1月17日(日)

●夕方美知子さんより電話。俳壇年鑑の投句について。美知子さんも本年度より掲載される。よかった。
2021年版俳壇年鑑の投句締め切りが1月31日。自選句1句と信之先生分を数句選ぶ。数句の中から自分で選んでもらう。投函は明日。
●林檎2個あり。アップルパイを作る。
●夕方句美子が来る。4月からずっと在宅勤務になっているとのこと。料理に時間が取れるようになったと言う。わが家の冷凍食品の貯まっているものをもってかえってもらう。

1月18日(月)

●俳壇年鑑2021年版(3月発行)へ返信、投函。
●9日に届いた薔薇の花の3回目の水揚げ。2.3センチ切る。まだ丈夫。
●俳句はがきを書く。
●有花さんが、俳句にポロドーモシステムで仕事をすると書いてあった。
ポロドーモはイタリア語でトマトらしい。トマト型のキッチンタイマーを使って仕事をしたため。25分仕事をして、5分休憩。これを3から4回繰り返し、15分から30分の長い休憩を入れる。
小学生なら、15分単位の集中力。小学校は45分授業になっている。

1月16日(土)

晴れ
栴檀の実が金色を失えり     正子
冬深し鳥飛ぶ波形空に見て    正子
寒禽は留守らし藪のしずかさは  正子
●棚の掃除をしていて八木絵馬先生の短冊が目に入る。かざっているのだが、めったに読まない。
「うら枯るるなかもぐらもち土揚げる 絵馬」 
土竜も最近見かけない。でも、ですよ、土竜ではないけど、一昨年、港区の青山通りで、イタチが花屋の前を走るのを見たのですよ。ちょうど今頃。ハンサムでもない土竜や蛙は、物語に登場したりして面白い生き物、いや、人たち。
●5丁目の丘を歩く。先日の整形外科の先生の忠告「人がいないようなときに階段とか、坂道を歩いてください。」歩数計に4000歩と出る。歩いたとは言いがたい。
●見知らぬ鳥が丘の上の電線に。スマホのビデオに録る。声も入っていて、聞くと、チュンチュンとしか聞こえない。でも姿は絶対雀とは違っている。

ご挨拶

1月月例ネット句会にご参加くださいまして、ありがとうございました。今回は、新型コロナウィルスの感染がますます広がる中でしたが、13名の皆様にご参加いただいて、新春らしく華やかな句会となりました。入賞の皆さまおめでとうございます。また、選とコメントをありがとうございました。選句の途中、ブログに不具合が生じましたが、すぐに不具合もなおって、とどこおりなく、句会を進めることができました。ご協力ありがとうございました。
今年も昨年同様、第2日曜日に月例ネット句会を開催いたしますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
これで、1月月例ネット句会を終わります。来月は、2月14日(日)となります。(主宰/髙橋正子)

1月15日(金)

曇。
●リハビリ。やっぱり、本当には治っていない。
●信之先生の薬をもらいに。
●昨日、31日までの巣ごもりができるよう、食品や雑貨類を買った。なるべく外出しない。句集の編集に集中しないと。
●新型コロナの感染の広がりが止まらない。
アメリカでは、トランプ支持者が議会を襲撃して、トランプ大統領が下院に弾劾訴追される。日本でもトランプ支持者が御堂筋でデモを行ったりしていることに驚き。日本のトランプ支持者は、ウクライナ疑惑を問題としているようだが。

1月14日(木)

晴れ。
●今日は15度まで上がるというので、自分の部屋を掃除。洋服の整理。まだ寒さが続くので、あたたかく眠れるようにいろいろ工夫。布団乾燥機を久しぶりに使う。結構役立つ。昨日は、レンジフードの掃除に付き合ったし、今日も一日掃除でつぶれる。部屋と台所が片付かないことには、次の仕事が進まない。
●職場が改装工事に入るので、仕事は31日まで休み。この休みの間、信之先生の全句集に再度取り掛かることに意を決す。結局2年遅れの発行。函なしを希望したが、函を作ってもらうことにする。コロナで周りがしずかなので事を運ぶには、ちょうど良い。コロナも利用すべし。
夕飯のあとに、信之先生曰く「もう、やることはやったと思う。句集を出すようにするか。」ふだんは、考えが即一致することはない。「それがいいですよ。」と即答。内心、考えの一致にどきりとした。

1月13日(水)

●業者にレンジフードの掃除をしてもらう。古くなってどうしようもないところもあるらしい。
●生協の配達。近所のスーパーが休業となるので、野菜ボックスを頼む。白菜の四半分のが代替野菜で2個配達され、買い置きの1個と大変な量になった。
●1月のスマホ料、ちょっと多い。音楽と外国語ニュースを聞きすぎた。音楽をセーブしよう。仕事をするのは、パソコンのほうが能率がいい。

1月12日(火)

小雨。雪予報だったが、雨。
●栄太郎の黒飴を何年かぶりに買う。信之先生の所望。
●内田光子氏のモーツアルトの話、シューベルトの話を聞く。
バッハ、モーツアルト、ベートーベン、シューベルトの4人を地球が無くなる前の最後に残す音楽家としてあげた。一人だけならバッハ。この四人の音楽はなんのなりゆきか、私もよく聞く。話を聞いていて思ったが、内田光子氏の話す日本語は、美しい。ドイツ語をごく自然にちょっと日本語に交えるが、そのドイツが、とてもきれいだと感じられる。グーテ ナッハトという一言さえも、聞いたことがないようなドイツ語だと思える。それに感動した。
楽譜は書いてあるとおりに読むという。モーツアルトが、楽譜のなかで語っているという。テキストを、テキストの書いてある通りに読むのは、実は非常にむずかしいと私も思う。俳句を書いてある通りの読める人がいったい日本に幾人いるかだ。

1月11日(月)

晴れ
●1月月例ネット句会の入賞発表。いつもより遅れる。
●俳句はがきを書く。多分、「賞品にする俳句はがき」だと思うのがいけない。結局は自分が書きたくて、楽しく書けばいい。上手には絶対書けない。それだけの力なのだから。まだ、数が足りない。
●きのう富士山を見たとき、青く見えた。雪など降っていないように。日本海側が大雪なのに、富士山には雪が降らない。雪が降るのは、太平洋側に雲があるとき。やっぱり、青く見えてまちがいではなかったのだ。

■1月月例ネット句会/入賞発表■

■2021年1月月例ネット句会■
■入賞発表/2021年1月11日
【金賞】
★夫の忌の晴れて海へとアロエ咲く/柳原美知子
夫の忌が晴れやかに詠まれている。共に暮らした日の晴れやかな思い出があるのだろう。アロエは比較的寒さに強く、花の開花は真冬になる。霜や雪で枯れることのない温暖な海岸地方で花が見られることが多い。この句のアロエも海と取り合わされて、エキゾチックな雰囲気が句を明るく、元気にしている。(髙橋正子)
【銀賞/2句】
★澄み渡る冬空と海呉にあり/高橋秀之
呉は元軍港で有名なところ。呉へはローカル線が海岸沿いを走る。戦争とは遠くなった呉は、今澄み渡る冬空と海のある街となっている。(髙橋正子)
★青空に透ける?梅香しき/廣田洋一
青空に黄色い?梅が馥郁と香りを放って咲いている。?梅が咲くところでは、普通に見かけられるきれいな風景だが、それを素直に「香しき」と捉えて、誰をも納得させている。(髙橋正子)
【銅賞/3句】
★そこにだけ日当たり来る冬薔薇/古田敬二
冬薔薇が咲くそこだけに日が当たっている。庭の陰影の中に、日差しに浮き上った冬薔薇が、貴重なあたたかい存在になっている。(髙橋正子)
★初詣真青な空と五色幕/髙橋句美子
初詣に行くと、真っ青な空のもとに、五色幕が張り巡らされ、新年の特別な日と、はっきり知らされる。五色幕の五つの色は、仏教の五行思想を表しているとのこと。仏教寺院であることを表し、釈迦如来の説いた教えを広く宣べて流布させることを表している。初詣に改まる気持ち。(髙橋正子)
★曇り空山の向こうは大雪か/多田有花
曇り空の分厚さに、山を越えた向こうは大雪になっているだろうかと想像する。天気予報で寒気団の来襲が伝えられていたときであろうが、大雪に降られた日本海沿岸の色の消えた雪景色が思い浮かぶ。(髙橋正子)
【高橋信之特選/7句】
★そこにだけ日当たり来る冬薔薇/古田敬二
冬の弱い日差しだが、薔薇の花に焦点をあてたように日が当たる。浮かび上がった花はさらに美しくなる。庭の冬薔薇でしょうか。きれいですね。 (吉田晃)
★澄み渡る冬空と海呉にあり/高橋秀之
★青空に透ける?梅香しき/廣田洋一
★寒晴の空にさみどり辛夷の芽/髙橋正子
★アルプスの雪嶺見ゆまで坂のぼり/髙橋正子
★初詣真青な空と五色幕/髙橋句美子
★夫の忌の晴れて海へとアロエ咲く/柳原美知子
【高橋正子選/7句】
★雪の予報窓よりオリオン見て眠る/柳原美知子
明日は雪の予報。でも、今宵はオリオンが見て取れる星空。ほんとうに明日は雪なんだろうかと思いながら眠りにつく。幸せを感じる一夜です。 (高橋秀之)
ラジオの天気予報ではこれから雪に変わり明日は積もるらしい。今はまだ晴れている夜空に広がるオリオン座。窓からそのオリオン座が良く見える。さあ、眠るとしよう。 (古田敬二)
★そこにだけ日当たり来る冬薔薇/古田敬二
★澄み渡る冬空と海呉にあり/高橋秀之
16.青空に透ける?梅香しき/廣田洋一
31.初詣真青な空と五色幕/髙橋句美子
34.夫の忌の晴れて海へとアロエ咲く/柳原美知子
37.曇り空山の向こうは大雪か/多田有花
【入選/16句】
★まな板をまずは洗いて初厨/古田敬二
元日の朝、いそいそと厨に入り、お節料理を並べ始める。然し、蒲鉾や鳴門巻やらをまず切らねばならず、その為にはまな板を洗わねばならない。元日の楽しい家事の始まりである。(廣田洋一)
★暁闇の妻たたき居り七日粥/桑本栄太郎
まだ暗い朝、奥様の七日粥の支度の音を聞きながら、楽しんでおられます。 (祝恵子)
★七草粥ぐつぐつ湯気も二人分/祝 恵子
新婚家庭とも、子どもが巣立った後の落ち着いた熟年夫婦とも、ほんのりと幸せな気分が伝わってくる句です。 (多田有花)
★参拝の最後尾には初雀/西村友宏
静かな参拝の中、初雀の声が聞こえ、ふっくらとした可愛らしい姿が参拝者の後にならんでいるかのように社の土の上に見え、ほほえましい光景が
眼に浮かびます。詠者の温かい視線が感じられます。 (柳原美知子)
★大寒の夜道しいんと耳に手を/髙橋句美子
大寒は二十四節気のひとつで、一般的には一番寒い時で、夜道はいつそう寒く耳や手に痺れが来るほどの寒さになります。あまりの寒さに耳に手を
当てて暖を取る景が見えてきます。 (小口泰與)
★美しき炎見るため焚火する/多田有花
寒い季節の焚火は暖を取るばかりではなく、その炎はとても美しいものです。又炎を眺めて居れば、いろいろな思い出もよみがえり、非日常の心情
に浸ることが出来ます。(桑本栄太郎)
★冬草や石垣高き峡の家/吉田 晃
奈良県の十津川村の情景をイメージしました。山が迫ったほとんど平地のないところに階段のように石垣を作って家を建てています。日本の原風景
のひとつと感じます。 (多田有花)
★駅伝の順位見ながら寝正月/西村友宏
今年の駅伝はドラマ続出でしたね。こういうお正月だという男性は多いかもしれません。そして、それが至福かも。 (多田有花)
★隠れつつ飼い猫つき来る初詣/柳原美知子
猫のしぐさが目に見えるようです。しなやかに物陰に隠れながらも飼い主の姿をしっかり見て、後をついてきます。可愛いですね。 (多田有花)
★音階の如き霰やとたん屋根/小口泰與
とたん屋根に降る霰の音に耳を澄ませ、音階にみたてて楽しむほっこりとしたひと時。厳寒の季節にも喜びを見出されていて、心惹かれます。(柳原
美知子)
★花八手遊びし子らは遠くいて/吉田 晃
コロナ禍で、離れ住む子供たちも故郷に帰れず、遊ぶ子供の姿もあまり見かけない静かな新年。さびしい村に咲く花八手の白さが際立ちます。(柳原
美知子)
★笹鳴や巨人になりし吾子の影/小口泰與
★夕映えの沼へ水脈描く小白鳥/小口泰與
★煮大根の甘き湯気立つ十二月/ 吉田 晃
★初氷ゴツゴツ手ごたえ割ってゆく/祝 恵子
★窓という窓を鳴らして寒波来る/多田有花
■選者詠/高橋信之
★寒き夜のコーヒー豆を挽きつぶす
コーヒー豆を挽く音が想像され、寒さが際立ちます。温かいコーヒーを楽しみにしている様子も感じられます。 (髙橋句美子)
★窓外の枯野に遊ぶ子らの声
★暖かき色をしているコーヒーは
■選者詠/高橋正子
★アルプスの雪嶺見ゆまで坂のぼり
アルプスの雪嶺に向かい、長い坂道を寒晴れの空へと登る期待感と爽快感が伝わってきます。身近に迫るアルプスの雪嶺はさぞかし素晴らしかった
ことでしょう。(柳原美知子)
★寒晴の空にさみどり辛夷の芽
★寒禽の重さかさかさ枝が揺れ
■互選高点句
●最高点(6点)
★青空に透ける?梅香しき/廣田洋一
※コメントの無い句に、コメントをよろしくお願いいたします。