俳句
○晴れ。満月。
○花冠創刊号の作品7句の選を始める。創刊号の投句締切は10月末日。
○12日付け日経文化欄で亀山郁夫氏の文章「ペテルブルグの48時間」を読んだ。罪と罰、カラマーゾフの兄弟の訳ですでに有名なロシア文学者で、東京外大の学長だが、読んで抵抗なく身に入る。というより、小説のように読ませる。言葉に納得する。
言葉はどこから生まれるか、ときどき考えてみたりするが、言葉は言葉が言葉に触れるときに、先ずは生まれると思っていいのだろう。英語を話す場合、アメリカ人と話したほうが、他の英語を話す、たとえば中国人とか、ドイツ人とかよりも、英語がスムーズに出てくる。よい文章を読めば、よい言葉が出てくる。難しい本を読めば、難しい言葉を思いつく。文学的なら文学的な。言葉は脳の引き出しに入っているのだろうが、ある言葉に触発されて、その引き出しが開けられるような気がする。
コメント