●河野啓一
庭桃を惜しまず剪りて雛祭り★★★★
庭に桃の花が咲き、喜び、嬉しく思っている。大切な庭の桃の花ではあるが、雛祭りとなれば、惜しまず剪って飾る。雛のため、小さいころの愛嬢のためにでもあろう。(高橋正子)
花菜活け日差し明るき子供部屋★★★
囀りの飛び交う丘を透かし見る★★★
●迫田和代
里の駅一本の道草萌ゆる★★★
一つだけ和紙からはみ出る雛あられ★★★
丘に咲く水仙の香に惹かれ★★★
●小口泰與
大木の根方の雪の解けにけり★★★
まんまるの雪解の根方青き空★★★
榛名富士いただき春の利根河原★★★
●桑本栄太郎
青空のあお極め居り野梅かな★★★
木々の枝と葉の煌けり春日照る★★★
山里も嶺も煙るや黄沙降る★★★
●多田有花
咲き初めし椿に蕾たっぷりと★★★
下萌に防火点検消防士★★★
観梅の人と語りし真昼かな★★★
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コメント
お礼
信之先生、正子先生
3/9の投句に★印によるご指導と嬉しいご句評を賜り、まことにありがとうございました。今後共ご指導宜しくお願い申し上げます。