晴れ
●4月月例ネット句会
13名参加。
投句
八重桜街ゆく人の衣を軽く
花は葉にここより老いの正念場
大空にたんぽぽ無心の花の黄を
●午後公団へ。蕊ばかりになった桜、若緑の葉を広げ、まだ花の有る桜。四十雀が二羽。椋鳥が二羽いた。たんぽぽはまっさかり。蘇芳がよく咲く。欅が芽吹き始める。
■4月月例ネット句会清記■
2022年4月10日
13名(39句)
01.つばくろや嘴に土塊咥えける
02うら若き牡丹の新芽ほぐれけり
03.綿菓子のふわっと膨れ花月夜
04.客船に舞いこむ桜陽が照らす
05.新しき制服の列入学式
06.寒暖の差が身に染みる春の風
07.田舎味噌麦の匂いの蜆汁
08.白蝶の我が背を抜いてゆくはやさ
09.物干に明るい風の吹く四月
10.五地蔵の背後に散るよ寺桜
11.ホタルイカ酒のさかなの一品に
12.土筆提げ今日の成果の指の灰汁
13.見上げれば雲と桜と青空と
14.雲動く桜の色も動きけり
15.稜線の影やわらかき芽立時
16.谷水の音へ辛夷のひらき初む
17.夕つばめ河口より来て瀬音切り
18.金色(こんじき)の瀬戸海はるか花の影
19.せせらぎのゆったり響く春の川
20.春の宵ウィスキーと詰将棋
21.新品の鉛筆光る新学期
22.窓開けて近くに見えてチューリップ
23.さくら咲き寺の庭のひろびろと
24.花祭り妻が居る日よ今日があり
25.大空にたんぽぽ無心の黄の花を
26.八重桜街ゆく人の衣を軽く
27.花は葉にここより老いの正念場
28.山菜の若芽の渦巻き足下に
29.庭園に木瓜の花咲く赤と白
30.手作りて桜餅を父母に
31.芥子菜や嘗て庄屋の屋敷跡
32.亡き母の着物想いぬ紫木蓮
33.遅き日の黒猫塀に憩い居り
34.きゃべつの葉水に浸ければ飛花の浮く
35.飛花ひとひら内に巻きいるきゃべつの葉
36.花びらを巻いて届きし春きゃべつ
37.公園の桜に集う昼下がり
38.追分の辻に古木の桜かな
39.満開に早や舞い落ちる桜かな
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。
晴れ
●「俳句添削教室」に初心者ではなく、コンクールなどの入賞を狙っての投句や他結社にいながらの投句がみられるようになった。それはよくないので、あらたに「TIMBER ROOM」として正子が自由に利用できるようにした。「TIMBER ROOM」は頭に思い浮かんだだけの言葉だが、アメリカに実在するバーのような店だった。
●リハビリのとき、腰の少し上に筋肉痛があると伝えたら、疲れかもしれないという返事だった。まさか、自分が疲れているなんて思っても見なかった。ふりかえれば、小さいがまん、小さい緊張が続いて、筋肉が緊張しているのかもしれないと思い当たった。
今朝はいったん起きて、二度寝した。寝起きたときは、こんなにいい天気に寝てしまってもったいなかった、の気持ち。「清明の気」がいっぱい。でも、小さい緊張とがまんから解放されそうもない。
晴れ
ふっくらと小さく甘茶仏おわす 正子
甘茶かけ誕生仏をかがやかす 正子
蕊桜下方に高きは花満開 正子
●今日は花祭り。午前、金蔵寺へ信之先生とお詣りに行った。甘茶が用意され、小さい紙コップでいただいたが、まだ温かかった。麦茶に砂糖を入れたくらいの甘さ。甘茶をかけると誕生仏はふっくら感が増した。
曇のり晴
●リハビリと歯医者へ。途中、たんぽぽがたくさん咲いていた。歯医者は今日で終わり。
●信之先生のフッチェンロイターのカップを割ってしまった。私の揃いのカップと同時に手に持って軽くぶつかって取れた。すぐさまアロンアルファを買いに行って、くっつけたら、無事見事にくっついた。ほどんどわからない。アロンアルファ様様。
句美子が誕生日祝いに呉れたものなので、どこかで同じものを見つけておかなければ、いつ、なんどき、取れてしまうかもしれない。
曇り
チューリップ雨に滲みてくずるなり 正子
食卓のお菜の端にパンジー活け 正子
再生の三つ葉元気に花曇り 正子
●金蔵寺へ信之先生を散歩に誘う。今年は面白い現象。早く咲きはじめたした半分ぐらいの桜が蕊ばかりになっているが、その上の方の遅く咲いた桜は今が満開。一端咲いたあと、急に気温が下がり雨が降ったり。季節が一度振り出しに帰った感じになった。
●2,3日前。ロンドンのキューガーデンの裏方が放映された。行ったところが映らないかと見ていたが、睡蓮ハウスと入場口が懐かしく目に映った。春の花の植えつけや、害虫の駆除の様子などを見た。チューリップが花の野にぱらぱらに植わって戦いでいるのは目から鱗だった。オランダのチューリップ畑は球根を取るために色ごと群生している景色なので、そういう風に植えるのがチューリップと思っていた。
●ロシアが満州に攻め込んで日本人から腕時計など奪い、5つも6つも腕にはめて自慢していたと信之先生から聞いた。この様子にロシア兵がいかに野蛮であるか分かる。
ブチャでのジェノサイド、おぞましい。衛星写真が証拠となっている。これが救いになればよいが。ブチャで戦った兵士たちは激戦地へ配置となったらしい。
曇りときどき晴れ
●朝の風が冷たくも、春風らしくそよそよと吹く。
●ウクライナからの避難民として20人が政府専用予備機に乗って今朝日本に来着いた。ウクライナへのロシアの侵攻は、なぜ起こったのか本当のところはよくわからないが、開戦から1か月過ぎるうち、被害の状況もわかってきている。新ロシアつまり前時代の領土を取り返すのも一つの理由、もう一つににプーチンの体を作っているロシア文化への愛執着が一つには契機になっているらしい。
●奥の細道むすびの地記念館俳句『共鳴』3月号より。
私の句は、1月号から再び選んでいただいている。担当者の配慮に感謝。
131名の句から。
木の実降るはっしと森に鋭き音を 髙橋正子
土匂ふ七草籠の編み荒らし 能村研三
越境の雲に傾く桜の芽 秋尾 敏
悴みて朝な夕なに香を焚く 寺井谷子
笹鳴きや木地師の飛ばす木の香り 白岩敏秀
長堤に松疎らなり揚雲雀 小川軽舟
ひと握りほどの日差しや福寿草 名村早智子
雨。
チューリップくずるる時は滲むかに 正子
●1月下旬の気温らしい。冷えている。最高気温10度にならなかった。
●髪を切らねば。思いついて以前行っていた美容室をネットで見ると、待ち時間15分。今がチャンスとさっと出かけた。美容室まで電車で2分。待ち時間なしで切ってもらえた。以前予約が取れなくて、やむを得ず、今のところに変わったのに、この変化は。
自分で見つけた店や、住む場所は、初めひっそりしているけれど、数年たつとにぎやかに繁盛し、発展する。それからなんとなく追い出される感じだ。昔植木屋さんが、私に不動産や骨董の勘がよろしいと言ってくれたことがある。今住んでいるマンションも自分が見つけて、駅ができて、でも静かなままの住宅地となった。
●文具店で色絵筆のセットを見つけた。春色、夏色、秋色、冬色がそれぞれ5色のセットがあった。水だけをスポイトのように入れて使う筆もあった。信之先生の仕事を作らねば。無為に時間がすぎてもったいない。葉書絵を描いてもらおう。はがきに俳句を書いてもらっているのが、なにかと役に立っている。
雨
●『昭和史』(半藤一利著)の上巻、満州事変のところを読むと、「侵攻」と言う文字がリアリティをもって目に入る。満州事変は今のウクライナとロシアの関係に似ているように見える。ネットや交通の発達や情報の量など、世界は狭くはなっているが、それらを除くと、似ている。満州事変が起こるや、朝日、毎日新聞が太鼓や笛で煽り、ラジオも、国民も浮き立たせている。国民もそういうのが好きだったろうと思われる。
●元希が送ったお祝でメッセンジャーバッグを買ってもらったと言ってきた。「メッセンジャーバッグ」は、初めて聞く言葉に、どんなものかと思ってネットでみると、郵便さんの鞄のようなで、ショルダーバッグ。いつからこの言葉が使われ始めたのか。ショルダーバッグは使い続けられてすでに古い。「メッセンジャーバッグ」は、まるで新しい種類の鞄に聞こえる。
晴れ
●月例4月ネット句会の案内をブログに貼りつける。
●鯛ヶ崎公園周辺を歩く。信之先生は暖かくなって元気になった。冬の間は外に出なくて、弱ってしまったのかと思わされていたが、これはちょっと眉唾もの。今日は1kmぐらい鯛ヶ崎公園あたりを歩いた。丘の道は上り坂や下り坂、階段があるが、このあたりのお年寄りは歩いて下の街へ買い物に来ている。公園では小学生や幼児が大勢ボールなどで遊んで、花見をしている家族もいた。辛夷は散ってしまって、桜が見ごろ。木苺の蕾、あけびの蕾を見つけた。
●老人、カルシウムを取るべしというので、せめて牛乳を一週間に500ml消費するのを目標にしている。これが難しい。3週間目には乱れて来る。今週は杏仁豆腐とフレンチトーストにして乗り切った。