9月17日(木)

俳句
黄昏の一気に寄せて虫の声
虫の声鈴音のごときが地にころがり
鶏頭の立ったる土の乾ききる
ほうれん草お菜に茹でて暮れ早し
何事も思わず今夜の秋刀魚買う

晴れ
○11月号の原稿書きと編集。目次、後記、裏表紙、表紙を除いて出来上がり。日曜日に入稿の予定。

○わが子曰く。「首相になるのは、みんな年寄りだね。60過ぎないと、いろいろ分かってないことがあるから、首相になれないのか。」と。

○鳩山総理はじめ、閣僚の方々、さすがうれしそうで、緊張しておられる。総理も菅さんも私とは同じ年。戦後生まれの宰相は、初めてではないかと思うが、このことは、誰も話題にしない。戦後民主主義はどうか、明らかに問われるであろう。著名人のアメリカナイズした思考に、唖然とすることも多い。まるで、鹿鳴館時代、ジャポニスムの外国人の日本理解と同じなのだろうかと、思うこともしばしば。珍妙で、滑稽であるけれど、それを、珍妙で、滑稽と感じない世代があるところに、現代がある。


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