★長き柄の団扇の風のぱっさぱっさ 正子
涼風を生じさせてくれる団扇。長き柄とあるので大きい団扇なのでしょうか。下五を「ばっさばさ」としないで「ばっさばっさ」としたところが何ともユーモラスな感じがしました。余談ですが、私が子どものころ、七輪でおかずを炊いていましたが、その時火をおこすのに団扇を使っていたことを思い出しました。(井上治代)
○今日の俳句
雲の影過ぎて夏山緑濃し/井上治代
雲の影が落ちているときは、夏山の緑も暗くなっているが、雲の影が行き過ぎると、暗さが掃われ、青々とした緑となる。まさに夏山の色である。(高橋正子)
◇生活する花たち「山ぼうし」(横浜日吉本町)
コメント
お礼と好きな句
お礼
正子先生
「夏山」の句を7月3日の俳句にお選びくださり、丁寧な句評をありがとうございました。
好きな句
長き柄に団扇の風のばっさばっさ
涼風を生じさせてくれる団扇。長き柄とあるので大きい団扇なのでしょうか。下五を「ばっさばさ」としないで「ばっさばっさ」としたところが何ともユーモラスな感じがしました。余談ですが、私が子どものころ、七輪でおかずを炊いていましたが、その時火をおこすのに団扇を使っていたことを思い出しました。
お礼/治代さんへ
団扇の句にコメントをありがとうございました。私も七輪を団扇で扇いで、魚を焼いたり、とうもろこしを焼いたりしました。実用にもですが、絵柄など面白いのやきれいなのがあって、団扇が大好きです。天狗の羽団扇なども欲しいものの一つです。ぱっさぱっさは、天狗の団扇のイメージを楽しんだものです。