■芍薬忌/信之忌(5月24日)ネット句会ご案内■

■芍薬忌/信之忌(5月24日)ネット句会ご案内■

名誉主宰の髙橋信之先生は2023年5月24日に亡くなられました。今年は3周忌を迎えます。つきましては以下の通り、芍薬忌(信之忌)ネット句会を開催いたします。ご参加くださいますよう、ご案内いたします。

※芍薬忌の忌日名は、信之先生が亡くなられたのが、芍薬の咲く時期でもあり、また5月28日の誕生日ごろ咲く花でしたので、好んでおりました。愛媛の砥部の庭には一重の昔ながらの芍薬を植えて、咲くのを楽しみにしていたことから「芍薬忌」としました。
(花冠代表 髙橋正子)

 記
①投句:献句1句と当季雑詠3句
 5月19日(月)午前6時~5月24日(土)午後5時
②投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。

▼互選・入賞・伝言
①互選期間:5月24日(土)午後6時~午後10時
②入賞発表:5月25日(日)正午(予定)
      献句については選をいたしません。
③伝言・お礼等の投稿は、5月25日(日)正午~5月29日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:髙橋句美子・西村友宏

5月20日(火)

晴れ
●今日はいい天気だったが、コインランドリーへまた行った。午前中まで干した洗濯物を乾燥機で乾かしたのだ。午後は布団を干したいのでそうした。子のコインランドリー、これからはなくてはならないものになりそう。
●「自由な投句箱」の5月16日から20日までの★印と秀句を選んでコメントをかいた。投句を読んでいると、文法的にどうしても不自然な句、間違いと言っていい句が出て来る。何十年も作っていて、なぜこんな間違いをするのかいつも思うのだが、よくわからない。これは文語文法に限ったことではなく、口語文法でも間違っている。日常的にちゃんと話しているのに、俳句では間違える。俳句が短いからだろうと思うが、なにか根本的に誤解していることがあるのかもしれないと思うこともある。

5月19日(月)

曇り
●ハート内科の受診日だったが、赤ん坊を病院に連れて行くので、キャンセルして水曜日に替えてもらった。連れて行くのは句美子だが、付き添いということ。赤ん坊にとっては、はじめての病院なのだが、私の行っているクリニックの斜め向かいなのだ。病気というほどの病気ではないが、飲み薬だの、軟膏だのいろいろもらった。気になることはお医者に診てもらったほうがいい。病院は小児科らしく感染予防のための待合室や授乳やおむつ替えなどため部屋もある。部屋には英語でいろんな動物の絵や名前が貼ってあったり、楽しめるようにしている。
●コインランドリーをきのうから使っている。ほぼ乾いた洗濯物をもっていっているので、ガス乾燥機で10分で終わる。からっと、ふんわり乾いて100円で済むのだ。

ご挨拶/5月月例ネット句会を終えて

ご挨拶
5月月例ネット句会にご参加いただき、ありがとうございます。今月は清記において、高橋句美子、髙橋正子の選者の句と、吉田晃さんの句の番号を25とすべきところを、15としてしまい、大変な混乱を招きましたことをお詫びいたします。気づいた皆様からは、ご指摘を頂きました。ありがとうございました。それにもかかわらず、選とコメントをいつもどおりにしていただき、感謝しております。

入賞のみなさま、おめでとうございます。また、句会のあとからたくさんのコメントを書き込んでいただきました。ひとつひとつの句が丁寧に鑑賞れています。みなさまの花冠句会に寄せる熱心な思いにこちらも大変うれしく、感謝いたします。せっかくの良い季節の句会なのに、私の不手際がありました。今後気をつけますので、よろしくお願いします。
これで5月月例ネット句会を終わります。
2025年5月17日
髙橋正子

5月13日(火)

晴れ
ひんやりしている。5月月例ネット句会の入賞発表。おわびの文章を何か所かに書いた。おわびは正直に書けば、なんていうことはない。みんなもそうかと理解してくれている。そそっかしい先生だと思われているだろうが、それも愛嬌だろう。間違いなんて、大したことないのだ。

●洋子さんの『俳句の杜2025』の原稿の100句の順番と、俳歴、エッセーにすこし補足させてもらった。今日で私の役目は終わり。夜電話して原稿の修正や補足について細かく話した。

5月12日(月)

●予定では、今日月例ネット句会の入賞発表をしなければいけなのにできなかった。あきらめて明日の発表とした。

●都筑図書館に正午ごろパソコンを持って出かけた。インターネットを使うためだが、初めてなので、様子がよくわからない。館員に聞くと、余計な説明はしないと言う風に思えた。「パソコンのことはご自分でなさってください。」と言う。

そうではなくて、電源はどこか、どの席で使えるのか、費用はいるのかを聞きたかったのだが、なにを思い違いをされたのだろう。気分を悪くして、パソコンをデスクに置いたまま、文庫本を書架から四、五冊持ってきて読むことにした。すると隣に男性が来て、どさどさとパソコンを開いた。電子工学〇〇という本を手にしている。どうするのか様子を見ていた。それでその人を真似ていろいろやった。結局5時の閉館までパソコンで仕事ができて、まあよかった。ウィンドウズ95が出た時、パソコンは、「見様見真似で覚える伝統文化だ」という人もいたくらいだ。いちいち分厚い説明書なんて読んでいれないから。

5月11日(日)

●5月月例ネット句会

今日は月例ネット句会だったが、清記の書き込みの際にミスをしてしまった。入賞発表の原稿を早めに作ろうとして、それが裏目に出た。選者詠の句をコピーするつもりが、切り取ったことに気づかずそのままネットにアップした。それで混乱が生じた。おまけに15番を2句作ってしまった。

パソコンもトラブって、さっぱりだったので、すべてあきらめた。趣味なんだからと、腹をくくって一夜過ごした。

■5月月例ネット句会入賞発表■

おわび
①入賞発表が一日遅れましたことをお詫びいたします。以下に入賞を発表いたします。

②また、清記において、19~21(髙橋正子の句)22~24(髙橋句美子の句)が抜けていました。理由は入賞発表の選者詠をコピーした際に切り取ってしまったようです。
さらに、15番の句が二句ありました。
15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅/高橋秀之
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 を
→ 25.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 に番号を打ち換えます。
ご指摘くださった皆様、ありがとうございました。(髙橋正子)

             ★ ★ ★ ★ ★
■5月月例ネット句会入賞発表■
2025年5月13日
【金賞】
16.つるバラの開花弾けるように増え/上島祥子
つるバラが次々に咲き始める様子、溌溂と気高く詠まれているのがいい。作者の者を見る目が生き生きしている。また、口語俳句とし冗長さも、無理もないのがいい。(髙橋正子)

【銀賞/2句】
33.麦秋の野の果て光る燧灘/柳原美知子
麦秋と光る海の色彩の対比が美しい。下五の「燧灘」が、特別な存在を示している。広々とした風景の美しさがよく表現されている。(髙橋正子)

39.夜が明けて緑雨の音に覚める吾子/西村友宏
緑の美しい季節に降る雨の音に、敏感に反応し、目覚めた吾子を、「緑雨」と言う季語を生かして、少し客観的に詠んでいるのがいい。(髙橋正子)

【銅賞/3句】
10.花冷えのやがて暮れゆく湖畔かな/弓削和人
花冷えの湖畔であったが、それもやがて暮れていく。花時の日が暮れる湖畔が少しの寂しさをもって、情緒的に詠まれているのがいい。(髙橋正子)

28.マリア像に花捧げあり聖五月/多田有花
五月は聖母月として知られる。「花捧げあり」の表現から、敬虔な祈りを感じさられれる。静謐で清らかな雰囲気が「五月」をよく表している。(髙橋正子)

40.届くより香る花籠母の日に/藤田洋子
母の日に贈られる花籠の香りが、届くとすぐに広がる様子が詠まれ、視覚よりも嗅覚を先行させることで、花の存在感や贈り物の温かさを伝わってくる。母への感謝を受け止めた美しく優しい句である。(髙橋正子)

【髙橋正子特選/7句】
01.帰る鳥白き浅間を越え行けり/小口泰與
越冬した鳥たちが、いよいよ北方へ帰る時が来たようだ。まだ雪の残る浅間山をはるかに越えて帰って行く鳥たちに名残りを惜しみ、新たな季節の到来を思いながら、無事を祈る作者の優しい眼差しが感じられます。(柳原美知子)

10.花冷えのやがて暮れゆく湖畔かな/弓削和人
桜の咲く時期の肌寒さと夕暮れの寂しさが漂う湖畔のの様子が時間の経過とともに郷愁を誘うように感じました。(土橋みよ)

16.つるバラの開花弾けるように増え/上島祥子
次々と咲くつるバラが目に浮かび心明るくなれます。明るい季節の到来も感じさせてくれます。 (藤田洋子)

33.麦秋の野の果て光る燧灘/柳原美知子
良く実った麦畑の広がる先に燧灘が光っている。大きく豊かな景色が良く見える。(廣田洋一)

39.夜が明けて緑雨の音に覚める吾子/西村友宏
夜明けにふと目が覚める吾子に気づき、力付の5月を感じ入る。眠っているあいだに、季節が移り変わる様子をあらわしている。(弓削和人)

40.届くより香る花籠母の日に/藤田洋子
花はその色、姿も素晴らしいですが、最も印象に残るのが香りだったりします。花籠に盛られていたのはカーネーション、薔薇、百合などでしょうか?(多田有花)

22.朝顔の小さき双葉に朝の風/髙橋句美子
28.マリア像に花捧げあり聖五月/多田有花

【入選/19句】
03.風も無き沼に水輪やあめんぼう/小口泰與
動かない水面だからこそあめんぼうがいて 長閑な景色が浮かびます。(上島祥子)

05.竹皮を脱ぐや早くも天を衝く/桑本栄太郎
筍が成長し次々と皮を脱いだと思うと、早くも天を衝くほどの立派な若竹になっている。その勢いに驚くとともに、光を放つ美しい竹に新たな季節の到来を感じます。(柳原美知子)

07.丹沢の山青々と麦の秋/廣田洋一
 雪解けから若葉の山へ。山の青と金色に光る麦が丹沢に夏が来たことを教えてくれる。一句にいくつもの色が入っていて、豊かな初夏の山が浮かんでくる。すっきりしていて力強い句ですね。(吉田 晃)
麦が熟れてくるその向こうに青い丹沢の山々が見えます。故郷の風景とはこういうものかと思われます。(多田有花)

08.中空をひらり回転燕の子/廣田洋一
燕の子が早くも飛べるようになり、生き生きと中空を回転する様子に喝采される作者。燕が巣をつくってからずっと燕の子を見守られてきた温かい眼差しを感じます。(柳原美知子)

12.うつりゆく空彩りて木の芽雨/弓削和人
美しい木の芽時に降る雨は水彩画のように空を彩ってくれ、心やすらぎます。(柳原美知子)

14.歓迎の国旗と並ぶ鯉のぼり/高橋秀之
大阪万博の情景でしょうか。鯉のぼりという日本の文化の象徴と異国の象徴である国旗が並ぶ多文化共生社会の景色の面白さが感じられました。国旗は上部が固定され静かに掲げられているのに対して、自由に空を泳ぐ鯉のぼりが見事です。(土橋みよ)

15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅/高橋秀之
つやつやとした柏餅がずらりと並ぶ店頭のケース棚。思わず迷ってしまわれる心境がわかります。(多田有花)

17.薔薇薫る夜半の雨が残る朝/上島祥子
夜に雨が降りその雨滴がまだ薔薇の花びらに残っている朝です。薔薇の咲く庭に出られたらその香りが一層際立って感じられました。香りだけからでも薔薇の姿が目に浮かぶような御句です。(多田有花)

18.夏木立雨の余韻を残しけり/上島祥子
雨後の雫をこぼし光をこぼし、静かに佇む夏木立に涼しい風が渡る林。「雨の余韻」が詩的で、心惹かれます。(柳原美知子)

15→25.鋤き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃
田植えのために梳かれた田に張られた水が、時間が経つにつれて澄み、日を透かせ、山々や空を映して美しい。農作業を終えて新たな季節を迎える喜びと充実感が思われます。(柳原美知子)
田に水が入り鋤いていけばしばらく田は濁ります。それが時間経過とともに土が沈殿し再び水が澄んできます。着実な詠者の観察の目が感じられます。(多田有花)


30.楠若葉お城まつりの近づきぬ/多田有花
初夏、むくむくと湧き上がる緑の楠若葉に、恒例のお城まつりを迎えられるのですね。お城に映える楠若葉がひときわ美しく鮮やかです。 (藤田洋子)
34.鱗取る音も春らし地場祭/土橋みよ
正岡子規の句に「俎板に鱗ちりしく桜鯛」があります。 鱗掻きに散る鯛の鱗が春の陽に艶々して、春の明るさ、楽しさを感じます。作者の元気な姿を想像します。(吉田晃)

36.柿若葉弾く雨音の軽やかに/土橋みよ
柿若葉は初夏らしく明るい萌黄色で、つやがあり柔らかである。その若葉に初夏の雨音が吸い込まれていく素敵な景ですね。(小口泰與)
柿若葉の鮮やかな緑に、降る雨がいっそうみずみずしさを感じさせてくれます。軽やかな雨音に明るい季節の到来を思います。 (藤田洋子)

37.新生児検診終えて夏初め/西村友宏
春に生まれた子が問題無く夏を迎えるその嬉しさ安堵感が「新生児検診終えて」から伝わってきました。(上島祥子)

38.人形と並んでバシャリ初節句/西村友宏
赤ちゃんは男の子ですね。初節句の五月人形を傍らに新米パパが何枚も撮影されている様子が微笑ましいです。それとも本格的に写真館での一枚でしょうか。(多田有花)

41.クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に/藤田洋子
折りしも今日5月11日は「母の日」です。幼子が画用紙にクレヨンで薔薇を描き、「ママ見て見て!お花のプレゼントだよ!!。」(桑本栄太郎)
母の日のきっと一番うれしいプレゼントでしょう。どんなバラであっても素敵な思い出になりますね。(高橋秀之)
母の日のプレゼントは何を貰っても嬉しいものです。思いのこもったクレヨン画はわずか期間しか貰うことが出来ないので嬉しさひとしおですね。
幸せな気持ちになる句です。 (上島祥子)

42.父と子のボール飛び交う柿若葉/藤田洋子
柿若葉を透かす光の中で、父と子の笑顔弾けるボール遊びのひととき。明るく心触れ合うかけがえのない初夏のひとときです。(柳原美知子)

02.行く春や山語らえば川答う/小口泰與
13.目の前をひらりと右へ蝶が舞う/高橋秀之

■選者詠/髙橋正子
21.桑の実をもぎて手濡らす雨雫
雨の中にたたずむ桑の木、その葉から漂うほんのりとした香り、実をもいだときに雨の雫に触れたひんやりした感覚と柔らかい触感、そして桑の実の甘酸っぱさまで想像され、その静かな時間が経過する情景に詩的な美しさを感じました。(土橋みよ)

19.朝顔の双葉土付け芽生えたり
20.みどり児の頬がぷっくり夏近し
■選者詠/髙橋句美子
22.朝顔の小さき双葉に朝の風
発芽してまもなくの朝顔の双葉。その小さな命の輝きを優しく愛おしむ眼差しを思います。清々しい朝の風に心地よい季節感も感じ取れます。
 (藤田洋子)

24.次々と薔薇咲く淡い花の色
薔薇の花は華やかで咲き誇るという通俗的なイメージを持っておりましたので、「次々と淡い色に咲く薔薇の開花」の様子に最初はびっくりしました。しかし、薔薇は淡い色も魅力的です。華美になりすぎず繊細な色合いの薔薇が時間とともに次々に咲いていく穏やかな情景を穏やかな心持で感じられる幸せを想いました。(土橋みよ)
23.母の日に昔を想い贈り物

互選高点句
●最高点句(6点)
39.夜が明けて緑雨の音に覚める吾子/西村友宏
集計:髙橋正子
※コメントのない句にコメントをよろしくお願いします。思ったこと、感じたこと、ご自由にお書きください。

■5月月例ネット句会清記■

おわび
清記において、19~21(髙橋正子の句)22~24(髙橋句美子の句)が抜け、15番が二つありました。
15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅/高橋秀之
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃
15.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 を
→ 25.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水/吉田 晃 に番号を打ち換えます。
ご指摘くださった皆様、ありがとうございました。(髙橋正子)
                            2025年5月13日
  
            ★ ★ ★ ★ ★
■5月月例ネット句会清記■
2025年5月11日
42句(14名)

01.帰る鳥白き浅間を越え行けり
02.行く春や山語らえば川答う
03.風も無き沼に水輪やあめんぼう
04.筋白く一本通す青すすき
05.竹皮を脱ぐや早くも天を衝く
06.咲き満つや風に散り初む花みずき
07.丹沢の山青々と麦の秋
08.中空をひらり回転燕の子
09.ヌーの群れ大移動する夏の空
10.花冷えのやがて暮れゆく湖畔かな

11.春の星灯りに連なり潤むかな
12.うつりゆく空彩りて木の芽雨
13.目の前をひらりと右へ蝶が舞う
14.歓迎の国旗と並ぶ鯉のぼり
15.和菓子屋でいくつ買おうか柏餅
16.つるバラの開花弾けるように増え
17.薔薇薫る夜半の雨が残る朝
18.夏木立雨の余韻を残しけり

19.朝顔の双葉土付け芽生えたり
20.みどり児の頬がぷっくり夏近し
21.桑の実をもぎて手濡らす雨雫
22.朝顔の小さき双葉に朝の風
23.母の日に昔を想い贈り物
24.次々と薔薇咲く淡い花の色

25.梳き終えてゆっくり透けてゆく田水
26.蜂群れて島の蜜柑の白い花
27.夏潮の渦に軋んで船がゆく
28.マリア像に花捧げあり聖五月
29.空間にあやめのリズム奏でおり
30.楠若葉お城まつりの近づきぬ

31.鯉のぼり高き瀬音に尾を揚げて
32.薔薇咲いて結婚記念日亡き夫よ
33.麦秋の野の果て光る燧灘
34.鱗取る音も春らし地場祭
35.雨の夕ライブ画面の藤くぐる
36.柿若葉弾く雨音の軽やかに
37.新生児検診終えて夏初め
38.人形と並んでバシャリ初節句
39.夜が明けて緑雨の音に覚める吾子
40.届くより香る花籠母の日に

41.クレヨンの画紙にバラ咲く母の日に
42.父と子のボール飛び交う柿若葉

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。

5月10日(土)

小雨
山桑の実をもぎて手ぬらす雨雫     正子
ひるがおを疾風はたはた吹きいたり    正子
朝顔の双葉に土付け芽生えたり    正子

●洋子さんとアンソロジーの秋冬の句について電話で話す。

●母の日のプレゼントにとらやの羊羹をもらった。新茶がそろそろ。ちょうどとらやの羊羹の「おもかげ」を食べたいと思っていたところ。