3月8日(土)

曇り、昼ごろより小雨

●今日も冷えている。日吉へ買い物に出かける。駅にある郵便局に寄ったら、シャッターが壊れたという理由で、休業の知らせが貼ってあった。要は、郵便局に入れないのだ。

●リリー・クラウスのフランスでのリサイタルを紹介するYou Tubeがあった。紹介者の言葉が、モーツァルトの曲なのに別の作曲家の名前を言っているように聞こえた。フランス語ではモーツァルトを「モザー(ル)」 と言う感じで発音するのだと知った。フランス語読みをすればそうなるのは、そうだが、もとの読み方をしないのだ。バッハは「バック」と言っていた。日本人はもとの読み方にほぼ従っているように思うが、フランス人は自分の国の読み方に変えてしまう。

3月7日(金)

晴れ
春来たるならば好きなレモンティー  正子
春氷る下弦の月の西山に       正子
●この一週間の冷え込みで体調が良くないような気がしたので、用心して、夕べは早々に就寝したが、今朝も起きると気分がよくない感じ。昨日は薬を飲む時間を逃した。計ると血圧が低すぎる。病院の薬を飲んで落ち着く。高血圧の薬なのだが、血圧のせいだけではないのだろう。

●晴れたので毛布の洗濯。明日晴れればもう一枚洗う予定。

3月6日(木)

曇り

●昨日配達されるはずだった生協の品物が今日配達される。届いたのは缶詰と卵、それにめずらしいので頼んだ播州駄菓子。果物と野菜などが届かなかった。高速道路の通行止めの影響とはいうものの、そんなに直で影響がでるものかと。幸い野菜は送ってもらったのがあるし、じゃがいもや玉ねぎなどはストックが残ってるし、工夫すれば困らないけれど、果物が来なかったのはさびしい。

●子ども英訳俳句本の巻末に載せる外国人の英語俳句を選ぶのに一日費やす。評判がよかった自分の俳句を久しぶりに英訳した。進んでやりたいものでもないが。最初の句は、英訳本のメッセージの下の方に小さく載せる。英訳のために、punctuation を使うが、これは今の翻訳技術としては止むをえないかもしれない。2番目の英訳のように、em dash を使うこともある。dash には、hyphen, em dash, en dash があるが、hyphen と em dash
は使うことがある。
touching the water,
reflecting itself,
the dragonfly flies.
my heart 
falling into one chapter ―
the coolness of summer night.

3月5日(水)


●大船渡の山火事が一週間ぶりの雨で鎮火するかどうか。ドジャーズに移籍したばかりの朗希選手が故郷の大船渡にお見舞金と寝具を贈ったニュース。彼も東日本大震災の被害者なのに、それもまた特別な意味になっている。彼の黄色いグローブを見ると、いつも『きいろいバケツ』を思い出す。

●句美子の俳句の英訳の点検。翻訳の結果を振り返ってみると、句美子俳句の特徴がよくわかる。direct なのだ。子どもというだけではなく、そういう個性と言えそう。

●洋子さんにアンソロジーの件で電話。

●今日は生協の配達日なのに、待つこと3時間、それでも配達がない。ネットでアクセスすると、雪で高速道路が通行止めになった影響で品物が届いてなくて明日の配達になるとあった。

3月4日(火)

曇り、夕方雨
書きて直しまた書き春の氷雨ふる   正子
降り込んで雪ともならず春の雨    正子
鍋焼き饂飩炊きて急がぬ雨ふる日   正子

●今日は曇りで済むのかと思ったが、夕方から降り出した。氷雨。

●テレビで新じゃが、新たまねぎ、新にんじんの料理を作っていた。親しみやすく、おいしそうだと見ていたら、昔よく見ていた村上昭子さんの娘さんの杵島直美さんの料理だった。昔は、ざっくばらんで、作れば絶対美味しいので、参考にしていた。料理は親子で伝承されていくものとつくづく思った。土井勝さんが亡くなった後は、息子さんの土井善晴さんが伝承して、一汁一菜を提唱して、家庭料理の在り方を指南してくれるので、助かっている。わが家の味はこの二人の料理に大いに影響を受けている。家族も、鮨と蕎麦、ホテルの料理は別にして、外食より家の方がいいというので、大方は家で食べていた。

今日はこれを見て、家にある鶏ももとじゃがいもで煮物を作った。新じゃがではないし、鶏ももも油で揚げないで省略。その代わり、モモは多めの油で焼き付け、じゃがいもは残りの油で光るぐらい炒めて出汁で炊いた。これで十分美味しいのができた。

3月3日(月)

春かがやく竿にならびて雨雫  正子
春の朝呼気のうるおう雨であり 正子
 鞆の浦の保命酒
雛の日の保命酒甘酒熱くして  正子

●朝、窓を開けると物干し竿に雨の雫が並んでいた。昨日と変わって、気温が下がって冷たい。久しぶりの雨に雨の良さを知る。

●岩手の大船戸の山林火災が6日になろうというのに、まだ消えない。このまえのロスアンジェルスの山火事といい、あちこちで山林火災。鎮火は雨しかないのかもしれない。

●子供英語俳句の「まえがき」や「あとがき」の英文が難しいと言うので、やさしい英文に書き換えた。対象は小学高学年にしているが、やさしくし過ぎると本文の中身をあまり考えずに読む心配があるので、塩梅がむずかしい。今日も何度も書き直し、最終稿をここに書き留める。
私が初めて小説を読んだのが、6年生のときに伯父の家の本棚にあった漱石の『三四郎』。「三四郎」という名前がおもしろそうなので、引っ張り出して読んだのだが、内容はまるで分っていなかったと思う。それまでは、江戸川乱歩の『怪獣二十面相』とアンデルセンやグリム童話を面白がっていた。本は読んでいなかった。それから判断して、小学高学年から自分とては、少し難しい本を読み始めるのではないかと思ったりした。

Revised:
Preface
This book contains 50 haiku written by my daughter, Kumiko, from ages 4 to 18 in Matsuyama, the birthplace of haiku master Masaoka Shiki. Kumiko has been writing haiku poetry for nearly 37 years and now lives and works in Tokyo after graduating from Keio University, where she studied mathematics.
Fortunately, Japan has experienced no war for almost 80 years. However, in recent years, we have endured severe earthquakes and natural disasters. I translated my daughter's haiku for children of all ages, praying that they live in peace and happiness, finding inspiration and solace from these poems.
I am publishing this book to mark the 41st anniversary of the first publication of Haiku Magazine Kakan, on the birthday of our dear father and husband, Professor Nobuyuki Takahashi, also a haiku poet. He faced hard times after the end of World War II and passed away on May 24, 2023. 
                                                                 March 10, 2025, Masako Takahashi
Afterword
Kumiko’s haiku in this book are from Chapter 1, "Kaigara(Seashells)" of her haiku collection "Tebukuro no Iro (Colors of Mittens)", published in 2012. Her haiku collection "Tebukuro no Iro" contains 208 haiku poems. Usually, her haiku have 5-7-5 syllables, but the English-translations are shorter. Keeping haiku brief is important. 
Enjoy Kumiko’s haiku and try making your own. It’s easy to make haiku. Just use short sentences, like talking to a family member, school teacher, or friend when you are happy, sometimes sad, or when you see something interesting or pretty flowers. You can make haiku anytime. I believe your haiku will bring you joy and help you feel refreshed.
I also want to thank the many foreign haiku poets who sent their haiku to “”Haiku Spotlight“ and influenced my English haiku. ”Haiku Spotlight” was published weekly by Prof. Nobuyuki Takahashi, helped by Masako Takahashi (née Ombe) , from 1968 to 1970. Here are the names of these poets, even though some poets may now in heaven:

Eric W. Amann, William J. Higginson, John H. Wills, J.C. Williams, Sydell Rosenberg, Mabelle A. Lyon, Thelma Finefrock, Ossie E. Tranbarger, Irma Wassall, Edmund Miller, and other poets.
March 10, 2025, in Yokohama, Masako Takahashi

About Nobuyuki Takahashi
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About Haiku Spotlight
 "Haiku Spotlight" was published weekly by Prof. Nobuyuki Takahashi in Matsuyama from September 1968 to April 1970 (Issues No. 1 to No. 70). The publication style involved printing haiku on postcards in English. These haiku were sent to Prof. Nobuyuki Takahashi from various countries, including the USA, Canada, the UK, Germany, Israel, and Japan, with the majority coming from the USA. The collection includes 335 haiku by 57 haiku poets, both foreign and Japanese. Issue No. 13 featured special haiku for Holy Night by Japanese haiku poets, gathered to greet the foreign haiku poets. Sometimes, individual poets' haiku were compiled, while other times Prof. Takahashi expressed his view of haiku.

★Some Haiku from "Haiku Spotlight"

Winer sunset:
the red faces of skaters 
 burn on the ice.
                                   Eric. W. Amann
       *
Ranks of clouds,
silver etched, stream on beyond
the winter sun.
                                   William. H. Higginson (Hian)
     *
Dakota landscape ― 
even the evening sun
the color of wheat.            
           John. H. Wills
              *
Over the road
water overflowing ―
tadpoles flow too!
                            Nobuyuki Takahashi
The fire
is too large for me
to warm alone.
                              Nobuyuki Takahashi
Ein Bächlein nicht tief
im Herbst; so fließt das Wasser
schell und lebendig.
                                      Nobuyuki Takahashi
                  —————————————————
★ December 21, 1968 
                                       No.13
Holt Night
The boughs of a fir
   before decorating;
       they’re leaned against.
                                       Gafu Kawamoto
   *
At Holy Night I bathe,
     and get tapwater into
         a red vessel.
                                       Toshiko Yokoyama
   *
At Holy Eve
    the freesias all slender
          And just open out.
                                       Masako Ombe
   *
The moon wanes a little
     at the end of the street:
        This Holy Night.
                                       Nobuyuki Takahashi

3月2日(日)

曇りのち晴れ

●明日は雛祭り。苺が旬を迎えて、手頃な値段になっていたので買った。大粒だったが、思った以上においしい。これなら、明日も買ってよさそうだ。

今日は句美子にリクエストを聞くのを忘れたので、冷蔵庫にあるもので、ちらし寿司とアサリの味噌汁。カニクリームコロッケとサラダ。カニクリームコロッケは自分では作れないので、冷凍を揚げた。「甲羅」と言う会社のもの。

●英訳俳句のあとがきに追加で書き加える外国の俳人の名前を短冊にかきだしていたものを整理、人数、何句投句しているか、など調べる。リストにのせようと思っていた俳人と特集をしていた人と一致。データからリストアップする人が自然に決まった。

●腰が痛いのか、どうなのか、少し重いものが持ち上げにくい。以前腰をねんざしたとき作ったコルセットを着けてみた。3時間ぐらいでは、状態はよくならなかったが、それ以上5時間ぐらい着けていると、痛みがなくなった。効果ありなのか。

3月1日(土)

曇りのち晴れ
雀鳴き屋根に春日のさんさんと 正子
春空の青の下にて知人の葬   正子
●今日から3月。朝ごみを捨てに出ると雀がよく鳴いていた。この頃雀が少なくなっていると思っていたが、あちこちの屋根や木でよく鳴いている。暖かい上によく晴れていて、春らしい陽気になっているせいなのだろう。雀がまだいることに安心。
●自由な投句箱、月例ネット句会のテンプレートを変える。3月月例ネット句会案内を、ネット句会と自由な投句箱に貼り付ける。
●「俳句添削教室」を再開する必要があるか、どうか。
●英訳俳句、ローマ字表記の点検。あとがきにHaiku Spotlightに投句した人の名前を10人ばかり、リストアップしようと拾い出した。Haiku Spotlight は1968年9月から1970年3月まで私も手伝って、週刊で信之先生が発行した。毎週松山の土居田にあった印刷所へ電車で原稿を持って行ったものだ。インターネットが一般に普及したのが1995年だからそれよりも30年近く前なので、海外とのやり取りもエアメール。最近エアメールってものがあるのかどうかも知らない。
子供の俳句の英訳本ではあるが、子供向けにはレベル上げ過ぎたかも。

■3月月例ネット句会ご案内/2025年■

■3月月例ネット句会ご案内/2025年■
①投句:当季雑詠3句
3月3日(月)午前6時~3月9日(日)午後5時
②投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。

▼互選・入賞・伝言
①互選期間:3月9日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:3月10日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、3月10日(月)正午~
                     3月13日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:髙橋句美子・西村友宏

2月28日(金)

晴れ
白梅の匂いがしている中に入る 正子
貝がらのように梅の花が散り  正子
梅林に紅梅ありて華やげる   正子「

●朝早めに大倉山梅園に出かけた。大倉山へ上る坂に「梅園坂」と名前がつけられていた。霞んでいなければ富士山が見えるが、今日は一体がかすみ、富士山は見えなかった。公園に方位板があって、富士山までは83km、東京までは24kmとある。梅園は今日がちょうど満開。23,24日の梅まつりには開いていなかったのではと思う。
本当にきょうは絶好の観梅日和。流れの水が雨も降らないのに勢いよく流れている。屋台が2軒出ていて、甘酒を飲んだ。本当のあまざけではなく酒粕に砂糖を入れ生姜の切れ端を入れていた。甘すぎに閉口。帰りに坂道にあるベーカリーでコーヒーを飲んで口直し。梅の若木が何本か植えられ、1メートル足らずの若木にも花がついている。幹をわざと斜めに傾けて植えてある。風情をつくるために、苗のときから植え方を考えている。梅の枝ぶりは剪定次第で、自然にいい姿になるのと思っていた。違うのだ。苗の時から形をそうていしている。11時前には見終わった。人も少なく、ゆっくり見れた。お昼過ぎ家に戻り、昼食。昼食後、妹が帰るので本町駅で見送った。暗くなるころ家に着いたと連絡。