3月30日(水)

 不器男記念館
★詩人死してただ春風の竹葉吹く  正子
夭逝した俳人の生家を尋ねれば、自ずと死のことを思うのでしょうか。記念館には「筆始歌仙ひそめくけしきかな」の句碑があるそうですが、正子先生は竹の葉を吹く春風に詩人のささやきを感じられたのかもしれません。 (小西 宏)

○今日の俳句
水色のそらに連翹の明るい岸/小西 宏
元の句は、「水色のそら」で切れ過ぎ。感動のありどころを、論理的に詰めて表現するとリアルな句になる。水色の空であるから、真っ黄色い連翹の咲く岸がくっきりと眼前に見える。そのコントラストが美しい。(高橋正子)

◇生活する花たち「はこべ・花にら・花もも」(横浜市港北区高田町)

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コメント

  1. 小西 宏
    2011年3月21日 12:33

    鑑賞
     不器男記念館
    ★詩人死してただ春風の竹葉吹く  正子

    夭逝した俳人の生家を尋ねれば、自ずと死のことを思うのでしょうか。記念館には「筆始歌仙ひそめくけしきかな」の句碑があるそうですが、正子先生は竹の葉を吹く春風に詩人のささやきを感じられたのかもしれません。

  2. 小西 宏
    2011年3月21日 12:35

    お礼
    高橋正子先生
    「水色のそらに連翹の明るい岸」を先生の俳句日記にお取り上げ下さり、たいへんありがとうございました。