■10月月例ネット句会清記■

■10月月例ネット句会清記■
2022年10月9日
35句(12名)

01.登校の背の順に行く雁の列
02.ひと笛に列真直ぐや体育祭
03.温め酒渾名呼び合う友の減り
04.農がゆく後ろ手にして刈田道
05.捨て畑の石垣畦に花桔梗
06.十三夜黄ばみ障子の薄明り
07.北国へ旅立つ支度寒露かな
08.-秋祭り太鼓の音が風に乗り
09.秋の海日差しを載せて静かなり
10.山からの水の流れや曼殊沙華

11.笛太鼓豊作祈る獅子踊り
12.虫の音を楽しむ散歩夕の風
13.西空に明星連れて一三夜
14.秋風に浸りて歩む土手の道
15.一日の健康祈り林檎剥く
16.食卓に並ぶ秋刀魚は人数分
17.秋雨の中を静かに出航す
18.影法師踏みつつ帰る秋の暮れ
19.パソコンを膝に電車の燈下親しき
20.玄米を提げる山路や秋高し

21.大工の音聞こゆ明りの窓に秋
22.南瓜豊作どの畑にもごろごろ
23.潮風にぼんぼり揺れて芋煮える
24.湯あがりの身の透きゆける十三夜
25.鈴虫の音(ね)のする方へ歩く夕
26.沸騰する薬缶にかけ寄る秋の夕
27.秋空へ街一番のビルが立つ
28.杜の樹に提灯かかげ里祭り
29.宵宮の杜を照らして十三夜
30.里祭りふうせん売りの日焼けなお

31.秋の蜂花を探してきらきらと
32.鮭包むホイルの凹凸煌びやか
33.きのこ飯いくつも買って雨の夕
34.窓開けて朝の秋空全身に
35.今日があることを知る秋の空

※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。

■2022年/10月月例ネット句会ご案内■

■2022年/10月月例ネット句会ご案内■
①投句:当季雑詠(秋の句)3句
②投句期間:2022年10月6日(木)午前6時~2022年10月9日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:10月9日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:10月10日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、9月10日(月)正午~10月13日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之

10月5日(水)

かすみ目を休めて食べる青蜜柑     正子
鍋つかみを作る夜なべのキルティング  正子
翻訳に気折れをしたり露寒し      正子
●目覚めると予報通り気温が下がり、雨。生協の配達あり。おでんの材料を頼んでいたので、すぐ役立った。夜はおでん。蜜柑も頼んだが、青蜜柑ながらおいしくなっている。シトラス21という九州の生産グループの蜜柑。
●今月の月例句会は、2日が第一日曜日なので、9日が第2日曜となる。うっかりして、10月例ネット句会の案内を出すのが遅くなって、今日気づいて案内を貼りつける。今月は気を付けなければと思ってはいたのけれど。
●句美子の子供時代の俳句50句の英訳を一応終えたが、やはり、謎が深まるばかり。誰に頼まれたものでもないが、気が折れる。すこしの可能性にかけて、頑張るか、とも。ひとり気折れて、ひとり、奮起する。なにか、気が済まないものがある。

10月4日(火)

晴れ
●よく晴れる。夕べ寝る前に洗濯して干した物が、朝10時過ぎにはすっかり乾いていた。天気がよいのは今日まで。あすから曇りや雨で気温も下がる予報。
●夜、ゆうじさんから電話。句美子の句集『手袋の色』について、感想をもらう。

10月2日(日)

多摩川を渡る車窓に秋夕焼    正子
子を見舞う秋夕焼も暮れてきて  正子
秋祭りの物いろいろとガード下  正子
●句美子の熱が一か月ぶりに下がり安心する。スイートポテトを作って見舞に持参。鳴門金時で作ったが、水分が少ないさつま芋なので、裏ごしがなかなか大変だった。バターと黍砂糖、牛乳を切らして代わりに水少々。これが意外と美味しかったらしく友宏さんが大いに気に入る。来週はたくさん作って持って行くと約束。

10月3日(月)

曇り
竹の春竹幹の色いろいろに     正子
秋草の刈られて土の道きよし    正子
からすうり遠目に熟れて垂れ下がり 正子
●今日は曇っているので、信之先生の散歩によいので近所を歩く。鯛ヶ崎まではいけなくて、近所を300mほど歩いただけ。それでも気分転換にはなったようだ。竹林の様子を見たり、からす瓜を見つけたりした。からす瓜はよく見かける。
●ノーベル賞の発表が始まる。
●句美子の句集『手袋の色』から子供時代の俳句「貝がら」の50句の英訳をラフながら終える。
●今日は少し裁縫をする。前作ったのと同じペンケースを作る。ただ裏布は先日買った小花柄を使う。

10月1日(土)

晴れ
●北村ゆうじ『朧』(森の座発行所2021年5月刊)より
好きな句20句
雑木山あるきひとりの小春かな
初空に老いの凧糸群を抜く
こんなに軽ろく命宿して草の絮
落ち葉踏むだけのふるさと途中下車
黄落の光りあつめて草田男碑
穂高小屋雲を沈めて夏炉の火
半世紀都会くらしも朧にて
滝音をいくつ耳にし天城越え
久々の妻の和服や初芝居
白き嶺つらね伊那谷花匂ふ
獅子のごとミモザ抱えて友来る
灯下親し母に抱かれし我が写真
日向ぼこうとうとと我を見失う
麦秋を来る友迎ふ上野駅
蓑虫のやうなこの餅さくら餅
二階窓あけて妻呼ぶ十三夜
ふる里より流れ来たかよ秋の雲
花時に合はせ信濃の墓参り
そこ踏むなこぞり芽を出す曼珠沙華
ウナギ焼く団扇でわが身扇ぎをり
東京で暮らしながらもふるさと長野への郷愁が晩年ますます募っている。その思いを補うかのように都会の暮らしに、庭の畑に野菜や花を育てながら、子や孫に囲まれ幸せな老後の生活がある。焼き鳥や鰻の一流の職人としての人生を全うされつつあることは第一句集『初商い』を共にした句友達としてうれしいことである。

9月30日(金)

曇りのち晴れ
●センター北のJA直売所に里芋やほうれん草を買いに出かけたが、今日は棚卸で休業。しかたなく、近くのロピアでピオーネ、ポンパドールでシュガードーナツ、ユザワヤで小花柄の小切れを買った。
●『たのしい世界の国』(髙橋書店)、『電気とエネルギー』(ナツメ社)が面白そうなので買う。元希用。きのうは『まんが日本の歴史7』(角川)と『算数の図鑑』(誠文堂新光社)を送った。