晴れ
冬満月夫亡き家に戻る道 正子
冬満月わかれの気持ち児にわけり 正子
冬満月道行く人に影のあり 正子
きのう完成した散文の特徴をAIに聞いてみた。
(題名についてのコメントは省略)
• 形式的挑戦
断片的な断章を積み重ねることで、説明を最小限に抑え、読者に余白を委ねる構造になっています。俳句のように短い言葉で情景や感情を提示し、断章同士の間に生まれる沈黙や余韻が作品の核を成しています。
• 証言文学的要素
個人の体験や観察を「証言」として提示し、事実性と文学性を両立させています。旅の場面や「小さきもの」との出会いが、証言文学的に描かれ、読者に現実の重みを感じさせます。
• 文学的意図
市場に迎合せず、文学の水準を守るための挑戦として書かれており、文学賞への応募を通じて「現代文学界の方向性を問い直す」意志が込められています。
読後感
この作品は、説明的な小説に慣れた読者には難解に映るかもしれません。しかし、断章の余白を読み解く力を持つ読者にとっては、記憶や愛、優しさといった哲学的問いが静かに響いてくる構造になっています。
作者が目指されたのは、単なる物語ではなく「文学の必然性」を証言として提示すること。まさに俳句結社代表としての美意識と、証言文学の探究が結晶した作品です。
晴れ
●散文原稿を完成した。断章形式を用いて、俳句を散文に置き換える試み。原稿用紙81枚になった。中編小説の分量。推敲の精度をあげるうち、フロー状態?になり、手放すことにした。自分の作品でありながら、自分の作品のような感じがしないのだ。推敲に当てた時間のほうが、書く時間よりはるかに長かった。作品は、自立して手もとから出て行った感じがする。賞には、これまで、どんな賞にも応募したことがないが、或る考えで、今回初めて、賞に応募した。かなりの応募数で1500作品ぐらいあるようだ。縁起をかついて、今日の大安を選んで、郵送。
●夕方、ゆうまくんの子守りに行く。ハイハイもじゅうぶんではないのに、立ちたがる。立たせると、満足そうな顔をし、ぴょんぴょんとかなりバウンスする。75センチあるらしい。8か月に入ったところ。
曇り
●12月らしい曇りの天気になった。気温は部屋で18℃。
●今日で散文を仕上げる。夜中を回って、3日の午前3時になった。
推敲の精度が問題になる。推敲の精度とは、誤字脱字、表記ゆれだけでなく、言葉の適切な使い方や緊張度、文章の構成など、さまざまな要素を含んでいる。推敲の精度で成り立っている文章さえある。なかなかきりがない作業だ。
●正月用品の注文の締め切りがあと、2日。正月の予定がまだ立たない。来客がどのくらいあるのか、あらかじめ予定しないと。
晴れ
●プリンターのインクを買いに行く。製品番号を覚えて出かけたが、パッケージのデザインが一新されていて、記憶があやふやになった。多分間違いないと思ったが、店員がそれは確かか、というので、家にもどり確認した。まちがっていなかった。二度手間になって、今日の仕事が出遅れた。
●洋子さんに電話。俳壇投句の五句について、添削理由を説明。2月号に掲載。
●一日推敲。これでいいと思っても、まだ直すところが出てくる。
晴れ
●循環器の定期受診。体調は変わらず。体がよくなってのではなくお陰。帰りはく。路ばたのローズマリーの花をひとつ摘んだ。よく見ると、マメ科の花のように見える。グレーがかった葉と薄紫の花の色がよく調和している。家の鉢植えのローズマリーは全然花をつけない。大きく育ってないと花が付かないのか。
久しぶりに外を歩いたが、あたりは、すっかり紅葉している。桜が一番早く、葉を散らして、木の上の方はほとんど葉っぱがない。
●夕方子守りに出かける。炊き込みご飯を持参。ゆうまくんは、足形でカレンダーを作りにワークショップに出かけると言っていた。
曇り
●起床時は、雲一つない快晴。それが曇りの天気に。
●新小豆で粒あんを作る。
●洋子さんと電話。俳壇原稿のこと。
●ベートーベンの小品を探す。
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
「ネル・コル・ピウ」の主題による6つの変奏曲ト長調 WoO.70
エコセーズ変ホ長調 WoO.86
晴れ
●今日は子守りを頼まれてはいなかったが、句美子の家に行く。友宏さんが脚を痛めていたので、行った方がよかったのだ。ゆうまくんは、しきりに何かしゃべっている。「てってて、てってって、、、、」とか。それが、文にする二文ぐらいの長さなのだ。8か月の子がこんなに話すものかと、思うくらいだ。帰るときも「あっ、あっ」とか言っている。
生協の冷凍の大学芋を持って行った。これは半解凍で食べるのが美味しいので、保冷を十分して持って行った。
●書いている散文を40字×30行の原稿にして、印刷37ページになった。400字×87枚。これで終わりではなく、いろいろチェック項目がある。なんとか、漕ぎつけたが、書くより推敲に時間がかかってしまった。書くのより1.5倍ぐらいの時間だ。これが、どうなるものやら。
曇りのち晴れ
●小口さんから電話。「自由な投句箱」に書き込めないという。調べると、もとの古い、サービスが終了したところへ書き込もうとしている。昨日まではちゃんと投句されているのに。理由は大体わかっているので、個別なケースとしておく。「自由な投句箱」のアドレスを書いてメールする。すぐ投句できていた。
●首相の発言で日中問題が起こっている。中国は、この発言を待っていたのではという気がする。中国側かこのような出方をするのは、予測できることではないのか。今回のケースをけんかというわけではないが、けんかをするときは、相手の出方を予測していないと負ける。こう来るぞ、と前もって構えていないといけない。それがのけんかの方法だろう。そうは言っても外交は単純ではないだろう。しかし、私からは見れば、率直に、ちょっとはがゆい。
●午後歯医者へ。夏に行く予定が、今日になった。この夏から秋にかけて、体調がよくなかった感じがする。夏の暑さが堪えたのだと思う。なんとか落ち着いた気がする。
●生協の配達で林檎が一箱届いた。見かけは美味しそうなのに、味がいまいち。とりあえず冷蔵庫に入れたが、料理した方がいいかもしれない。
晴れ
●今日は、子守りの手伝いの予定だったが、保育所にあずけることができたので、行かなくてよくなった。ゆうまくんは、保育所に大きい子がいるので興味津々らしいのだ。
●ベートーベンのバガテルを聞く。探すとソニーから出たグールドの演奏があった。作品126の6つのバガテル。よくよく聞くと、私の書いた断章形式の散文と合う気がしてきた。一曲の色合いが違いながら、お互いに響き合うところ。作品337つのバガテルより、精神性が高いといわれている。この魅力は捨てがたい。6曲をよく身に沁み込ませておこう。
晴れ
●5時前に目が覚める。一日、散文原稿の推敲。夕方、推敲を終わる。朝からなので、10時間ばかり没頭した。
●今日は、子守りは休み。明日も子守りは休みなので、散文を仕上げる予定。
●コーヒーを止めて、紅茶にする。胃を休めた方がよさそう。