★荒星に富士の山小屋閉づるらむ 正子
星は眺める季節によって印象が変わります。「荒星」は寒さを強調した冬の星の表現。晴れ渡った夜空の冬の星は秋以上の輝きです。想像するに、河口湖で水煙大会が開催されたおり、正子先生をはじめ何人かが、富士山頂で「詩」を読むべく富士登山をされました。その折の富士山の山小屋で眺めた夏の星を真冬の空に見つけ、詠まれたのではないでしょうか。閉ざされた冬の山小屋から見える満天の冬空も想像されます。 (古田敬二)
○今日の俳句
清冽な山水流れ山眠る/古田敬二
原句は、「流して」であるが、これでは、山が片目を開けて眠っているような印象なので、写生句として添削した。山は眠っているが、それでも清冽な水は、流れ続けている。これがよい。写生は、俳句の初心。初心を大切にしていただきたい。(高橋正子)
○自宅のマンションは、横浜港北区にあって、その前を車道が東西に走っている。西へ100メートル程のところに地下鉄の日吉本町駅があり、近くには、西の方角に富士山が見える公園がある。東へは、徒歩10数分のところに慶大日吉キャンパスがあり、更に行けば、羽田空港がある。空港へは、直線で15㎞も離れてはいない。東の空には、ときおり飛行機雲を見る。町内は、季節の庭樹が楽しい。今は、梅があちこちで咲き始めた。
日当たれる平屋の家の花紅梅 正子
銀色の椿の蕾となっており 正子
沈丁花梅の蕾のみな固し 正子
○電子書籍の「高橋正子五十句鑑賞」を制作。
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○「花冠ブログ句会」のブログを「人気ブログランキング」に登録したのは、1月26日だが、今朝は、下記のようなランキングの位置となる。週ごとの集計なので、2月2日となれば、俳句・短歌のカテゴリでの1位となる可能性がある。
▼全体ランキング
芸術・人文 385 位 / 5969人中
┗人文 128 位 / 1926人中
┗俳句・短歌(割振率:100%) 6 位 / 63人中
▼総合ランキング 6182 位 / 818640人中
▽花冠ブログ句会:
http://blog.goo.ne.jp/kakan17/
○ネット短信第91号を配信。
■ネット短信No.91/2011年1月28日発信
□発信者:高橋正子(花冠代表)
□IP電話:050-3641-8827
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■□立春ネット句会/2月6日(日)開催!
http://blog.goo.ne.jp/kakan15/
■□花冠4月号投句受付/2月1日~10日!
http://www3.ezbbs.net/14/suien8/
■□花冠4月号原稿依頼!
題は、「俳句の風景」、締切は、2月10日、原稿の枚数は、400字詰め原稿用紙3枚前後です。
http://blog.goo.ne.jp/kakan18/
●新年オフ句会報
http://blog.goo.ne.jp/kakan115/
●花冠ブログ句会入賞発表!
http://blog.goo.ne.jp/kakan17/
●俳誌「花冠」バックナンバー(電子書籍)
http://kakan.info/km/
●高橋正子の俳句日記(ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/kakan02/
●インターネット俳句センター
http://suien.ne.jp/haiku/
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荒星に富士の山小屋閉づるらむ 正子
星は眺める季節によって印象が変わります。
「荒星」は寒さを強調した冬の星の表現。
晴れ渡った夜空の冬の星は秋以上の輝きです。
想像するに、河口湖で水煙大会が開催されたおり、
正子先生をはじめ何人かが、富士山頂で「詩」を読むべく富士登山をされました。
その折の富士山の山小屋で眺めた夏の星を
真冬の空に見つけ、詠まれたのではないでしょうか。
閉ざされた冬の山小屋から見える満天の冬空も想像されます。