼状に対するお礼のはがき。句集出版へ頑張ってくださいと。句集を続けて贈呈されると、俳句に対してちょっと明るい気分になる。
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
●自分では気づいていないが、長いスパンで見ると、体調不良がつづいているのだろう。「今年はいい年にしましょう。」と年初めにドクターに言われ面食らったが、ドクターから見ればそうなんだろうと。
●アトラスの林誠司さんから先日のお礼状に対するお礼のはがき。句集出版へ頑張ってくださいと。句集を続けて贈呈されると、俳句に対してちょっと明るい気分になる。
薬があっていないのか、体調が悪い。家事は最小限に。仕事も休む。
●ブログの登録内容の確認や、設定を整理。
去年の4月は「自由な投句箱のブログ」とメールが外国人らしきに乗っ取られた。このブログを捨てて新しく作ってもよさそうだが、そうはいかない。
みんなの投句やその添削、コメントを捨てるわけにはいかず、奪還にエネルギーを使った。何日かかけて、最終奪還に成功したのは、パスワードの言語。英語列は使うべきではないという私の結論に。
●昨日は、薬で低血圧となったためか、一日体調不良でひたすら寝てすごす。
●木暮陶句郎さん(ひろそ火主宰)へ句集のお礼の返事。
木暮陶句郎句集『陶冶』より好きな句18句
陶房のわが座あたため去年今年
窯詰めを待つ大皿へ竹落葉
春愁の罅を持ちたる壺砕く
窯火燃ゆ汗の一粒一粒に
窯焚きを終へし火の香の髪洗ふ
下萌えて道鮮明に現るる
ふと耳がつめたくなっている泉
わが航も飛魚も隠岐目指すかな
蜻蛉来る朝日に羽根を洗ひつつ
冬立ちて雲は名前を失へる
馬の子の脚三角に立つ構へ
冬?飛べば紙切れ時化の海
初東風や音を一つにしたる森
窯小屋を遠巻きにして囀れる
轆轤場の朝の薄氷指で割る
果樹園の中のアトリエ小鳥来る
啄木鳥の使い果たせる森の音
夕菅の黄を太陽の黄が薄め
晴れ
●きのう歩いた5丁目。初めてのところのようでもあり、見覚えのある景色とも思えたので、今朝改めて、場所の確認も兼ねて散歩に出かけた。歩いてみれば、幾度も来た場所。逆のコースをとったこともあり、信之先生が一緒なので、歩いて帰れる体力があるかという心配が加わって一瞬パニックになっていた。今日はゆっくり歩いて家々の風景を頭に入れた。
●5丁目のライオンズマンションの植木に万作が数本ある。花がないときは、気づかなかった。このあたりを十数年歩いているが、気づいたのは昨日初めて。
晴れ
●昨日のラジオの読書案内。
加賀乙彦著『私の芭蕉』(講談社)が面白いらしい。
曇りのち雨。
●低血圧のようで、一日ふらふらするので、用事以外は寝て過ごす。
●ブログの登録・支払い情報を更新。13件。先日はドメイン料の更新料のため登録情報を更新。自動更新としていても、カードの有効期限の書き換えなどあって、油断できない。IDノートを作って管理しているが、更新、更新でIDノートがいっぱいになってしまった。パソコンを使い始めたのは1995年からなので、もう25年になる。
朝は晴れ、午後曇り。
白樺の幹に沿いたり花ミモザ 正子
表札に英文字掲げ花ミモザ 正子
万作に残る枯葉と花の黄と 正子
万作の年経て花のみずみずし 正子
●今日散歩で見た花。ミモザ、万作、福寿草。白梅、紅梅。沈丁花。ミモザと万作は予期せぬ花。
たまかんざし、アリッサム、もちろんパンジー。
●今夜あたりから雨。来週は寒くなりそうなので、5丁目の丘へ散歩に。あまり通らない道を、いつもと逆に上った。この道は洒落た住宅を見ながら上るのも一つの楽しみ。1時間ほど歩いて、道に迷ったかと不安に。方向音痴をさらけ出す。公園で休み、元の道を引き返す。一区画大回りをして、見覚えのある公園に来た。この公園から見ると、さっき休んだ公園は、T字に通る道路のすぐ下にあった。なんだ、すぐ駆け上ればよかった。
●春の陽気。
●ヒアシンスが三色満開。玄関に置く。玄関が匂いでいっぱい。
●suien.ne.jp とinternethaiku.orgのドメイン料の支払い情報の更新。自動更新ではあるが、支払い情報は、注意を払っておかなければいけない。
晴れときどき曇り。
●2月月例句会の最高点句が7句が同点だった。際立って良い作品がなかったとも言えるし、粒がそろって、選がバラけたとも言える。こんなのは、50数年俳句を続けてきて初めてのこと。
●ハート内科受診。待ってる患者は3人。受診前の検査に30分。診察は、特に問題ないということか、2分ぐらい。同じ階のくまざわ書店の児童図書コーナーで30分ほど絵本を見る。
●帰宅後遅い昼食。その後、信之先生と金蔵寺へ散歩。塀沿いの水仙が良く咲いている。境内の梅が見ごろ。
●陶句郎さんの『陶冶』から32句選び、またその中からよい句を選んだ。16句。陶芸の句があっとうてきに魅力だ。返事を書くつもりが遅くなっている。今夜こそは。
■2020年2月月例ネット句会■
■入賞発表/2020年2月10日
【金賞】
★山際のほんのり赤く春立ちぬ/桑本栄太郎
山際は空が山と接するところ。その空がほんのり赤く染まり春立つ日となった。ほんのり赤い山際がやわらかく、『枕草子』の「春はあけぼの」を思い起こさせるような句だ。京都に住まう作者ならではの句だ。(高橋正子)
【銀賞/2句】
★支流より水が水押す雪解かな/小口泰與
山々の雪が解け、支流の川から水が勢いよく流れてくる。次々に「水が水押す」様に、急ぎ流れる雪解川が目に見えるような句だ。(高橋正子)
★ランナーの走り抜け行く春の森/古田敬二
春の森の中。ランナーが春の森を抜けて走る。ランナーの軽快な走りに合わせ、春の森も鼓動を打つようだ。(高橋正子)
【銅賞/3句】
★ビル染める夕陽明るく春立つ日/上島祥子
ビルを染める夕陽がぱっと明るいのだ。春立つ日の夕陽の明るさを、ビルに見つけた新鮮な驚きが直に伝わる。(高橋正子)
★寺囲む白水仙をつたう道/髙橋句美子
寺を囲んで白水仙が咲いている。寺に沿い歩くことは、白水仙を伝って歩くこと。しずかに落ち着く綺麗な道だ。(高橋正子)
★初受験父よりもらう万年筆/西村友宏
初めての受験に父が万年筆をくれた。試験に使うわけではないだろうが、受験の勝負に向かう息子への父の思いが万年筆に託されている。(高橋正子)
【高橋信之特選/7句】
★山際のほんのり赤く春立ちぬ/桑本栄太郎
★ランナーの走り抜け行く春の森/古田敬二
★初受験父よりもらう万年筆/西村友宏
★青空に触れて今年の梅真白/高橋正子
★ビル染める夕陽明るく春立つ日/上島祥子
★節分の豆頬張れば香ばしい/髙橋句美子
★寺囲む白水仙をつたう道/髙橋句美子
【高橋正子特選/7句】
★支流より水が水押す雪解かな/小口泰與
水が水を押す勢いを感じました。(髙橋句美子)
★赤子負うねんねこ姿春寒し/祝恵子
赤子を負うのは母親でしょうか。春の寒さに負けることなく頑張るお母さんがそこにいます。そういえば、最近はねんねこ姿もめっきり減って懐かしさも覚えます。(高橋秀之)
★ランナーの走り抜け行く春の森/古田敬二
★初受験父よりもらう万年筆/西村友宏
★やわらかき雲浮き来れば冬温し/川名ますみ
★ビル染める夕陽明るく春立つ日/上島祥子
★寺囲む白水仙をつたう道/髙橋句美子
【入選/16句】
★壬生寺の壬生狂言や追儺の夜/桑本栄太郎
壬生狂言は、毎年節分と4月、10月に京都市中京区の壬生寺で演じられる無言劇。「壬生寺の壬生狂言」という言葉の連なりと「追儺の夜」が響きあって京都らしさを感じます。 (多田有花)
★花の兄(え)や長子家業を守りたる/小口泰與
花の兄(え)とは梅の事である。桜に先駆け、寒くても震えながら凛と咲く梅の花は、家業を守る長子の覚悟にも似て健気である。 (桑本栄太郎)
★夕映えの沼に一列小白鳥/小口泰與
夕日に映える小白鳥の群れ、それも一列に。見てみたい光景です。 (祝恵子)
★片付けに明け暮れるうち二月早や/多田有花
バタバタしているうちに気が付けばもう二月も早や幾日かすぎている。月日の経つ早さを感じます。(高橋秀之)
★澄み渡る神戸の夜景春立つ日/高橋秀之
まだ寒さは厳しいがさすがに日脚は伸び、木々の芽吹いている春立つ日、神戸の空は星が輝き深い空には月が煌々と輝き春を迎える安ど感があります。素晴らしい景ですね。 (小口泰與)
★園児らの頬っぺた赤き余寒かな/廣田洋一
わが家の子どもたちにもこういう時期がありました。園児たちは大人と違いほっぺた赤くても元気いっぱいです。 (高橋秀之)
★残業の子の帰り来てから福は内/古田敬二
仕事で遅くなられるお子さん、その帰りを待ってから豆まきをするというのも親心ですね。 (多田有花)
★ラの音で走る列車よ今朝立春/川名ますみ
絶対音感の持ち主は聞こえる音すべてが音階になるそうです。「ラの音で走る」とはそういう感覚か、と感じました。こういうの、絶対音感の持ち主でなければ思いつかないですね。 (多田有花)
★紅梅と富士と多摩川窓一枚/川名ますみ
富士の麓を多摩川が流れる、大きな景の中心に紅梅が咲き誇っている。春らしき良い景色です。(廣田洋一)
★まず白が満開となり梅の庭/上島祥子
紅梅も白梅も早生から晩生までさまざまな品種があります。こちらのお庭の白梅は早生のようです。馥郁たる香りが庭いっぱいに広がります。 (多田有花)
★奥山の姿隠して春の雪/ 多田有花
★福豆の踏み砕かれている朝(あした)/古田敬二
★春落葉踏みしめ歩く観音寺/祝恵子
★チャイム鳴り子らが駆けてく春うらら/西村友宏
★カプチーノ泡のひと匙春立てり/柳原美知子
★海よりのさざ波河口に春の鴨/柳原美知子
■選者詠/高橋信之
★冬コート脱ぎ捨てられて妻の椅子
★冬天がひろびろとして吾に広し
★二ン月の青空高し鳥達に
■選者詠/高橋正子
★冴え返る青一枚の空をもて
雲ひとつない真青な空の下、寒気が戻り澄みわたる景色の中、心身ともに清冽な感覚を呼び覚まされるようです。 (柳原美知子)
★青空に触れて今年の梅真白
★梅・椿屋敷木立のなかに咲く
■互選高点句
●最高点(同点7句/3点)
03.山際のほんのり赤く春立ちぬ/桑本栄太郎
04.支流より水が水押す雪解かな/小口泰與
12.澄み渡る神戸の夜景春立つ日/高橋秀之
13.残業の子の帰り来てから福は内/古田敬二
25.冴え返る青一枚の空をもて/髙橋正子
28.園児らの頬っぺた赤き余寒かな/廣田洋一
39.海よりのさざ波河口に春の鴨/柳原美知子
※集計は、互選句をすべて一点としています。選者特選句も一点として加算されています。
(集計/高橋正子)
※コメントのない句にコメントをお願いします。