ドイツ旅行1990

ドイツ旅行1990


  ベルリン
 カスターニエの青き実曇天よりもげば/高橋正子

この句は、ドイツの句会に家族で招待されたときのもので、カスターニエと曇天というドイツの風土にふさわしい言葉を使って、季感溢れる風景を詠むことに成功した。この句には、季語はないが季感があって、その奥の風土と自然を捉えた。ものの本質を見たのである。日本の風土に捕らわれずに、ドイツの風土を確かな目で見た。ここがインターナショナルである。(高橋信之)

俳句による国際交流/高橋信之
http://kakan.info/nobuyuki/02/kokusai.htm


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