雨、のち曇り
●今朝起きるや、きのう早朝に崖っぷちの公園で会った人をふと思いだした。初めて出会う人だったが、少し遠くから散歩に来たようだった。ご主人が91歳で老衰で入院中とのことで、いつ何があるかわからないから、外出がままならないと話してくれた。
一緒に帰ることになった道で、「ご主人のことを思い出しますか。」と聞かれた。信之先生が91歳で亡くなったのは、1年と1週間前。「思い出す」ほど遠い話ではない。記憶にもまだなっていない気がする。「思い出すってほどのことはないですけど。」と答えると、その人は「今朝は話して、気持ちがすっとした。」「またお会いできるといいですね。」と言って坂道を下って行ったのだった。
●花冠371号の雑詠の選をはじめる。
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